遊ぶ(その4)  M-26    No61         07830()

 

(0) 火星人マルス。

(1) 水平な机に置いて前方から糸で引いたり、 緩やかな斜面に置いたりすると、 歩きだす<火星人マルス>という玩具があります。

(2) <つくってあそぼ>というNHKの番組で、 これに似た「装置」を作っていました。

  折紙程度の薄い紙に円を描き、 これを切り取って二つに折ります。 図のように細長い扇形を切り取ります。 これを斜面に置いて揺らすと、 歩いて降りるのです。

(3) 扇形の長さや幅をいろいろに変えて、歩き方を探ってみましょう。

  種々の紙で作ってみましょう。 厚紙や腰の弱い紙は具合がよくないようです。

(4) 遊んでいると、 このモデルが歩く理由が見えてきます。

 

[蛇足]

[1] <つくってあそぼ>は、毎週火曜日の1030分から15分間放映される、 幼児向けの番組ですが、 参考になることがあるので、毎回見ています。 

[2] <火星人マルス>については、 <おもちゃの科学@>戸田盛和著(全6巻)に次のように書かれています。 

  昔から斜面をカタカタと歩いて降りる動物のおもちゃがある。 数年前には、 赤い変な人が二人つながっていて、 おもりに引かれて机の上をカタカタと歩く、 いわっゆる火星人というおもちゃが流行した。 (1970年記録)

[3] 写真は100円ショップで買って来たものですが、 スムーズに動くように工夫をするのが、 また楽しいことです。火星人を少し横に揺らせたり、 おもりの糸を振動させたり、 紐の途中に輪ゴムを入れたり、 いろいろやってみましたが…。    戸田さんは, 火星人をヤジロベイにする工夫を述べています。

[4] Marsは火星、或いは、火星人。どうして、この人形が火星人のかは解りません。
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火星人モデル NHK作 火星人 火星人のヤジロベイ 戸田盛和作