はじめての海外旅行(シカゴ編)

HOME > とほほの不定期日記 > はじめての海外旅行(シカゴ編)
1998年9月13日版

はじめての海外旅行

8月23日〜31日に、米国・シカゴに海外出張をしてきました。恥ずかしながら、これが私のはじめての海外旅行になります。「旅行」というと会社の上司に怒られてしまいそうですが、検索キーワードとしてはやはり「旅行」としておきたいということで・・・・。

出張のメンバは6人でしたが、旅慣れている人が多いので、他のメンバには「そのくらいは知ってるだろう」ということでも私にとっては「初めて知った!!」の連続でした。旅行記と交えてちょっと紹介します。


旅行の準備

「地球の歩き方」はやっぱりいいよね

本屋に行くと必ず置いてあるこのシリーズ。海外旅行に関する情報満載。「ヨーロッパ」「アメリカ」「ニューヨーク」「シカゴ」など世界の主要な地域、国、都市それぞれに本が出版されている。WEBでもかなりのノウハウが紹介されているのを知ったのが帰国後だったのが残念。 http://www.arukikata.co.jp/gio/

ビザってVISAカードのこと?

パスポートは訳あって、4年ほど前に取得していた。一度も使用しないまま持っていたので、有効期限切れの前に使えてよかった。昔はビザとVISAカードの区別もついていなかった(本当)が、米国への短期間の観光・商用であればビザも不要らしい。これくらいは知っている。

国際免許証

出張先で運転するかもしれないとのことなので、国際免許証を取得しておいた。パスポートと免許証と手数料(3000円くらい)と写真を持って近場の免許センターへ。免許証の有効期限が1年以上必要らしい。写真も通常の免許更新よりも大き目(5cm×4cm)が必要だった。窓口に提出してわずか1分で交付してもらえた。

眼鏡貸してください

旅行記とは関係ないのだが、免許センターで若いお姉さんに「すみません。視力どのくらいですか?」と聞かれた。よく話を聞いてみると視力検査に引っ掛かってしまったので、眼鏡を貸して欲しいとのこと。とりあえず貸して上げて10分ほど待ったところ、「助かりました〜」とにこにこしながら帰ってきた。

ホテルの予約に失敗!?

ホテルの予約は会社からFAXで行ったが、いつまで待っても返事が返ってこない。英語で電話をかけるのも恐いので、再度FAXを送ろうとして・・・FAX機に海外ボタンがあることに気づいた。が〜ん!! FAXの形式が異なるのか、海外にFAXする場合はこのボタンを押しておかないと駄目な場合があるらしい。送信記録を見てみるとやはり、送信失敗になっていた。おかげで、目的のホテルの予約はとれず、近場のホテルを予約することになった。

PEXってなんですかぁ?

会社の旅行代理部門にチケットをお願いすると「PEXでいいですか?」と聞かれた。なんだそりゃ?聞いてみると、正規の割安運賃なのだそうだ。会社の出張なので、格安航空券はあまり利用しないらしい。

今回持っていったもの

今回の出張で持っていったものを紹介する。ハードケースのトランクに着替え、簡易スリッパ、ビニール袋(洗濯物入れ+α)、永谷園のあさげ、緑茶パック、仕事関係の書類。ショルダーバッグに財布(米国$)、3つ折の傘、カメラ、翻訳機(後述)、ノート、暇つぶしの小説。ズボンの右後ポケットに財布(免許証、クレジットカード、日本円、米国$)、ズボンの左後ポケットにパスポートと航空券、胸ポケットにボールペン(これが結構役にたった)。

持ってったお金

海外旅行にはよくトラベラーズチェックが利用されるらしいが、今回は、現金300ドルとクレジットカード(VISA)しか持っていかなかった。最近は、公衆電話やガソリンスタンドの給油までクレジットカードでできるらしい。海外でも引き出しができるキャッシュカードなんてのも(予め手続きが必要)便利だったかな。

さて出発

ぐぅぐぅぐぅ・・・

さて出発。もし、向こうで事故にあったら、日本の風景を見るのもこれが最後かな・・・なんて思う暇もなく、電車の中で爆睡してしまった。もう少しで成田から電車に乗ったまま引き返してしまうところだった。

成田空港は航空会社によって降りる駅が違う!?

京成線の場合、アメリカン航空利用者は終点の「成田空港」で下車だが、航空会社が違うと、ひとつ手前の駅(第2ターミナル)で降りるらしい。知らなかった。成田空港の公式ホームページはこちら。 http://www.narita-airport.or.jp/airport/

空港使用料ってなんじゃ?

余分な日本円は持って行かないようにしようと、最低限の交通費+αを持って出かけたのだが、成田空港から出発する際は「空港使用料(2040円)」というのをとられるらしい。知らなかったぁ!! もう少しで帰りの電車賃がなくなるところだった。

空港到着は余裕が必要

混んでいたのか、出国手続きをするのに1時間以上もかかってしまった。ピークの時はもっとすごいかも。十分すぎるほどの余裕を見て出発して正解だった。(電車で寝過ごしていたら乗れないところだった。ふひゅー。)

飛行機の中

成田からシカゴまでは12時間くらい。12時間なんて長いなぁと思っていたが、夕食と夜食と朝食を食べて、映画を2〜3本見て、うたた寝して、となりに座った、日本語を少し話せるペルー人のおっちゃんと話していたらシカゴについてしまった。

ペルー人のおっちゃん

お国柄なのか、隣の席のペルー人のおっちゃんはやたらと元気。スチュワーデスさんの名札を見て「イクコさん、アリガトウ!!」と騒いだり、夜食を2人分食べてしまったり。5年間日本で働いていたが、仕事が無くなってペルーに帰るのだそうだ。13歳だった長男もすでに18歳だとか。スペイン語を少し教えてもらった。

シカゴ到着

戦闘機のお出迎え

シカゴのオヘア空港に着いたら、窓の隙間からF14みたいな戦闘機が飛んでるのが見えた。さすがアメリカだなぁ。しかし、後から聞いたところによると、この日はシカゴの航空ショーの日だったそうだ。もう少し早く行っていればブルーエンジェルスも見れたらしい。残念。わずか0.3秒だったがアメリカの航空ショーも見学できたと思い、自分を慰めた。

シカゴの時差

米国には、東海岸、中央、山岳地、太平洋などの時間帯があり、1時間ずつずれているらしい。シカゴは中央区なので日本とは15時間の時差。しかし、夏の間は「夏時間」と言って時計を1時間ずらして生活するので、この季節は14時間の時差となるらしい。ややこしいぞ、アメリカ!! とにかく、「2時間進めて昼夜逆転」と覚えることにした。

レンタカー

空港に着いたらレンタカー屋のバスでレンタカー広場に行き、6人で2台のレンタカーを借りた。一路シカゴ市内に向かうが、案の定、全然違う方向に走ってしまい、あわてて引き返す。

レストラン

レストランに入る

海外で始めてレストランに入った。「ハウメニ?」と聞かれたので「フォー」とか人数を言う。「スモーク?」と聞かれれば「ノー・スモーク」とタバコを数か吸わないか言う。ここまではOK。

メニュー

問題はメニュー。さっぱり分からない。海外旅行に慣れたメンバに聞くと、「Entree(アントレー)」と書いてあるのがメインディッシュで、この中から1品選ぶのが無難だそうだ。

注文は少なめに

米国人は体も大きい分、食べる量も多い。当然、料理の量も多い。Entreeを注文すると、バスケットに入ったパンは勝手に出てくるようだ。時にはスープも出てくることがある。注文は控えめにしよう。旅慣れたOさんはスープとサラダしか注文しなかったのだが、スープはたっぷり、サラダの上にハムや鳥肉がたっぷりのっていて、これだけでメインディッシュとなってしまう。これにパンがついてきて、みごとバランスの良い夕食になってしまった。

スーパーサラダ

あまりお腹は空いていないので、スパゲティだけを注文したのだが、それでもパンはついてくる。さらに「スーパーサラダ?」と聞かれるので、店の自慢サラダなのかな?と思いながら「ノー、ノー」と答えたが、しつこく聞いてくる。どうやら、スープかサラダもついてくるので、「スープ・オア・サラダ?」と聞いていたらしい。(^_^;) また巨大なスープがくると難儀するので、とりあえず、サラダを注文したが、でてきたのはやっぱり巨大な皿の「スーパーサラダ」だった。

支払い

米国のレストランはレジではなく、テーブルで清算するところが多いらしい。最初、よく知らなかったので、「Bill, please」と言ったら、「Beer?」と聞き返されてしまった。米国では bill ではなく check というらしい。恥ずかしながら初めて知った。「Check, please」と言うと勘定書を持ってきてくれた。

チップ

tip とか gratuity とか書いてある個所にチップの金額(15%くらい)を記入して、料金と税金とチップの合計をテーブルに置いて店を出ればよいらしい。クレジットカードを使用する場合は、チップの額を記入してカードと共に渡せばOK。最初から service とか gratuity として料金が明記されている場合や、service included と明記されている場合はチップ不要。

英語

私の英語力

私自身の英語力は、TOEICで495点が最高という程度。はっきり言って、ビジネスではまだあまり通用しない。特にヒアリングが得意ではないので、仕事の方はあまり...(会社には黙っておこう)。でも、それでも、一人歩きで観光地を歩き回るくらいはなんとかなるもんだなと思ったな。

ワラーって何? マーターミーディアって何?

水は「ウォーター」と言うよりも「ワラー」と発音した方が通じやすいというのはよく聞く。「マクドナルド」も「マック・ドゥ・ナッド」だそうだ。会議で「マーターラングル」という言葉がよく出てきたのだが意味が分からないでいたら、「マルチ・ランゲージ」のことだった。「マルチメディア」も「マーター・ミーディア」と発音していた。うーん、わからんぜ。ちゃんと「マルチメディア」と発音してくれんかなぁ。(おいおい)

基本は "I want to ..."

大して英語もできないのに、テキストで覚えた英語で "Would you tell me ..." なんて話し掛けると痛い目にあう。そこそこ英語が喋れるんだと誤解されてしまって "☆○△◇☆...." なんて、早口で答えられてしまう。

日本でも、外国人から「あのー、すみませんが、○○への道を教えていただけませんか?」なんて聞かれたら、「いやー、僕もここら辺は始めてなんでよく解からんのですが、この道をちょっと行って...」なんて答えてしまうよね。

"I...I want to go to ○○!" と始めに吃りながら喋って、私は英語はあまり解らないんだ〜。と強調すると、簡単な単語でゆっくりと答えてくれるので安心。(^_^)

英語はこれで覚えろ

ビジネス戦力にならない私が言うのも恥ずかしいのだが、最近の私の英語の勉強方法について紹介。

SCREEN PLAY: 大型書店で売っている映画の台本。左ページに英語の台詞、右ページに日本誤訳が書いてある。自分の好きな映画を選んで、その映画を見ながら、台詞を覚えていけば、生きた英語が覚えれるし、退屈しないし、かなりオススメ。映画を選ばないと、ちょっとアクの強い英語を覚えてしまうのが難点。私が選んだのはとりあえず「インディペンデンス・ディ」。

AFN: 昔はFEN(Far East Network)と言っていたが、最近はAFN(America Forces Network)に名前が変わっていた。AMラジオで聞ける米軍放送。まだ、聞いてもよく解らないけど、耳を慣れさせるくらいには使えるかな。

翻訳機: 英和と和英の電子辞書。セイコーのTR-7700。2万円くらい。あんまり安物を買うと「予約する」を調べようと思っても「reservation」しかでてこず、「make a reservation」がわからなかったりするのだが、こいつは分厚い辞書の内容がほとんどそのまま収録されているので、オススメ。頭の中で考えていることを全部英語に置き換えることを試みながら、解らない単語をこいつで調べたりした。ちょっと目には、モバイル端末みたいであまり恥ずかしくないというのも利点!?


シカゴ観光

シカゴ観光

仕事関係での出張なので、それほど見てまわることはできなかったが、金曜日の午後に少し時間がとれたので、単独行動で産業科学博物館とシアーズタワーに行ってきた。

スタッフド・ピザ

シカゴの名物がスタッフド・ピザ。スタッフは詰めるの意味。丸い和盆のような形をしたピザで、野菜やチーズがボリューム満点に詰められている。これはとても美味しかった。通常のピザよりも厚みがあるので注文の際には注意。バスの中で陽気なおっちゃんに「おまえはシカゴが好きか?」と聞かれたが、「好きだ。スタッフド・ピザ美味しかった」と答えたらものすごくご機嫌になってくれた。

産業科学博物館

シカゴのダウンタウンからバスで20分くらいの所にある「MUSIUM OF SCIENCE AND INDUSTRY」は、ワシントンの航空博物館に次いで、全米で2番目に客の多い博物館だそうだ。アポロ8号の地球着陸ポッドの現物、人体の輪切りの現物、第二次世界大戦のUボートの現物などなど....

シアーズタワー

シカゴの中心部にあるシアーズタワー(110階、443m)は、通信販売会社の本社ビル。1万2000人がこの中で働き、店や住居もある。103階は展望台になっていて$6.75で登れる。世界一番だと勘違いして行ったので、「世界一のオノボリさん」の称号を得たと喜んでいたが、'96年にクアラルンプールのペトロナス・ツイン・タワー(450m)に抜かれていたのを知り、ちょっとがっかり。

電話・電話・電話

1-800-HAIR-CARE???

アメリカのCMを見ていると、電話番号に 1-800-HAIR-CARE なんていうのがでてくる。1-800 というのがフリーダイヤルの番号らしいのだが、HAIR-CARE って何? 聞いてみると、電話の番号にそれぞれ、アルファベットが割り当てられており、HAIR-CARE をダイヤルするとそれに対応した番号がダイヤルされるのだそうだ。

誰か公衆電話のかけ方を教えてくれ

公衆電話を使おうとした。近距離電話なので5セント硬貨を4枚ほど(30円弱)入れてダイヤルするが繋がらない。電話番号はあっているのになぁ。よく見てみると、アメリカの近距離電話は35セント固定料金なのだそうだ。25セント硬貨1枚と5セント硬貨2枚で...繋がった。

誰か国際電話のかけ方を教えてくれ

第一の挫折: ホテルの部屋からかけようとしたが、近距離電話、長距離電話のかけ方は書いてあるものの、国際電話のかけ方が書いていない。おそらく、長距離電話のArea Codeに011を加えればよいとは思うのだが、部屋からかけると25%ものサービス料をとられるので、公衆電話を捜しに行く。

第二の挫折: カードでかけられる電話があった。クレジットカードでもよいそうだ。さっそく、VISAカードを差し込んでみるが使えない。カードの方向をいろいろ変えてみるがダメ。どうやら、Master CardはOKだが、VISAはダメらしい。ガーン!!

第三の挫折: 仕方なくコーリングカード(テレフォンカード)を買いに行く。$6.75で15unit。さっそく先程の公衆電話に差し込んでみるがダメ。店に戻って理由を聞いて見るとにっこり笑ってカードの裏のシールをコインで削り取ってくれた。この作業が必要だったらしい。なるへそ。

第四の挫折: 今度こそと思い、再度カードを公衆電話に差し込んでみるがダメ。近くの人に聞いたら、「これはAT&Tの公衆電話で、私のもっているのはMCIのコーリングカードだからダメ。」らしい。ガーン!!

第五の挫折: 向うにある公衆電話からかけたらいいよと言われたので行ってみたが、それは使用中。空くのを待ったが、これがまた長電話。とうとう夕食の約束の時間がきたので、とりあえずあきらめて夕食に。

第六の挫折: 夕食後、今度こそと思って、その公衆電話に行ってみた。が、なんと、カードの差し込み口が無い!! ガーン!! ガーン!!

第七の挫折: いったいこのカードはどうやって使うんだと、もう一度カードを買った店に行ってみることにした。しかし、すでに閉店していた。ガーン!! ガーン!! ガーン!!

第八の挫折: ホテルのベルボーイに助けを求めると、受話器をあげて、カードの裏を見ながら暗証番号を入力しはじめた。どうやらこのカードは差し込んで使うものではなく、フリーダイヤルにかけた後、コインで削りとった部分に書かれている暗証番号を入力して使用するものらしい。 ようやく日本に連絡がとれると思ってわくわくしていたら、ベルボーイのオニイサン、何度かトライした後、「アイムソーリー。アイキャント。」とあきらめてしまった。ガーン!! ガーン!! ガーン!!の30乗!!

ようやく成功: フロアマンが諦めて去って行った後に、もう一度自分でトライしてみる。まず、カードに書かれたフリーダイヤルにかけて、暗証番号を入力すると、なんとかの場合は0、なんとかの場合は1を押せと言っている。カードに書かれた説明と違うじゃないかぁ。恐る恐る1を押して、011-81-3-37....とダイヤルすると........ようやくつながった。(^o^)


帰路

オーバーブッキング発生!?

1週間のシカゴ生活を終え、帰りの飛行機に乗ろうとオヘア空港に向かった。ところがここでアクシデント発生!! 話には聞いていたが6人のメンバ中2人(S氏とOさん)がオーバーブッキングで飛行機に乗れないとのこと。たまたまNorth West航空がストライキをやっていたので、その影響もあったのかもしれない。海外旅行の場合こういうケースは結構多いそうだ。 飛行機に乗れない人には、翌日の同じ便の席と、当日のホテル(Hilton)代、3食の食事券、1000ドル分の航空券がもらえるとのこと。

どうしても日本に帰らなくっちゃ・・・

搭乗チケットをもらえなかったのはS氏とOさんだったが、S氏から「実は・・・」と相談を持ち掛けられた。聞いてみると、彼は、会社にはまだ公表していないが1週間後に結婚を控えているらしい。先方との打ち合わせがあり、どうしても今日中に日本に帰らなくてはならないとのこと。これはめでたい。喜んで居残り組を代わった。観光時間が1日延びるし・・・

かばんが無くなった!?

後に残されたOさんと私。シカゴ美術館でも見に行こうかと話しながらカバンを受け取りに行くと、Oさんのかばんが無い!! 間違えてカバンだけ成田に飛んでいってしまったか?

受け付けのオバチャンに聞くと「調べてみるので、あと20分したらまた来てくれ」とのこと。20分経ったので行ってみたらオニイチャンに代わっていて、「今見つかったから、今持ってくるから5分まってくれ」とのこと。さらに5分待って行ったが「もうちょっと、もうちょっと・・・」と30分くらい待たされた。さらに待ってもう一度行くと、またオニイチャンが代わっていた。「カバンは?」と聞くと「どこにあるのか解らない」とのこと。

ちょっとキレそうになって、映画の中でしか聞かないような台詞がいくつも頭蓋骨の中を跳ね返った。とりあえず、「もう待てないから後でおまえらがホテルまでもってこい」と言ったがそれもできないという。きっと、こうした苦情を沢山聞くので、受付人はころころ変わるし、自分の対応時間さえ凌げばいいから「あと10分したらまた来てくれ」なんて言うのだろう。

結局、カバンが無いまま翌日日本に帰国。カバン待ちで時間がつぶれて、結局観光もできなかった。カバンは成田に帰った時に出てきて、受け取ることができたらしいが、この1件で、私は二度と「アメリカン航空」なんか使うもんか!! と思ったな。


番外編

Hiltonホテルの夜

オーバーブッキングで帰れなかった日はアメリカン航空の費用でHiltonホテルに泊まったのだが、夜中に隣部屋のカップルの声で起こされてしまった。"Oh! Oh! Coming. Coming." ...とかなんとか。無茶苦茶声でかい。(*^_^*)。うーむ、まさか、洋モノの生の声を聞く目に会うとは思っていなかった。日本は「行く」のに、欧米人は「来る」というのが思想の違いだか、なんだかしらないが面白いな...と思っているうちに静かになった。ふぅ。

...とまぁ、そんなこんなで、約1週間のシカゴ出張を無事帰ってきました。最後のかばんの1件さえなければよい1週間だったな。無事だったし。今は、オーバーブッキングの詫び料としてもらった、1000ドル分のアメリカン航空チケットの使い道に頭を悩ませています。アメリカン航空だもんなぁ。使い道ないよなぁ。

Copyright (C) 1996-1999 とほほ
http://wakusei.cplaza.ne.jp/twn/mono05.htm