モドルススム
連続ネット小説 ポップの扉U
第3話ヨコスカ・シティ
第4話とらわれた自尊心

海を見つめる少女がひとり。全身が震えている。
涙目の奥には失った舅心が張り詰まった怨念を
切り開くが如く真っ赤なチョコスティックを握っている。
彼女は自分自身の包囲網を打破した。
未来の扉は閉ざされたままコッチを向いている。
「おはよう」かすれた声は天地を揺れ動かす。
彼女は自分に似たぬいぐるみをまっぷたつに切り裂いた。
「おはよう」また彼女の声だ。
世の中余計なモノが多すぎる。切り裂きたい気分。
でもアンチテーゼは譲れない。
永久に続く永久がまた「おはよう」と言う。
浜風が鳴り響く22時。
彼女は自分自身の声さえも消したい気分になり
自分自身の母性本能に「ありがとう」心の嘆き3分前。
最終列車5分前。「チョコスティックくれないですか?」
コスモスは不意に彼女に問いかけてみた。
よく見ると彼女はテニス部主将のリカだった。
「ありがとう」「さようなら」彼女は泣いていた。
つづく

普段は髪を束ねているリカが今日は髪を下ろしていた。
今日のリカはとってもセクスィー。
とりわけモってめちゃデジャヴー。
コスモスは胸の中でそう呟くと
その場で自分の眉毛を全て剃り落とした。
これで気が済むならお前自身の大海原にダイヴしたい。
偶然のマゾヒストはそんなもんさ。
訳の分からない言動を繰り返すコスモスに
見切りをつけたに見えたリカは海にリボンを投げ捨てた。
「大きなジャングルさようなら」私は未来を信じて生きていく。
これがラストテイクよ。リカはお気にの歌を歌い出した。
その歌声は海の塩をカルシウムに変えた。
白く微睡みだした海水は生きてゆく希望に満ちていた。
ちっぽけな明日なんていらない。リカは再び歌い出した。
コスモスは耳を傾けその美しいハーモニーを聞いていた。
いつしかふたりは浜辺をバックに寄り添っていた。
それを見ていた愛はちょこっと照れながらも
槍の標準をふたりの心臓に確実にセットアップしていた。
つづく
この小説の主人公
お断り
名前 コスモス 性別 男子 この小説はフィクションです。この小説に出てくる個人名、団体名、企業名などはすべて架空のモノです。同じような名前が実在したとしても一切関係ありません。
年齢 14才 職業 中学2年生
星座 水瓶座 血液型 O型
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