オロチを識別するキーワード
ネガティブな歌詞、楳図かずお、ファミコン、 ダイナマイツ、ジャックス、フィンガー5、うしろゆびさされ組、Amaj7
オロチとは?
オロチの音楽性
オロチレーベルの社長“オロチ”(個人名)のソロユニット名。 って言っても、オロチ社長が一人で宅録してるだけで基本的にはライヴは行わない方針だ。
オロチ氏はファミコンコレクターとしても有名で、謀図かずおマニアでもある。アングラ大好き人間 と思われがちだが、実像は全く逆で松田聖子が好きという普通の人間だ。
オロチ社長は昔から大のGS好きで、ゆりかご時代から タイガースを聞いていたという・・・初めて買ったCDはジャックス(日本語ロックの先駆者バンド)で、 高校に入ってからはナゼか洋楽思考になり、これまたナゼかラップミュージックにはまり、 アトライブとか聞いていた。しかし、いつしか限界を感じ、70年代歌謡曲マニアとなり、 リサイクルショップで売っている30円くらいのレコードを買いあさった。特に筒美京平の曲が 大好きだ。今は今の歌謡曲とかも聴くし、ヴィジュアル系とかも平気で聴く。
基本的に何でも自分でやらなきゃ気が済まないので、そのとき気に入ったアーティストのイイところだけ ををパクって、「こんな事は誰にでもできる」ってことを証明しているらしいが、けっこう本気で作って いる。楽曲は、いたってポップ。一昔前、渋谷系と呼ばれていたモノに近い。むしろそれよりも、さらに 70年代歌謡曲風で世俗的、退化的で目指すは郷ひろみだとか・・・
オロチ的解釈
オロチの曲でなんとも印象的なのは 気味の悪いくらいポップな楽曲にのせられた、とんでもなくネガティブな詩であろう。 それは「ポジティブな詩ほどカッコ悪いものはない」というオロチ氏の反骨精神なのだろうか・・・ それとも、絶望感の中にだけ安心感を得られるという逆説的な思いからであろうか?とにかく、 わざとらしいくらい(わざとだが)ネガティブである。
かといって「殺してくれ」みたいな陰湿な表現は全く出てこないし、逆にポジティブにさえ聞こえる。 言葉の選び方も慎重で、ところどころに出てくる非常に生活観のあるフレーズが幻想的に聞こえたりする。 とてもじゃないがレモンフーリガンの曲や特撮の曲(キャラメル)を作っているヒトと同一人物とは 思えない。
(文章:キリカブ)