「ハウンドドッグテイラーが好きです。でも、アルバートコリンズがもっと好きです」（by makster 引越センター）
あほなこと言ってる場合じゃない。 ハウンドドッグテイラーってほんと型破り。めちゃくちゃかっこいいし、ひずみすぎたギターの音に惚れっぱなしです。 驚くことに、ハウンドドッグテイラーのレコードを私に貸してくれたのは、オーストラリア留学時の高校の音楽の先生です。 なんと、すばらしい音楽の先生でしょう。貸してくれたのはライブアルバムでした。衝撃的な体験であるとともに、先生に感謝。 日本の音楽の先生もこのくらいのことしてほしいです。俺が、音楽の先生になればいいのかな。

HOUND DOG TAYLOR AND THE HOUSE ROCKERS, 1971

 SHE'S GONE
 WALKING THE CEILING
 HELD MY BABY LAST NIGHT
 TAYOR'S ROCK
 IT'S ALRIGHT
 PHILLIP'S THEME
 WILD ABOUT YOU BABY
 I JUST CAN'T MAKE IT
 IT HURTS ME TOO
 44 BLUES
 GIVE ME BACK MY WIG
 55TH STREET BOOGIE

NATURAL BOOGIE,1973

 TAKE FIVE
 HAWAIIAN BOOGIE
 SEE ME IN THE EVENING
 YOU CAN'T SIT DOWN
 SITTING AT HOME ALONE
 ONE MORE TIME
 ROLL YOUR MONEY MAKER
 BUSTER'S BOOGIE
 SADIE
 TALK TO ME BABY
 GOODNIGHT BOOGIE

*BEWARE OF THE DOG (RECORDED LIVE!)(AL 4707), 1976

SIDE A
 GIVE ME BACK MY WIG
 THE SUN IS SHINING
 KITCHEN SINK BOOGIE
 DUSUT MY BROOM
 COMIN' AROUND THE MOUNTAIN
SIDE B
 LET'S GET FUNKY
 ROCK ME
 IT'S ALLRIGHT
 FREDDIE'S BLUES

　私にとってHOUND DOGとの衝撃的な出会いをしたのがこのアルバム。 ブルースに対する、そして音楽に対する考え方をすっかり改められました。 ギターも歌もワイルドすぎるし、バックの演奏もファンキーすぎてコメント不可能です。 今でもGIVE ME BACK MY WIGが大好きで、時々ライブでも歌います。

*GENUINE HOUSEROCKING MUSIC (AL 4727), 1982

SIDE A
 AIN'T GOT NOBODY(3:30)
 GONNA SEND YOU BACK TO GEORGIA(5:03)
 FENDER BENDER(3:01)
 MY BABY'S COMING HOME(2:54)
 BLUE GUITAR(3:38)
SIDE B
 THE SUN IS SHINING(5:31)
 PHILIPS GOES BANANAS(2:36)
 WHAT'D I SAY(2:53)
 KANSAS CITY(3:49)*
 CROSSROADS(2:22)

HOUND DOG TAYLOR,GUITAR AND VOCALS
BREWER PHILIPS,GUITAR AND VOCAL*
TED HARVEY,DRUMS
 

*RELEASE THE HOUND (ALCD 4896), 2004

 1.WILD ABOUT YOU BABY
 2.SEN-SA-SHUN
 3.SHE'S GONE
 4.IT HURTS ME TOO
 5.WHAT'D I SAY
 6.ONE MORE TIME
 7.SADIE
 8.DOG MEETS THE WOLF
 9.WALKING THE CEILING
10.SITTING AT HOME ALONE
11.PHILLIPS SCREWDRIVER
12.GONNA SEND YOU BACK TO GEORGIA
13.THINGS DON'T WORK OUT RIGHT
14.SEE ME IN THE EVENING
15.IT'S ALRIGHT

2004年５月出張先のデンバーにて、この新譜が出ているのを発見して唖然とする。すぐに購入。 ライブを中心とした未発表集であるが、なんでもっと早く出なかったのだろう。 もっとも相変わらずのワンパターンで目新しさはないものの、改めてHOUND DOG TAYLORの強烈な個性には、度肝を抜かれる思いである。 強烈なスライドギターの食い込み方。ベースの代役をするサイドギターのギターのバッキングとベースラインのどちらともいえないような絶妙なセンス、 ドラムのリズムの緩さ。 これは彼らにしか出せない味である。 やはり私にとってブルースというとこういう路線になってしまうのだ。 曲は既出のライブアルバムとは重ならないように配慮されているようだ。 しかし、ジャケットはダサイなあ。
 2.SEN-SA-SHUN　これはMOJO WORKIN'ではないか？まあブルース界にはよくあることだからいいいか…
 5.WHAT'D I SAY　これです、これ。もうたまりません。さすがにこの曲は自作とはしていなかったですね。
 6.ONE MORE TIMEと9.WALKING THE CEILINGは、インストのブギー。こういうのをやりたいのです。
 7.SADIE　サイドギターのチューニングがちょっと狂っていますが、この辺りの緩さが他には出せないイイ味なんですね。
 8.DOG MEETS THE WOLF　っていうタイトルから、どうもHOWLIN' WOLFの歌い方をまねた曲らしい。 よく考えれば、HOUND DOG対HOWLIN' WOLFだから、似たような名前なわけです。ライバル心があったのだろうか。
10.SITTING AT HOME ALONE うひゃ〜。あまりに熱すぎる。歌もギターもこんなに熱くていいのか〜。しかもスローブルースで。 やけどしそうな勢いです。こんな演奏をしてみたいなあ。
12.GONNA SEND YOU BACK TO GEORGIA　これはGIVE ME BACK MY WIGと歌詞がほんのちょっと違うだけで、全く同じです。 いいよな。こんな感じでいいのなら何曲でもできそうだ。