マンドリンオーケストラのための唱歌集「懐かしき季節」

 ラーラ・マンドリンクラブより日本の童謡、唱歌をメドレーにして欲しいと依頼され、作った作品。「春の小川」から始まり夏の歌、秋の歌、冬の歌、そして「春が来た」まで季節の移り変わりの順に14曲をメドレーにしてみました。
※実は隠れキャラ?!としてもう2曲別の曲のフレーズが使われています(^^;。何でしょうか?


Little Tune for M.O. No.1「風渡る草原」

 現在初演予定です。


Little Tune for M.O. No.2「誓い」

 結婚はお互いを一生の伴侶とすることを誓い合う儀式。そんな二人の純粋な気持ち、高まる喜び、どんな困難にも立ち向かえる勇気、そして幸せな家庭を築き上げようという暖かな気持ちをイメージして作りました。


Little Tune for M.O. No.3「風の彼方へ」
 楽団プロムナードの委嘱で作った曲。
 楽団プロムナードのパンフレットより〜風の向こう側には何があるのだろう? それが何かは分からないけど、何もないのかもしれないけど、ふと気づくと当たり前のようにそこに向かって必死に疾走している自分。そんな自分に疑問を持つ瞬間もある。立ち止まろうか、現状に甘んじようか・・・。いや! 勇気を振りしぼり前進しよう! 今を越えるために。そして風の彼方をつかむために・・・。


「輝かしき祝宴と…」Graceful Cerebration And...
 柴崎利文くんと美香子さんのの結婚披露宴のために本人の委嘱により作曲、彼らに献呈した曲。「ソドラー」というモチーフを用いて作るよう依頼され、また、ケーキカットの場面で使うとのことで、悩みに悩んだ末、マンドラパートがそのモチーフを弾き続けるミニマル・ミュージックのような曲ができあがった。すべて演奏すれば3分半ほどの曲だが曲のどこからでもCoda部分に飛べるようにすることにより、時間調整が可能にした(ケーキカットだけで3分半もかからないと思ったので)。
※ちなみにタイトルにもモチーフ(ソドラ→GCA)が使われているのを被献呈者は最近まで気づかなかったそうである。


祝典序曲「輝きの時」
 柴崎利文くん、野村泰介くん、そして私の3人で意気投合し、若手作曲家集団「21世紀トリオ」を結成した。その野村くんから結婚式に曲を書いて欲しいと依頼され、作った曲。以前から「バロックっぽい音楽って結婚式に合うよなぁ」なんて考えていたので、バロック音楽を意識して作ってみました。ヴィヴァルディを目指したんだけど何となくテレマンっぽくなったかな、というのが自分の感想。


小組曲「2月の風景」
 ABENDMUSIKの委嘱により作曲。仕事等が多忙だったため思うように作曲が進まず、GCA同様作るのにかなり苦心した。3楽章構成だがそれぞれ風景をまず思い浮かべ、それをイメージしながら作った曲。
 ABENDMUSIKパンフレットより〜
第1楽章 山里に降る雪
 ここはとある山里。夜に降りだした雪(3連符で刻まれるリズム)は、時折吹く風(ギターのアップ・アルペジョ)に表情を変えながら、シンシンと降り続く。真夜中に向かって強くなっていった雪は夜明けを前に止み、そして静寂が訪れる…。
第2楽章 雪合戦
 キラキラ輝く太陽に照らされた一面の銀世界に子ども達は大喜び。雪合戦が始まった。投げてはつかみ、つかんでは投げ、ぶつけられたりぶつけたり(1stと2ndのかけあい)。ふと見上げると空は澄んだ青空。ちょっと汗ばんだ身体に優しく吹き付ける冷たい風が心地よい。そして無邪気な戦いはまだまだ続く…。
第3楽章 雪解け〜そして春へ
 暖かな日差しに雪が溶け始めた。その雫が集まって小さな小川を作り、支流を経て大河へ注ぎ込む。木々は芽吹く準備を始め、冬の間、凛と引き締まっていた空気も優しさを帯びてきたようだ。もう春はすぐ目の前まで来ている…。

こんなイメージで作ってみました。(作曲者 記)


Little Tune for M.O. No.4「平和への願い」
ABENDMUSIKの委嘱により作曲。「平和」というテーマが与えられ、なかなかそのイメージに合う曲想が浮かばず、作るのにかなり苦労した曲。
 ABENDMUSIKのパンフレットより〜
 普段、我々が何気なく使う言葉「平和」。「平和」を定義することは難しいが、それでも世界が平和であって欲しい。少なくとも平和とは言い難いこの世の中が今よりももっと平和になるように…。そういった願いを曲に託してみることにした。

 曲は「平和を願う漠然とした気持ち」とともに静かに始まる。その気持ちは心の中で少しずつ大きくなるが、ふと自分を顧みて考え込んでしまう。そして、平和を想っているのに何もできずにいる自分への「やるせなさ」を表す中間部が情熱的な高まりをみせる。その想いは一旦落ち着き、ギターパートのソロからマンドリンのピッキングで再び平和を願う想いを形作る。その想いはだんだんと大きくなり、確固たるものとなっていく。そしてエンディングはその願いを現実のものにするための平和に向かう行進曲である。

 この曲を聴いた皆様が、それぞれの立場から、それぞれの考えで平和を願い、そしてその願いが少しずつでも形となって、世界が、世の中が、「平和」へと近づきますように…。


Little Tune for M.O. No.5「旅立ちの想い」
武蔵野大学マンドリンクラブの委嘱により作曲。卒業生7名による卒業演奏としての委嘱で「新たなる旅立ちとしての卒業」というテーマをいただきました。テーマからあまり重くなってはいけないなと思い、軽い音楽を意識したつもりです。
 以下、スコアに同封した曲の解説より〜
 曲全体は主として2つのモチーフからなっており、ピッキング主体のメロディーは、学生時代のキラキラしたきらめきをイメージしました。またトレモロによって奏でられるメロディーは、卒業という旅立ちのイメージです。
 冒頭は旅立ちのイメージを暗示するモチーフから始まり、皆さんのキラキラ輝いている学生時代のモチーフがだんだん成長しながら、良い思い出、心残りな思い出、様々な思い出が展開し、旅立ちの時を迎えます。旅立ちのモチーフときらめきのモチーフが互いに融合しながら卒業式をイメージする行進曲風の部分を経て、曲の終わりでそれぞれ一人一人が旅立つ・・・と言うイメージで作ってみました。



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