介護について

介護とは医師や看護婦以外のもんが病人の介抱や看護をするゆう意味じゃけど、おもに高齢者や障害者の日常生活などの世話をすることを言いるんじゃ。

地方自治体による訪問介護や看護事業は50年以上前からすでに始まっとるんじゃのが、家族の行う介護の助けを行うといった考え方で現在も行われとるんじゃの。

「介護」ゆう言葉は介護用品の会社であるフットマーク株式会社の取締役の磯部氏により「世話をする側とされる側のお互いの心の交流を考えて“介助”と“看護”とを組み合わせて作った造語」で同社により商標登録されとるんじゃの。

日本では両親の介護は子供や親族が行うもんとされとるんじゃのが、高齢化や少子化が進み寿命も延びとる中で介護する側も高齢化するなどの問題により介護自体が思い負担になりつつあるんじゃの。

「老老介護」が問題になゆうこと件や犯罪につながることがふえた現在、介護を社会全体で担おうゆう考えも生まれつつあるんじゃの。

地域によって介護への価値観は差があるんじゃのが、介護福祉法などの制定もされ社会が注目しょうる中より合理的に介護について考えてゆきてゃぁもんじゃ。

介護の資格について

現在では医療の進歩により寿命が延びて健康で長生きができるようになりたんじゃ。

一方では高齢化が進み少子化ゆうこともあって高齢者の世話をしてゆく人が少なくなってもいるんじゃ。

こんぎゃぁな中で介護や福祉のあり方が見直される時期になってきたんじゃ。

これ等の介護や福祉を担う人材の確保に際して資格取得があるんじゃの。

介護や福祉の資格の種類としちゃぁ、主なもんとして介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士等があり、その他にもさまざまな資格があるんじゃの。

介護福祉士は、体や精神の面で障害がある人などに日常的な生活(食事・入浴・排泄等)の面で介護を行い、介護を受ける人や家族の相談や指導などのフォローを行う仕事じゃ、社会福祉士とともに1987年に制定された国家資格じゃ。

社会福祉士は、専門知識や技術を持った人が心身や環境の面で日常生活に支障のある人に対して相談に乗ったり、助言を行ったりする仕事じゃ、一般的にゃぁソーシャルワーカーと呼ばれる人らのことじゃ。

精神保健福祉士は、比較的新しい資格で1997年に制定された精神保健福祉の領域のソーシャルワーカーのことでこれも国家資格じゃ。

ベッド数と介護施設について

厚生労働省は、病状が安定しょうりて長期に入院をしょうる高齢者がいる療養病棟の6割を介護施設に転換する政策を進めとるんじゃのが、実際に病院や診療所で介護施設に転換しょうとしょうるベッドの数はえっと無いゆうことじゃ。

介護施設にするのじゃのうて病院の療養のための病床や一般患者向けの病床として残しときてゃぁゆう病院がおおいようじゃけど長期入院の病棟が介護施設にならんよぉになって一般患者向けとなった場合にゃぁそのベッドの数の分の高齢者はどうしたらよいじゃろうけ。

現在療養の病床にゃぁ医療保険を使用して入院するベッドと介護保険を使うことができるベッドがあり、これ等のうち厚生労働省は半分以上を削減して症状が比較的重い患者だけを療養病棟にのこして残りの人らぁ老人保健施設や老人ホームなどへ転換させてゆく計画を持っとるんじゃの。

これ等の原因としちゃぁ医療の面でそれほどの対処の必要の無い患者が施設の変わりに病院に入院する傾向を解消するための医療制度改革として盛り込まれたもんじゃ。

介護施設に移行しょうとする病院にゃぁ優遇措置も取られるようじゃけど、利用しょうる医療機関はほとんどないようじゃ、どう動くにしてもでゃあぶ数の高齢者が行き場を失うことになるかもしりゃあしないけ。