1998.10.27 櫻井哲夫Project With春畑道哉@大阪ブルーノート

とうとうやっちゃいました、二日目も来てしまいました(^^;)
しかも、また同じ”マニア席”へ着いたのですが。(爆)
今日も、昨日と同じく春畑ファン多かったです。

定刻通りにメンバーが登場し、定位置について・・・。

1:Wave Rush(春畑道哉『Real Time』収録)

演奏が始まったとたん、「あっ、なんか違う!!」って思いました。
昨日ももちろん良かったんですけど、やっぱりステージを二回こなして、
メンバーの一体感が高まったのでは?と思いました。

2: Straight to My Heart (春畑道哉『Color of Life』収録)

昨日よりも緊張がほぐれたのか、春畑さんのギターが
どこまでも突き抜けていくような印象を受けました。

短い、でもその分手数足数凝縮(爆)なドラムソロを挟み、
バスドラが刻むリズムに乗って・・・。

3:RED ZONE (CASIOPEA「EUPHONY」収録)

な、なんか昨日よりもテンポが速い気がするんですけど(爆)
音も、昨日以上に爆音になってる気がするし・・・。
でも、一体となって転げ落ちていくキメとか、すごいっ!!って
思っちゃいました。
勝田さんのサックスは、やはりこういう「キメキメ爆音系」な
曲に合いますねぇ。ガンガン飛ばしてました。

メンバー紹介は、昨日とほとんど一緒だったので省略します。

櫻「ところでなんで春畑道哉と櫻井哲夫なのかを疑問に思ってらっしゃる
  方もいると思うんですけど。実はまだ、浅い付き合いなんです(笑)
  昨日終わって飲みに行って『よかったねー』なんて話してて、数えてみたら
  4回目だったんですねぇ(笑)一回ごとに深くなっていくという(笑)
  ・・・昨年六本木ピットインというところで櫻井哲夫バースデーウィーク
  というのを一週間やりまして、いろんな人とやったんですね。
  それでその初日が、こちらにいる勝田君のDIMENSIONとJIMSAKUという
  プロレスの試合みたいな(笑)ライブをやったんですけど。
  そこへ春畑君が遊びにきてくださってて。
  春畑君はディメンションのメンバーと仲いいですから。
  そこで『はじめまして』ってあいさつして。
  春畑君っていいキャラクターしてるじゃないですか(笑)
  こういう人といっしょにやれたら楽しいだろうなー、と思っていましたら
  今年の六月ごろ阪神ブルーノートさんから『櫻井さん、春畑さんといっしょに
  やりませんか?』というお話をいただきまして。『是非やらせてください』と
  言ってこういう事になったんです・・・ってそんなことどうでもいいですよね(笑)
  これは阪神ブルーノート、昨日今日二日間だけの公演なんですよ。
  東京のお客さんはもちろん、海外のお客さんも見られないんですねー(^-^)」

4:UNDER THE SUNSHINE (中村竜『DOWN THE LINE -SUNRISE-』収録)

やわらかなベースのメロディがブルーノートに響きます。
Bメロでサックスが入り、ますます雰囲気を作り上げていきます。
ううむ、いい曲だ(^-^)(…ほかに言うことはないのか(爆))

5:YOU CAN DO IT! (櫻井哲夫来年発売予定アルバム収録)

ソロ回し大会となるこの曲。
誰かがソロを取ると、その裏でバッキングしながら盛り上げる(あおるとも
いいますが(^^;))様子が、見ていて「次は何が来るんだ?」って感じで
非常におもしろかったです。
ちょっと4ビートでジャズっぽくなるところもあったりして。
もちろん最後に、超高速なキメをかましてくれます。

6:ALISA (JIMSAKU『NAVEL』収録)

ここで、櫻井さんがマイクをセッティングしていたので「ま、まさか・・・」と
思っていたら、歌っちゃいました櫻井さん(^^;)
ベースに合わせてスキャットしてましたが、なかなか気持ちのいい
感じで気に入りました。ベースソロでも歌ってたし。昨日はベースのみで
メロディを演奏していたんですが、私としては断然今日の方が良かったです(^-^)

〜MC〜

櫻「僕は、最近すっかり春畑君にしびれちゃってるんですけど(笑)
  春畑君ってほんとにいい人ですよね(^-^)
  今年のチューブの野外ライブ、スタジアムライブに僕が『見に行きたい』って
  言ったら『いいですよ』って招待してくれたんですよ。
  それで横浜スタジアムに見にいったんですが、僕びっくりしたんですけど、
  一番盛り上がるのは春畑君のトークコーナーなんですね(笑)
  あの、ベースの人スティングみたいに金髪にしてて(笑)その彼と。
  本人も『ここが一番盛り上がるところです』って言ってたし。
  その春畑君の、お言葉を拝聴しましょう!(拍手)」
春「・・・”ALISA”、いい曲ですねぇ(笑)
  やるたびにますます好きになっていきますねぇ・・・。
  ・・・”YOU CAN DO IT!”も、いい曲ですね。むつかしいですけど・・・(笑)」
櫻「春畑君の曲だって、早弾きの難しいの多いじゃないですか(笑)」
春「・・・櫻井さんの曲って、いい曲ばかりなんですけど、むつかしいですねぇ
  見たことないコードがいっぱい出てくるし。11とか、13とか・・・勉強になりました(笑)」
櫻「僕だって春畑君の曲、見たことないコードいっぱいありましたよ。
  勉強になりました(笑)」
春「・・・ブルーノートでやれるってことが、うれしいです。
  僕、青山のブルーノートによく行くんですけど、すごい人ばっかりじゃないですか。
  だからブルーノートに出ることができて、うれしいです。
  記念にステッカー買っちゃったんです。(と、ギターを裏返すとステッカーが)」
櫻「確かに青山のブルーノーとは、どっちかって言うとジャズよりのミュージシャンが
  多いんですけど、阪神ブルーノートはいろんな人が出ますから。
  ブルーノートって、ニューヨークにも、ジャカルタにもあるんですよ。
  僕はここ阪神ブルーノートが、一番というと東京と福岡に悪いんですけど(笑)」

櫻「それで僕は、春畑君にしびれちゃってるんですけど(笑)
  選曲会議を開いたんですけど、僕、春畑君がソロアルバムを何枚か
  出してるのは知ってたんですけど、7枚も出してるなんて知らなくて。
  勉強不足で(笑)
  『この中から選んでください』って言われて聴いてたんですけど、
  『あ、ラテンもやってるんだ。こっちはボサノヴァか。あっ、これは
  サックスが入ってる、勝田君入ってるからちょうどいいや』って
  選んでいったら20曲ぐらい春畑君の曲ばっかりになっちゃって(笑)
  ん?待てよ、ブルーノートは一時間のステージだから減らさなきゃ、
  春畑君の曲ばっかりだったら櫻井プロジェクトにならないぞ、って思って(笑)
  我が家ではここ二ヶ月ぐらい春畑道哉がヘビーローテーションに
  なっていました。(笑)
  ・・・って僕ばっかりしゃべっててもしょうがないじゃないですか、
  春畑君のお言葉を頂戴するコーナーなんですから(笑)」
春「・・・早く曲行きましょうか(笑)」

春畑さん、昨日よりはだいぶしゃべっていたような印象を受けました(^^;)

7:SPEED ST☆R (春畑道哉『Color of Life』収録)

超高速なイントロがかっ飛ばしていきます
鋭い音色のサックスが思いっきりぶち切れます(^^;)
ギンギンのストレートなロックなのですが、聴いていてこっちまで
興奮してくるような演奏でした。(^-^)

8:THE FINAL CHASE (『愛しの刑事』オリジナル・サウンドトラック収録)

またも客席乱入!!動く方向は昨日と一緒だったんですが、春畑さんが、
櫻井さんにつられる形で乱入していた昨日とは違い、自分から積極的に
乱入していったように見えました(^^;)

そうそう、ここの最後であったドラムソロで、則竹さんがバスドラの
連打を繰り広げていたとき。壊れるんじゃ?などとおバカな心配を
してしまうほど、バスドラが大きく前後に揺れ動いていたのですよ。
普段は見られないものなので、「あんなに強い力で叩いていたんだ・・・」
なんて感心してしまいました(^^;)

櫻「この二日間だけで終わってしまうのはもったいないですね」
春「せっかくむつかしい曲も弾けるようになったし・・・(笑)」
そうだそうだ、絶対このメンバーでまたやって欲しい!!!

9:FOR THE HEROS (春畑道哉『Color of Life』収録)

イントロで思わずヘッドバンキングかましてしまいました(^^;)
ギターソロは、モニターに足をかけて思いっきり弾きまくり!!!
鬼気迫るものがありました。昨日とは桁違いに違う・・・。

そして、昨日と同じく、終わりかな?と思わせる全員でのキメのあと、
春畑さんが大きくネックを振り上げて、また演奏が始まります。
2回目の繰り返し(?)の時は、春畑さん、大きくジャンプ!
他のメンバーも、「どこまでやるの!?」と思うほどはじけてたし。
でもって、春畑さんったら客席にピックを放り投げてしまい、
ピックが飛んでいった方向の客席は、奪い合いでものすごいことに
なっていました(^^;)
3回ほど繰り返ししたあと、櫻井さんが「もう一回やる?」なんて目で
春畑さんを見たんですが、春畑さん、「もういいです(^^;)」てな感じで
首を振って苦笑し、やっと終わったのでした。

そして、いったんメンバーが去りますが、すぐにステージへ戻ってきます。

櫻「アンコールに用意した曲は、もう、国民の歌といっても過言ではありません。
では作曲者の春畑君のお言葉を頂戴しましょう!」
春「・・・サビのところで♪うぉ〜うぉ〜うぉ〜って歌ってください・・・気が向いたら(笑)」

Enc: J'S THEME (春畑道哉『Real Time』収録)   

ギターがたっぷりと歌い上げます。
そして、曲が進むにつれて徐々に盛り上がっていきます。
櫻井さんが「しびれちゃう」だけあって、春畑さんっていい曲書くなぁ〜なんて
思ってしまいました。
とても爽快感あふれる心地よい演奏でした(^-^)

演奏が終わって、櫻井さんがメンバー全員をステージの前方へ
並ばせようとする・・・のですが、勝田さんは気がつかずにさっさと
ステージを降りていきそうになり、あわてて引き戻されていました(爆)
そして、春畑さんがマイクなしの生声で「ありがとう!」と叫んで、
メンバー全員が深々と頭を下げ、ステージを後にしました。

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昨日よりは、開始時間が若干遅かったので、(それだけじゃないかも
しれませんが・・・MCの長さとか(爆))終わったのは8時半を回って
いました。
やっぱり、昨日よりは今日の方が良かったですね(^-^)
メンバーも、お互いに対する緊張感などもほぐれてきたでしょうし、
いい感じにこなれてきた演奏を楽しむことができました。

時間とお金が許すことならば(^^;)4ステージ全部行きたかった!なんて
思ってしまうほど、楽しいライブでした。
また、絶対このメンバーでやって欲しいです。

(アラレ)

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