東京ネタ

2002・7.20〜21



まずいつものごとく夜行バスで池袋に着いて喫茶店でうどんを食べて、インターネットのできるマンガ喫茶ゲラゲラでネットを見たり寝ていたんだが、うざうざしていたために11時を過ぎてからやっと餃子スタジアムが近くにあることを思い出し、そこに向かう。

サンシャインビルの中というのは分かっていたんだが、中へ入ったら・・・・・割と迷いますねえ。やっと見つけたんだが、ナンジャタウン内ということで見てみたらやはり前はスゴイ人!で、広告見てみたらなんと昨日開店したばっかりではないか!!もっと前からやってるもんだと思っていた(よく情報つかんでいたなあ)。係の人に聞いてみたら餃子スタジアムだけでなんと2時間待ちということで、「入場料300円(今まではもっと高かったらしい)を払って、しかも2時間待ちじゃあたまったもんじゃないなあ。」と思い、今回は撤退。
(注1)
でもサンシャインの出口に行くまでの食べ物屋さんの広告を見ていたら、インドネシア料理の店を発見。インドネシア料理はまだ食べた事がないんだよねえ。ということで行ってみる。店員さんに「インドネシア料理にはナンプラーは入っていますか?」と聞いてみるがわからない様子。まあ、日本人から見るとタイとインドネシアは同じ東南アジアで近いから、それぞれの料理の事は知ってるだろうと思いがちだが(俺だけか?)、その国の人達にとってはやはり互いに知らない、遠い国なんだろうなあと気づく。大陸にあるか島国かということもあるしね。
ナンプラーは結局入ってないことが分かって、ココナッツ等で煮込んだ牛肉の定食を頼んでみた。お味は、確かにココナツの風味もあるんだが、辛さも感じられて、この二つの相反する味覚が意外と合ってて美味かった。ただ量が少ない感じがしますね。
それと食後のドリンクはコーヒーだけでなくもっと選べたらいいなあと思いました。
ここのコーヒーはかなり濃くって、挽いてあるはずのコーヒーの粉がまだ液体の中に漂っているほどですので、そういう濃いコーヒーの好きな方にはいいかもしんない。

そうこうしながら、池袋を去り巣鴨へ向かう。とその前に。
マンガ喫茶を出た時に周りの空気から予感がしていたんだが、なんとこの日に梅雨が明けたんだそうだ。そんな日の巣鴨駅前は暑い!
で、巣鴨へ何しに来たかと言うと塩大福なるものを求めにやってきたのです。去年から職場の同僚から話には聞いていたんですが、某oceanchildさんのBBSのおかげで思い出す事ができ、また今回泊めてもらうことになったところの人達に「俺、東京に行ってきたので(笑)」と言って渡す土産にもいいと思いたち、いざ、とげ抜き地蔵へ。
といいつつ疲れていたので駅前のアーケード商店街にあるマッサージ屋さんに行く。中に入るといかにも巣鴨という年齢層のお客さんたち。そこで10分ぐらい待ってパジャマみたいなのに着替えてマッサージ。たまにはこういうのもいいですね。
そして塩大福を求めてとげ抜き地蔵へ。でも4軒ぐらい店がある・・・・。しまった、どの店がうまいのかを聞くのを忘れてた!通りを一通り歩いて、仕方なしに安易に「元祖」と書いてある店で5個入りパックを買う。味は・・・・結局俺、食べてないんだよね(笑)。

20日に花火大会があることは知っていたので、それまでに今日の宿泊地の下見をしておこうと思って、巣鴨駅でsuikaカードの補充をやろうと思ったら、どうもうまくいかない。近くにいたおばちゃんが心配して一緒にやってみるんだがそれでも駄目。
でも東京の人は冷たいという話を聞くけど、どうも元々の江戸っ子はそうでもないみたいですね。何年か前に鶯谷近辺を歩いていたら、前から男の人が「13万円、負けてやろうじゃねえか!」と叫びながら歩いてくるので(パチンコで負けてしまったのか、ムカついてこれからパチンコに13万円注ぎ込むのか、それ以外なのかは不明)、ぎょっとしていたら、その後ろにいたおばちゃんが、「恐いねえ。」と言っていかにも「触らぬ神に祟りなし」みたいな仕草を(?)をしてくれたり、
阿佐ヶ谷を歩いていたら雹が降ってきて商店街の店員さんに「雹が降ってきましたね。」と言われたので、「そうですね。」と返したんだけど、結構友好的じゃん。
東京には何回も行ってるが、よく考えたら怖い東京というものを殆ど見たことがない。歌舞伎町もメインストリートならそれなりに警戒すれば歩けるし、よく「東京は迷う」という人がいるし俺自身も迷うには迷うんだが、だからと言って東京に行くのが億劫になるということはないなあ。だからリピーターのように来るんだろうけど、そのうちにしっぺ返しを食らうんだろうな。

話は逸れたが、結局他の券売機でやってみたら補充できたので(なんだ!)、横浜へしゅっぱ〜〜つ!
田端駅で京浜東北線に乗り換えて、席が空いていたので座って寝る。横浜山下公園で花火大会のせいで、次第に混んで来る。ただし石川町に着いてもしばらく乗って今回の宿泊地の最寄り駅がどんなものかを下見する。そしてすぐにまた上りに乗って関内へ。
カレーミュージアムへ行こうともしたが、宿泊地でご飯を出してくれるそうなので、結局マンガ喫茶ゲラゲラへ(笑)。気になる情報を追いかけていたので、花火開始時刻の10分過ぎに山下公園に向かう。
花火のほうへしばらく歩いてみると、横浜球場が。横浜−阪神戦の最中でした。通り過ぎると前からは花火の轟音、後ろからは阪神戦の歓声が。同時期にこんなイベントが二つ行われてるなんて、都会は凄いねえ〜〜〜〜〜。
しかしやはり後ろのほうって港関係の建物が多いから、見づらいですね。建物と建物の間を見つけて隙間から見たりとか、人がたくさん立ってて梅雨明けだから暑いし、人だかりの中に通路ができてるから何かなあと思っていってみると、花火の発射地点と木の延長線だったりして(笑)。でも何とかして公園の端のほうまで辿り着けてそこから結構見れました。そこからの風景を見て「ひょっとして向こう岸というか、発
射地点の向こう側からでも見れるのかなあ。」と思ったんですが、どうなんでしょうか?個人的には光り続けながら爆発もせずに落ちてくる毛虫みたいな(?)ものが印象的でした。
さて、花火大会が終わって宿泊地へ。雑踏の中を歩いていくんですが、見てたところが悪かったせいか特に立ち往生しなければならないということもなく、石川町駅へ。

そして宿泊地最寄り駅へ。メールの指示に従って歩いてると宿泊地の人が迎えに来てくれて、そこで土用の丑という事でうなぎ&焼肉の豪華セット。巣鴨の塩大福を「東京に行ってきた(の)で・・・・(笑)」と言って渡して、「横浜の人は花火大会を見ないで商売に使う」「ラーメン博物館・カレーミュージアムは行ったんだけど混んでたので入らなかった。」「俺はラー博もカレ博も2回行った(これは実は俺の方)。」「(テレビを見ながら)あ、この猫の花火(キティーではなかったですよねえ?)は見た!」とか話しながら晩餐も終わり、就寝。

21日は7時ぐらいに起きる。レッド・ツェッペリンが特集されている「ロック・ジェット」をしばらく読んで朝食に。その間に宿泊地の人が前日の塩大福を頬張る。
「しおから〜〜〜〜〜〜〜〜!」
この時点で「食べた(く)なかったら一つ俺にくれやんか?」と言えば(実は言える立場)、試食できたんだが、寝起きだったせいか思い付かず。
10時ごろに宿泊地の方々に見送られて最寄り駅に。さよならを言ってるところにメールの着信音である“ブラック・ドッグ”の、機能上かなりダレてる、有名なリフが聞こえたので「妹からか?」と思いきや、なんとその日の16時に喫茶ロック@日比谷野外音楽堂を一緒に観るまさかずさんからだった。「今日一緒に観に行く人からや。」と言って見てみると、「チケット行方不明のため当日券再購入だが席は兄の横に行くので座席番号を教えて」とのこと。お気の毒様です。私に券を売ってくれた、まさかず様のためにも自分の席を教えて列車に乗る。

横浜で、この時間帯で、辛い物好きの俺とくれば、これはもうカレーミュージアムしかない。ということで昨日降りた関内で再び降りる。カレ博に行くまでにインド料理屋さんもあるが、それはカレ博「仮」制覇(これについては後述を参考に想像してくださいね。)に王手をかけてから行く事としよう!
中に入って、エチオピア・ハヌマーン・名古屋の本店なら行った事のあるスパイスの秘境・船場の方は近鉄百貨店四日市店の物産展でしか食べたことないがなんばの方なら行った事のある自由軒以外に入れるところはないか見ていたら、たまたまトプカが行列がなかったので入る。
一番高いが、珍しそうな(?)骨付き鶏肉の入った豆カレーを頼む。鶏肉にかかってるカレーというかスパイスは結構辛いが、豆カレー自体は全然辛くなかった。でも隣のお客さんは辛いと言っていたので、肉系のカレーは辛い可能性もあり、後日リベンジすることを決定!
(注2)
その後またもや関内のゲラゲラに行ってなぜか眠かったので、リクライニングシートで休憩する。そして京浜東北線に乗って有楽町駅で降りる。
この近辺は銀座・日比谷ともに英国式リフレクソロジー(だったか?、要するに足裏マッサージ)の店が多いらしいので前にもらったパンフレットを見て店を探す。野外音楽堂に行くこともあるので日比谷の店を重点的に探してみる。結構歩いたが、綺麗なお姉さんに道を聞くことなく店に着く。「何分待ちですか?」と聞いてみたら意外にも「10分待ちですね。」と言う事だったので、25分コースを選べば何とか日比谷野外音楽堂に間に合いそうなタイミングだった事もあり(と言っても野外音楽堂は初めてなんだけど)、やってもらうことにした。ここでマッサージしてもらうと言う事は、さっきのゲラゲラでの休憩は時間的・金銭的に無駄だったのではなかったか、とも思ったが、まあ、ここに入れなかった可能性だってあったんだから、まあ、よしと自分を納得させる。

そしていよいよこの旅のメインイベントである喫茶ロックを観に日比谷野外音楽堂を目指す。なぜか場所もわかり、公園内の地図を見て音楽堂についにたどり着いた。

(喫茶ロックレポート詳細)

↑↑↑↑
いやあ、詳細って言うほどのもんでもないんですけどね。知らないことの方がほとんどなんだから(笑)。

終わってから、隣にいたまさかずさんと、銀次さん直後に久々の再会となったoceanchildさんとで、飲みに行くところを探す。
「昨日は花火大会に行って・・・・」
「あ、俺も行ってきたよ。」
「で、時間があったら巣鴨巡りもやろうかと思ってたんだけど・・・・」
「俺、塩大福、買いました。それと花火大会の前に関内のゲラゲラでインターネットをやったし。」
「あ、私もねえ、ゲラゲラじゃないんだけど、ネットカフェにいて・・・・。」
「そういやあ、関内のゲラゲラってJRから見えてるんだよね。」
みたいなことを話す。なぜかこの時はoceanchildさんと考えてることが妙に合ってたなあ(最後のコメントはまさかずさん)。

有楽町駅の銀座側に出て、銀座では飲まずに東京駅を目指すが、有楽町駅と東京駅って新幹線から見てると近いように見えるが割りと距離がある。八重洲口を目指すことになったんだが、途中で左に行くかまっすぐ行くかで迷ってしまったので、「左に行けば丸の内口の方に行くことになるで〜。」と言ったんだが、なぜか左のJR高架下をくぐって向こうのほうに行くことになる。そしてやはり元のところに戻り、再び八重洲口を目指す。
やっと八重洲口について八重洲地下街だったか東京駅名店街だったかのイタ飯屋に落ち着き、ピザとビールで打ち上げ。結局その場はまさかずさんにおごっていただくこととなった。どうもありがとうございました。
店を出るとoceanchildさんとはすぐにさよならして、まさかずさんとも東京駅内で別れる。僕はどうしたかと言うと、ムーンライトながらを予約したこともあって、電車待ちのため、神田のマンガ喫茶へ。
で、神田で降りてそのマンガ喫茶へ行ってみたら、24時間営業なんだけど土日は休みのため、店は閉まってるではないか!確かに平日は24時間営業かもしれないが、金曜日の何時かに閉めるんじゃあ、24時間営業の実感がないではないか。なんか納得がいかない。
仕方なくゲラゲラのスタンプカードを見ていたら、さらに隣の秋葉原に支店があることがわかったので、秋葉原駅へ。駅に着いてから店に電話して場所を聞く。夜は寂しい秋葉原の街を歩いて(賑やかな所もあるのかなあ?)、秋葉原支店へ。
入って聞いてみると、ゲラゲラでは珍しく11時で閉店だとのこと。でも、寝てしまってムーンライトながらに乗り損ねた、なんてことがあってはいけないし、逆に言えば寝ていても11時になれば起こしてくれるということなんだしアルコールも入ってたので、そこでネットをせず寝ることにした。

11時閉店時に店を出ていよいよムーンライトながら用の切符で東京駅へ。駅構内をしばらくウロウロする。そこでその日の朝、ちょうど僕が横浜で寝ていた頃、殺人事件があったことなどその時知る由もなかった。普通は痕跡とか検証中だということがわかるようなものが目立つような形であるはずなんだが・・・・・。その辺りを実際歩かなかったかもしれないけど。
やがて東海道線のプラットフォームに出てずーーっと「ながら」を待つ。そして着いたながらの中を見てみる。対面式の席もあることがわかる。
中に入る。自分の指定席がどこかを探しながら歩き、席を見つけ対面式だとわかる。そして重大なことに気づく。

リクライニングシートを頼んだはずなのに、席が垂直のまま倒れない!
これじゃあまともに寝れない!


皆さん、ムーンライトながらを予約するときは本当にリクライニングシートか、対面式じゃないかどうかを確認しましょう。これが僕の教訓です。
で、ながらの場合、品川からもう1本、全席自由席の臨時列車が出ているそうです。臨時だからいつもそうではないと思いますが。

まあ、リクライニングシートではないので、静岡駅とか浜松駅で停車するときには起きてしまうんだけど、そういうところで止まるのって、考えてみれば他の駅ではまず営業していない時間帯なんですよね?時刻表を調べると下りのながらは静岡駅以遠では未明発車の扱いになってるんだけど、そういう駅の駅員の勤務体系とか駅そのものの営業・駅舎の開閉はどうなってるのかなあ、と思いました。外から見たらそういう駅はほとんど1日中開いてるんじゃないか、閉鎖している時間はほんの2時間ぐらいなんじゃないかとかね。普通午前2〜3時頃に「寝台列車」が駅を通過する場合はその駅には停車せずすっ飛ばすはずなのに「ムーンライトなんとか」の場合は停車する、こういう例は全国でどれぐらいあるのだろうか(東京・新潟間もそうらしいが)?夜行列車の乗務員も大変だけど駅員さんもご苦労様です。

で、僕が目的地に着いたのは4時台。臨時列車のことが電光掲示板に書かれてるのを
見ながら駅を後にしたが、案の定、その日の仕事は眠かった・・・・・・。(完)





(注1)8月24日の11時前にリベンジし見事“来らっせ”と“上海酥餃房”に入店し両店とも並ばずライス付きで平らげる。8月26日には10時半ごろにナンジャタウンに来場し、「吉鳳園」で四種宮廷餃子をライス無しで屋台で食べて、並んで「華興」でパック入りのライスと餃子を買って食べた。教訓としてはしばらくは平日は11時に、ウィークエンドと休日には開店直後に来店したほうがいいような状態が続くかなということですね。一度に3店分も食べるという事はないだろうけど。(本文へ)


(注2)8月25日に「仮」制覇に王手をかける「パク森」に入店。写真に出ているライスの上に変な物が乗っていて脇に普通のカレーが掛けてあるメニューを注文。上に乗っているものはドライカレーなんだそうだ。(本文へ)

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