小ネタ

2003年7月25日、四日市が舞台の映画を見る



1.せりふがこの辺の方言と微妙に違ってるところが多かったですね。四日市より西寄りまたは南寄り、要するに奈良とか大阪弁寄りの言葉づかいが多くみられました。
イントネーションとか言葉の伸ばし方なんかも。監督は四日市出身なんだけど、方言指導をわざと徹底しなかったのかなあ?「四日市は関西弁だから、全国向けには言葉は大阪寄りでいいや。」と思ってたのかなあ?主演の子も津出身ということもあるのかな?四日市の人でも東京に住んでいると四日市の言葉を忘れる以上に、似ていて東京でもよく耳にして影響力の強い大阪弁を昔から自分たちが使っていた方言だと錯覚するようになるのかもしれません。名古屋弁っぽいのも1回ぐらい出てきました。

2.舞台は主として港や工業地域の近くでした。スワ前通りより西のシーンはなかったような気がします。近鉄駅や旧松坂屋も出てこなかったと思います。商店街を中心にすると舞台がぐーんと狭くなるという事情もあるんでしょうが(笑)。寂れたところを映すなら旧松坂屋は逆に必須かとは思うんですが。僕の生まれたところからわりと近い場所も結構ありましたが、記憶がちょっと薄れてます。

3.中に水道の蛇口が数個あるような珍しい教室が出てきました。あれはいったいどこの学校なんでしょうか?僕の出身校が協力してるみたいですが、あんな教室はなかったはずです。実はあの蛇口は教室の外だったのかもしれませんが仕切りらしきものはぜんぜん見えませんでした。

4.オーストラリアから四日市の主人公宅に来た家族が「このあと東京か京都へ行きたい。」と言って結局名古屋経由で東京へ行くんだけど、京都のほうがはるかに近いんだから、「あれ?」と思いました。まあ、京都へ行くにも乗換えとかがあるし、作品の中で「四日市」という言葉が出てこないので、そうしたのかな?

5.主人公と比べて早坂好恵がやたらデカく見えた場面があった。遠近法のせいとは思えない場面なんだが。

6.乗降駅としてJR(兼伊勢鉄道)四日市駅とJR(同左)河原田駅が出てきたんですが、最後に出てきた出発駅のおかげでラストシーンは地元民の私にとっては「ひょえ〜〜〜!」という感じでした。

全体の感想ですが、娯楽性をあまり意図してない作品だと思うし、「ま、あんなものだろう」と言うと語弊があるけど、悪くなかったし「見なけりゃ良かった」という作品ではなかったです。やっぱり地元民が見ると1・2・3・4・6みたいなところを重点的に見てしまうし、そういう意味では面白いんだけど逆に客観的にはどうこう言えないし、非娯楽作品の基準がどんなものかもわからないし、それ以前の問題として最近映画を見てないんですよね(笑)。ま、全国的に成功してくれるといいと思います。
ただ「四日市ってこんなところなのか」と思われたくないところもあるなあ、特に6(笑)。 

その映画のHP。↓↓↓
http://www.e-idea.co.jp/eiga/




         

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