DROOP INTERVIEW (1998年11月発行oo5号に掲載)

93年1stミニアルバム『Loye Loye』。
美しく奇妙なルックスをした4人の少女がねじくれたラフなパンクを演奏するバンドとして、
DROOPは突然現われた。
その後、2枚のシングルと2ndアルバム『Punish Pungent World』を経たDROOPは、
多種多様な視覚的、音楽的、精神的要素を築きあげ、
関西を拠点に全国でライヴを行い、シーンにきららかな存在感を放っている。
ライヴで目にする非現実的光景。
衣装、ステージセット、マネージメントまでメンバーとその仲間によってつくりだされる。
それらが単なるメルヘンかどうかは、わかる人もいればわからない人もいるだろう。
上の写真のDROOPはスペーシー。あなたは「宇宙」について考えたことはありますか?。
ある人もいればない人もいるだろう。
かわいいバンドだと思う人もいれば、深いバンドだと思う人もいる。
今回のインタビューは7月2日、
BEY SIDE JENNYであったNIGHTMAREのOSAMOON氏の追悼ライヴにお邪魔して行った。
最初の質問や、次のページのDROOPが黒いドレスをきているのはそのため。
答えてくれたのはKOYUKICROSS(Vo.、G)。
 
 

DROOP
KOYUKICROSS  vocal, guiter
MISHA  vocal, guiter
J  vocal, bass
CHINA  drums
 

●武闘派のハードコアの客を前に演奏するのはどうですか?
どういったことを根拠に武闘派だとわかるのですか?

●あなた達のルーツはパンクロックですか?
おおまかにいえば大きい意味でロックだと思います。わたしの中にものすごいたくさんの今までに入ってきた刺激的ものがパンクロックだけで片づけられへんことは事実です。

●もしそうだとしたら、どんなバンドが好きでしたか?
たくさんあります。もうめちゃくちゃたくさんあって、これっていうのをあげるにも全部好きなもんは同じくらい全部好きなんです。えこひいきしたくないんですね。あのね、いつも困るんですよ。この手の質問。パッパッと答えられる人、ああいうのあこがれます(笑)。

●十代の頃はどんな感じだったのですか?
ずっと歌ってたような気がする。なんだかんだ言って。

●なぜDROOPはシリアスなパンクバンドにならなかったのですか?
質問の意味がよくわからないんですが、DROOPはみるところをみたら実はものすごいシリアスやったりするんです。人がいうDROOPの「わかりにくい」という部分がそれに対してものすごく物語っているような気がしません?。言うてることわかります?(笑)。

●では、DROOPにはパンクの要素があると思いますか?
あなたはどう思いますか?。

●結成はいつですか?
93年DROOP結成。当時のメンバーはKOYUKI(Vo、G)、MISHA(Vo、G)、J (Vo、B)、ELLE(D)。

●初ライブはいつどこでやったのですか?
93年の7月バナナホール。

●みに来た人はどういう人ですか?どんな反応でしたか?
友達ばっかり(笑)。みんな笑ろてた。

●はじめた当初はコピーなどはしていましたか?。もししていたなら何ですか?
初めからオリジナルでした。みんなメンバーそれぞれDROOPをするまでは、それはそれはいろんなコピーバンドはやっていましたが(笑)。
●DROOPのライブにシアトリカルな要素(メイク、衣装、曲、展開)を持ち込みはじめたのはいつですか?
一発目からその要素は確実にありました。

●曲はどうやってつくっていますか?
そのときそのときの流れとか、インスピレーションとか、タイミングです。全曲作り方が異なっていますからこうだというのはありません。

●歌詞は英語ですか?。それ以外の言語は?
英語です。コユキエイゴとかいうのもありますし、最近は日本語の曲もあります。

●どんなことを歌っていますか?
そうですね・・・。友達のこととか、自分のこととか・・・。わたしが歌っていることはアルバムを聴いてください。歌詞カードもあって英語も日本語も両方載っけてます。

●誰がヴォーカルをとるかはどうやって決めるのですか?
インスピレーションで決めます。
 

(取材:98年7月2日)
 

 
・・・・インタビューはまだまだつづきます。
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