タグチ クニオ・ムジツィーレン

水戸一高OBの「田口邦生先生ともう一度音楽がしたい!」という強い想いがここに結集し、“タグチ クニオ・ムジツィーレン”が誕生しました。

当初は水戸一高OBを中心にメンバーを募っていましたが、音楽を愛する人たちが互いに温かい交流のできる場となることを願い、幅広く参加を呼びかけています。

吹奏楽とオーケストラという二部構成をとっており、昨年の演奏会ではメンデルスゾーンの「吹奏楽のための序曲」、伊藤康英の「ぐるりよざ」、ドヴォルザークの交響曲第8番などを演奏し、参加者、お客様双方から好評を博しています。

管弦楽と吹奏楽という全く異なった形態の音楽を一つの演奏会で取り上げる−ということは、新たな試みではありますが、それぞれの違った魅力のある響きをお楽しみ頂けることと思います。この演奏会を通して、一人でも多くの方に音楽の楽しさ、すばらしさ、そして私たちの情熱が伝わることを願ってやみません。

ムジツィーレンの意

ドイツ語のmusizierenという言葉が私は大好きです。

日本語には訳せない言葉ですが、何人か集ったら、それぞれが何か楽器を持って、あるいは声で、いっしょに音を出し、ハーモニーを創り、その歓びを分かちあう事で楽しむ。musizierenする人がmusikerであるわけで、musizieren出来ないmusikerがあっていいはずはありません。

「演奏する」という言葉とは、少し違います。musizierenするのには、その前に何か沸き出てくるような感情があって、楽譜はそれをひとつの音楽にまとめる交通整理のような役目をしている。みんなの心がひとつにまとまるように。私にはやはり、音楽の神のなせるわざとしか思えません。

作曲家たちはすべて音楽の神の子、そして演奏家は…いいえmusikerというのは、その使者たち。楽譜はいわば、バイブルです。
(水戸一高・昭和53年卒、ドイツ在住、ミッチ昌子)