ミックス校正希望要綱

 校正である程度可能な事柄
1.各パートの音量微調整
2.各パートのEQによる微調整
3.各パートのパン設定調整
5.特定のパートの音色を、少し目立たせたり、際立たせたい。
6.リバーブ等々、依頼時の希望エフェクトの、効果の度合い。
7.リバーブ等々の一般的エフェクトの一部追加。
 (依頼時にあらかじめ希望指定しておく方が良いです。)
 (1回目の調整希望の段階でエフェクトの追加希望を入れた場合、効果の度合いの調整希望が、2回目の調整依頼で可能となります。)
 (追加可能エフェクトは、リバーブ、コーラス、フランジャー、フィルター系エフェクトなど、一般的な物です。)
 (その他、特殊なエフェクトによる音質加工は、ご相談ください。可能な場合と、困難な場合があります。)

 こちらが行うミックス処理は、受け取った各トラックの素材の音色の持ち味を、なるべく生かしたミックスが基本となります。劇的な程にEQ処理を施すことは通常ありませんので、思った音ではなかったとしても、音その物は、受け取った音をまったく別の音色にしてしまうような処理は行っていません。適度に引き出している程度の処理となっています。
 こうした点はご留意ください。

 校正で追加困難となる可能性がある事柄
1.各パートの音色や質感を大幅に変化させたい、等々。
2.別途、既存の楽曲の楽器音と同じような音に加工してほしい、等々。

(EQ処理等々では解決できない程にかけ離れたの音への処理希望などがこれらに当たります。同じ系統の楽器の音色であっても、機種の違う楽器の音色に加工処理したい等々などです。例としては、同じピアノの音であっても、別のメーカーのピアノの音色に近づけたい、等々などもこうした事柄に当たります。)

 CDでリリースされている既存曲のような音色や質感を得る事で、理想に近いミックス楽曲が得られるであろう、と誰しも考えると思います。しかし、そうした楽曲は、製作に携わったエンジニアやアーティスト、使用楽器の本来の音や、レコーディング機材、レコーディングスタジオの状況、等々、さまざまな要素により実現されている物です。よって、楽曲全体の音の質感や、各楽器の音色を真似して、より近い音質や質感に仕上げるという事は、生易しい処理ではありません。参考用の見本楽曲がある場合は、あくまでも参考用として、音源をご提示ください。


 処理素材へ、リミックス処理に相当するような奇抜な処理は行いませんので、奇を狙った音声などが必要な場合は、あらかじめそういった音声を独立したWAVトラックとしてご用意ください。


(校正依頼シートの例)
トラック
 パート、又
は楽器の名
称等
 リバーブ等々
の空間処理の有
 希望パン変更
(R63〜L63)
 EQ補正や、音量微調整希望
 Track1  ボーカル
 高音を少し弱く
 Track2  ドラム
 EQでよりドンシャリ系にしてほしい。
 Track3  ピアノ
 もう少し目立たせたい
 Track4  EギターA
 リバーブをすこし強く。
 Track5  EギターB
 EQで少しドンシャリ系の音に。
 Track6  シンセ
 フランジャー処理をより強く
 Track7  コーラスA
 右側いっぱいに振ってください。  可能でしたら、リバーブで遠くから聞こえる感じ
が良いです。
 Track8  コーラスB
 左側いっぱいに振ってください。  可能でしたら、リバーブで遠くから聞こえる感じ
が良いです。
 
 
 


 校正依頼を出す段階で、音を確認する上での注意点
 音源の音の確認については、一般的なモニタースピーカーや、モニターヘッドフォンを使用してください。
 ミニコンポやラジカセ、小型再生機類、カーステレオなどで音を確認しても、正確なセッティングまでは判りづらい状況
となります。特に、パソコンに最初から付属しているサウンドカードとスピーカー類は、調整の為のリスニング環境として
は最も不適切です。そうした環境で聴いている音質は、偏っている可能性が高いとお考えください。

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 [ 試聴環境における注意点 ] (2006.2.28追記)
 WAVファイルやmp3ファイルなどをPCなどで聴く場合、サウンドカードやスピーカー、ヘッドフォンなどの組み合わせ
により、ノイズが発生する可能性があります。特に標準で搭載されている音声出力端子やヘッドフォン端子を使用する
事で、こうした事柄が発生しやすい傾向にあります。考えられる原因としては、以下が考えられます。ご依頼前には、
WAVファイルが正常に再生できるかを最低限確認した後に、ご依頼ください。

 WAV再生テスト音源を用意しましたので、この音源が正しく再生できるか否かを予め確認しておく事なども、
お勧めいたします。こちら

 1.サウンドカードの性能上、音割れしやすい。
  解決方法 : PCに備わっているボリュームコントロールなどでは、音量出力を適度に下げ、ボリューム自体は、ス
ピーカーのアンプ類で音量の大小を設定する。

 2.音声出力端子と、ヘッドフォン類のインピーダンス値の不適合
  解決方法 : インピーダンス値を確認してください。出力端子のインピーダンスの方が、ヘッドフォンなどの数値より
低い状況である事がより好ましいとされています。(ヘッドフォンのインピーダンスは、高い方が良い音を聴く事ができる
傾向があります。一般的には、「ロー出しハイ受け」と言います。) 
 逆である場合や、インピーダンス値の差が少ない場合、少しばかりボリュームを引き上げただけで、すぐに音われを
起こしたり、ノイズが目立ちやすく聴きづらい音になりやすい傾向があります。
 また、PCに備わっている出力端子の利用は音質面などでも、あまりお勧めいたしません。やむなく利用する場合は、
できるだけハイインピーダンス品の接続をお勧めいたします。

 3.PCのデータ処理によるノイズ混入不都合や、その他原因不明な状況。
  解決方法 : サウンドカードのデバイスドライバソフトのバージョンアップ、マザーボードのデバイスドライバのバージ
ョンアップ等により、改善される場合がありますが、解決できない場合は、解決は難しくなる傾向にあります。こうした
不都合は、ネット上の掲示板などでも見かけます。サウンドカードとマザーボードの組み合わせやPC(Mac)との相性
などが原因とされていますが、上手い解決方は見出せない状況の様です。

 上記に記載してあるこれらの状況は、再生する楽曲に関わらず発生いたしますので、あらかじめ、別途WAVファイル
などを再生し、かならず正常に聴く事ができる事をご確認の上、ご依頼ください。これらの状況に対しましては、当方の
処理が原因であるのではないか等、ご連絡を寄せられても、こうした不都合と当方とは無関係ですので、対処及び、責
任は負いかねます。ご注意ください。
 PCのメディアプレイヤーなどでWAVファイルを聴く場合と、PC装備のCDドライブなどでCD再生して聞く場合とは、
状況が異なり、音質の比較対象はできませんので、ご注意ください。かならずデジタル吸出ししたWAVファイルで試聴
を行ってください。



 PCでマスタリング処理音源を聴く場合や、依頼用音源を確認する際の大まかな注意点を、別途ページまとめておき
ますので、参考程度にご参照ください。
 依頼前や、依頼後の視聴時の音割れ発生時などに参考情報として参照してください。




 (処理後に納入するデータにつきましては、聴感上、音割れ等が発生していない状況で納入していますが、ノイズ等
が確認だれましたら、念のため上記の参考ページをご参照ください。また、依頼前に参考事項としてご確認頂いてもよ
ろしいかと思います。)

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 こちらが完成音源をアップロードした後、5日間以内に校正依頼等々のご連絡が無い場合、その時点でご依頼終了
と見なします。




                                                                              








  ミックス調整時の参考情報


 音量を「2倍程度」「半分程度」にする際には具体的にどの程度の量フェーダーを持ち上げると良いのか、という疑問のある方はご参考にしてください。
 これらの音量の疑問は、DAWソフトなどで実際に実験、検証する事で比較的簡単に確認できます。

 計算で求める場合、20*Log(倍数) で求める事ができます。
例 音量を 3倍 にしたいの場合 20*Log 3 = 9,542 dB ですので、フェーダーなどで +9.54dB 程度持ち上げれば
音量は3倍程度になります。以下の検証でも誤差範囲で確認できます。

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 例えば音量を2倍程度にする場合、dB値としてどの程度引き上げれば良いのかの検証するには、音量レベルがほぼ均一のホワイトノイズのデータを利用して確認できます。

 (検証に使用するデータは、0dBで作成されたホワイトノイズデータです。普通に再生すると、メーターのレベルは、概ね「0dB」付近となります。)


検証に使用したホワイトノイズデータ ダウンロード 







 基準の音量として1トラック目に
「0dB」のWaveファイルを設置し、フェ
ーダーにて音量を-6dB設定で再生し
ている状況です。

 マスターの音量は、当然ながら
 最大値 -6dBとなります。




 音量を2倍にする為には、単純に同じデータを同じ状況で2トラック化すれば全体の音量として、2倍となります。

 2トラックの状態では、マスター音量は 0dB となりました。

 上記の1トラック時マスター音量が -6dB であった為、その差は 「+6dB」 が音量の2倍となります



 正確に計算算出した場合
 20*Log 2 = +6.02 dB となります。
 (小数点2桁以下は概ね誤差と判断してよいレベルです。)




音量を3倍にする為には、上記と同じで3トラックで同じ設定、同じデータを再生すれば、全体量として3倍です。


 1トラック再生時は、-6dBでした。
 3トラック再生時は、+3.5dBです。
 その差は +9.5dB です。
 音量 3倍 は、+9.5dB 程度となる事が判ります。


 正確に計算算出した場合
 20*Log 3 = +9.54 dB となります。
 (小数点2桁以下は概ね誤差と判断してよいレベルです。)



上記の実験にて、音量を 3分の2程度 や 3分の1程度 に調整するdB数値は判明している状況ですが、より明快に確認できる検証は以下となります。





 まず同じデータを3トラックで再生し、マスター音量がちょうど 0dB になるあたりに設定します。

 この状況を基準にします。

(トラックのフェーダーは、-9.54dB 程度に設定します。)




 音量を 3分の2 程度にする為には、1トラック分をミュートすれば良い事になります。

 この状況でマスター音量値は -3.5dB です。

 つまり音量を3分の2程度にする為には、フェーダー等で
 -3.5dB 程度引き下げれば概ね同等になります。


 計算式で求めると、
 20*Log (2/3) = -3.52dB
となります。




 音量を 3分の1 程度にする為には、2トラック分をミュートすれば良い事になります。

 この状況でマスター音量値は -9.5dB です。

 つまり音量を3分の2程度にする為には、フェーダー等で
 -9.5dB 程度引き下げれば概ね同等になります。


 計算式で求めると、
 20*Log (1/3) = -9.54dB
となります。

 上記の実験や計算式などで求めると、
音量 2倍は  +6.02dB
音量 4倍は +12.04dB

音量 4分の1は -12.04dB
音量 4分の3は  -2.49dB

音量 5分の1は、-13.97dB


 これらは、20*Log (倍率)の計算式で求められます。
 (倍率へ小数点や分数を当てはめると、答えはマイナス数値となり、音を下げる方向での調整値になります。)










音圧見本音源
(マスタリングページと同等データです。)
音圧の度合いの処理希望がある場合は、下記の見本音源を参考として試聴をお願いいたします。
(あくまで参考処理ですので、まったく同じ音圧状況で処理できる事を確約する訳ではありません。)


音圧低め ------------------------------- 標準音圧 ----------------------------- 音圧高め

(見本音源は、流用や転載は禁止いたします。2008/8/5データ更新)







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