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この時期STORATCASTERは大きな仕様変更がなされてゆく過渡期にありましたので、同じ年式でも様々なタイプの物が出回っています(特に'71年)。 4boltネックのラージヘッド期('65〜'71年)は、ローズネックが定番でメイプルはオプショナルネックでした。(オプションとしての位置づけは'59〜'71年後期まで続きます。)NOS69の項でも解説していますが、ネック調整用のロッドはローズ指板を貼る前に組み込まれていた関係で、メープルの上にメイプル指板を貼る方法で作られていました。70年後期になり、その手法はなくなりワンピースネックが登場(復活)しました。これはネックの裏からロッドを挿入し、その隙間に木を埋め込む方法で作られた物で、見た目からスカンクストライプと呼ばれています。このタイプは'71年後期以降のマイクロティルト・アジャスターネック(3点止め)になってからも引き継がれています。しかしネック調節の為のロッドを回す部位はネックエンド部からヘッドへと変更され、ヘッドからトラスロッドの金属部が飛び出したタイプで一般的に'70sのSTORATCASTERの特徴と言われていますが、正確には'71後期〜'81年までの約10年間で、'70〜'71年前期には存在しません。その時期わずかに出回った4BOLTの1ピースメイプルネックには、ヘッド部にロッドが出た物は無く、多くはその痕跡すらないタイプと、極少量ヘッド部にピックのような形状の埋め木を施したタイプが存在しました。中には貼りメイプルでこの仕様のネックも存在するという情報も耳にしましたが、実在するかは未確認です。また、同じタイプの物でもヘッドのデカールに「WITH SYNCHRONAIZED TREMORO」がプリントされているものと無いものが存在します。、リッチーが一時期使用していた(マシンヘッドライブではサブギターとして、ファイアボール・マシンヘッドではレコーディングに、そして初来日時のメインとして等)メインギターは埋め木と「WITH SYNCHRONAIZED TREMORO」がプリントされているこのギターと同様の物のようです。 一般市場では、状態にもよりますが多少のパーツ交換があっても40〜50万円代の後半で取引されているようです。 このギターは、フレットはジャンボに交換されトレモロユニットもオリジナルではありません。画像はありませんが、バックボディはまるでレイボーン仕様のように渋い様相です。(笑)30年間弾き込まれた歴史を物語っているようでもあり、遠慮なく弾きこなす事が出来て愛着が沸くギターと思います。 このギターを入手できたのは、日頃からお付き合い頂いている日本屈指のリッチーマニアのお一人である方と、LARGE HEAD STOCKをご愛顧いただいている前オーナーのおかげと深く感謝しております。 |
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