title 第65回全国大会



◆お知らせ


◆大会開催要領
  1. 会期:2014年11月8日 (土)・9日(日)

  2. 開催場所:九州大学 大橋キャンパス (〒815-8540 福岡市南区塩原4-9-1)
  3. アクセス方法
  4. 大会参加費等
    参加費: 懇親会費(会場:九州大学大橋キャンパス多次元デザイン実験棟、11月8日夜開催予定)




  5. 大会プログラム

    (大会1日目)11月8日(土)
    9:00〜 受付 (5号館1階ホワイエ)
    9:30〜 9:35 開会の辞 (5号館1階511室)
    Session A
     5号館1階512室
     司会:中村滋延
    Session B
     5号館2階524室
     司会:松田聡
    Session C
     5号館2階521室
     司会:千葉潤
    Session D
     5号館2階525室
     司会:小川伊作
    9:40〜10:20 白井史人
    シェーンベルクの一幕オペラ《今日から明日へ》op.32における歌唱パートの成立過程──スケッチ・初期上演譜・録音の分析
    池上健一郎
    演奏指南から作曲原理へ──ヨーゼフ・ハイドンの「変奏反復veräderte Reprise」をめぐって
    野原泰子
    フランツ・リストとロシア音楽──その接点と影響関係をめぐる考察
    丹下聡子
    アルテスのフルート教本再考──導音の指使いから読み解く19世紀の演奏習慣
    10:25〜11:05 井上征剛
    ツェムリンスキー《人魚姫・管弦楽のための幻想曲》──「死の交響曲」から生きることの痛みを描く音楽への展開
    大津聡
    音楽家評伝と著者の伝記、あるいは評伝と歴史主義??ヤーンのモーツァルト評伝におけるオペラ《皇帝ティートの慈悲》を巡って
    久岡加枝
    「農民の合唱」から「ポリフォニー」へ──スターリン期グルジアにおける「農村音楽」の公民的普及と文化的真正性をめぐって
    山上揚平
    「指紋」から「音楽的思惟」へ──Marie JAELL(1846-1925)の「科学的」教育メソッドと音楽思想
    Panel 1
     音響特殊棟スタジオ
     10:25〜12:35


    Composer Begins──信時潔の最初期の活動とその背景
    • 大角欣矢
    • 花岡千春
    • 片山杜秀
    • 信時裕子
    Panel 2
     5号館3階531室
     10:25〜12:35


    日本の音楽放送──歴史研究の現状と手法、問題点について
    • 武田康孝
    • 大地宏子
    • 佐藤 英
    • 西村 理
    11:10〜11:50 和田ちはる
    《Jüdische Chronik》が体現する思想──共同声明としての音楽作品
    丸山瑶子
    L. v. ベートーヴェン弦楽四重奏曲集Op. 18とOp. 59の比較分析──模倣書法の変化と楽曲構成との関連──同時代の弦楽四重奏様式に対する考察を含めて
    菊間史織
    ナターリヤ・サーツの児童劇場における子どもの交響曲──《ピーターと狼》委嘱の背景
    大高誠二
    マティス・リュシーとフレージング論──1880年代のフーゴー・リーマンとの関係から
    11:55〜12:35 寺内大輔
    J. ゾーン《コブラ》演奏における演奏者間の関係性──G. ベイトソンの視点を参照して
    越懸澤麻衣
    ベートーヴェンのスケッチに見られる「過去の音楽」
    山下正美
    サハ出身の作曲家 M. N. ジルコフによるサハ(ヤクート)民俗音楽研究の内容と目的
    上田泰史
    A.-F. マルモンテルによる V. クーザンの芸術論受容──パリ国立音楽院のピアノ教育と音楽美学
    12:35〜13:30 昼食
    Session E
     5号館1階512室
     司会:吉成順
    Session F
     5号館2階524室
     司会:友利修
    Session G
     5号館2階521室
     司会:清水慶彦
    Session H
     5号館2階525室
     司会:伊東辰彦
    13:30〜14:10 田村治美
    グラスハープとアルモニカの研究
    寺本圭佑
    民俗音楽作品におけるアトリビュートの形成過程──アイルランド人ハープ奏者カロラン (1670-1738) を例に
    釘宮貴子
    音楽取調掛のお雇い外国人教師ルドルフ・ディットリヒによる日本音楽分析
    赤塚健太郎
    バロック時代の弓奏弦楽器の運弓法と当時の舞踏の協調関係――ムッファトの証言を主要な手がかりとして
    Panel 3
     音響特殊棟スタジオ
     13:30〜15:40


    音楽におけるミニマリズムと現在 (50 年を振り返って)
    • 藤枝守
    • カール・ストーン
    • 高田みどり
    • 柿沼敏江
    • 福中冬子
    Panel 4
     5号館3階531室
     13:30〜15:40


    日本音楽研究における在外資料をめぐる諸課題と可能性
    • 山本百合子
    • 深堀彩香
    • 前原恵美
    • 茂手木潔子
    • 山本華子
    14:15〜14:55 児玉瑞穂
    18世紀末頃のライプツィヒ、ドレスデンにおける初期多鍵式フルートの製作概念──グレンザー、トロムリッツ、ポットギーザーの付加鍵に関する見解
    樋口騰迪
    20世紀初頭の「シャンソン」に於ける民謡・古謡の影響──イヴェット・ギルベールの活動を中心に
    仲辻真帆
    山田一雄(和男)の作曲活動――日本的なものをめぐって
    中津川侑紗
    ワンダ・ランドフスカ著『古楽』再考――20世紀初頭のパリの歴史的文脈において
    15:00〜15:40 筒井はる香・山吊敏之
    1810〜20年代ヴィーン式フォルテピアノのペダルと連弾文化の関連について──ローゼンベルガー製作のピアノに基づいて
    大田美佐子
    クルト・ヴァイル作品に映し出された1940年代のアメリカ
    三枝まり
    戦前における日本音楽コンクール作曲部門の歴史とその役割
    大野はな恵
    「古楽/バロック歌唱」に内在する違和感――英国におけるジャンティナ・ノーマンを手掛かりとして
    15:50〜17:20 総会  (5号館1階511室)
    17:30〜18:30 テリー・ライリー《InC》
     福岡をベースに活動する50人の演奏家によるコンサート  (多次元デザイン実験棟)
    19:00〜21:00 懇親会    (多次元デザイン実験棟)



    (大会2日目)11月9日(日)
    Session I
     5号館1階512室
     司会:小畑郁男
    Session J
     音響特殊棟録音スタジオ
     司会:小岩信治
    Session K
     5号館2階521室
     司会:楢崎洋子
    Session L
     5号館2階525室
     司会:仲万美子
    9:40〜10:20 宮崎晴代
    中世のソルミゼーション理論と「グイドの手」──Elias SalomonのScientia Artis Musicaeに見られる「グイドの手」の使用について
    鄭理耀
    シューマンのピアノテクニック──練習から創作へ
    高坂葉月
    アドルノの「ヴァリアンテ」の観点からみるマーラーの交響曲第七番第一楽章──主題の変形とソナタ形式との関係性をめぐって
    上野正章
    明治40年代の札幌市における楽器、蓄音機、レコードの普及について西洋音楽の独習環境を考える
    10:25〜11:05 深堀彩香
    16世紀イエズス会における音楽の位置付けの変遷
    伊藤 綾
    ローベルト・シューマン《女の愛と生涯》作品42におけるメタファー
    上野大輔
    シェーンベルクの12音技法における伝統的手法──2つの『ピアノ曲』op.33a, op.33bを例に
    齊藤紀子
    三木楽器の『ピアノ納入簿』(1902-1940)にみるピアノの流通について
    Panel 5
     5号館2階524室
     10:25〜12:35


    非西洋音楽・非芸術音楽の分析
    • 川本聡胤
    • 大西秀明
    • 藤田隆則
    • 田村和紀夫
    Panel 6
     5号館3階531室
     10:25〜12:35


    東西の十二平均律
    • 吉川文
    • 遠藤徹
    • 島添貴美子
    • 田中有紀
    11:10〜11:50 高野裕子
    F. クープランのクラヴサン音楽と「趣味の和」に関する一試論
    松尾梨沙
    ショパン歌曲の詩学
    今野哲也
    「無調性」作品における「和声構造」分析の試み──P.ヒンデミットの和声理論の再認識と「集合音」の方法の導入
    矢向正人・宮城拓美・竹下秋雄
    近年の音楽データベース
    11:55〜12:35 岡野宏
    後期マッテゾンの音楽美学における宗教性
    村井幸輝郎
    「さすらい人」が集う風荒む場──シューベルト・アルカン・リストの作品の間で
    丸山千鶴
    ブーレーズ《Structures Ia》の音楽聴分析──全面的セリー主義音楽における知覚とセリー組織外の要素との係りについて
    平野貴俊
    フランス国営放送ORTF (1964-1974) の芸術音楽関連活動──文化省音楽行政との関連を中心に
    12:35〜13:30 昼食
    Session M
     5号館1階512室
     司会:高野茂
    Session N
     音響特殊棟録音スタジオ
     司会:中村美亜
    Session O
     5号館2階521室
     司会:栗原詩子
    Session P
     5号館2階525室
     司会:山本百合子
    13:30〜14:10 村田圭代
    J. S. バッハのヴァイマール時代におけるフーガ書法──転回技術を着眼点に
    室町さやか
    オスペダーレ・デッラ・ピエタの女性演奏家「ミキエリーナたち」の同定
    白石悠里子
    フォーレの室内楽作品における様式再考──2つのピアノ四重奏曲(Op. 15、Op. 45)を例に
    梶野絵奈
    再考・明治期日本のヴァイオリン産業──手工芸の伝統と近代的産業としての発展の連関を中心に
    Panel 7
     5号館2階524室
     13:30〜15:40




    音楽学と数学


    • 矢向正人
    • 小畑郁男
    • 平田圭二
    • ゴチェフスキ・ヘルマン
    • 丸山善宏
    Panel 8
     5号館3階531室
     13:30〜15:40


    地域と音楽文化------コミュニケーション力を有する相互作用型コンテンツ形成と音楽芸術をめぐって

    • 山本美紀
    • 中村滋延
    • 尾本章
    • 下田雄史
    • 大久保充代
    14:15〜14:55 七條めぐみ
    アムステルダムの楽譜出版におけるフランス・バロックオペラの「加工」(1680-1740)──組曲《アルミード》に見られる編曲と様式の変容
    小石かつら
    近代的演奏会におけるプログラム構成の変遷──ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー協会、パリ音楽院管弦楽団のプログラムを比較する
    神保夏子
    マルグリット・ロンとフォーレ――演奏家の言説に見る創造と伝承のポリティクス
    柴田康太郎
    一九二〇年代の日本映画と常設館の楽士たちの音楽伴奏
    15:00〜15:40 佐藤康太
    テレマン1760年「ルカ受難曲」の復元可能性──エヴァンゲリストの声種を中心に
    津上智実
    音楽を歴史的に聴く――ピアニスト小倉末子の「洋琴楽発達研究演奏会」と大正期における教養主義的聴衆層の成立
    永井玉藻
    プーランクの《カルメル会修道女の対話》作曲過程における音色の選択
    柴田真希
    能の古態としての黒川能──昭和11年の黒川能の東京公演に関する資料の考察を通して
    15:45〜16:25 宮内晴加
    A.ソレールの鍵盤ソナタに見られるD.スカルラッティの影響
    京谷政樹
    サーストン・ダートの音楽解釈――「イギリス的な営為」としての歴史的演奏運動
    那須聡子
    オリヴィエ・メシアンのピアノ作品に見られる運指と作品解釈
    篠原盛慶
    田中正平の日本製の「純正調オルガン」に適用された音律──伊藤完夫の「ヘルムホルツの平均律」とは
    16:30〜16:40 閉会の辞  (5号館1階511室)



  6. 研究発表の申し込み

  7. パネル企画
    実行委員会では下記のシンポジウムを予定しています。
    1. 音楽におけるミニマリズムと現在(コーディネーター:藤枝守)
    2. 地域と音楽文化------コミュニケーション力を有する相互作用型コンテンツ形成と音楽芸術をめぐって(コーディネーター:山本美紀)
    3. 日本音楽研究と資料(コーディネーター:山本百合子)
    4. 音楽学と数学(コーディネーター:矢向正人)
    この他、会員からの発案によるパネル(ラウンドテーブル、シンポジウム、研究フォーラム)を若干数募集いたします。企画案をお持ちの方は、題目(テーマ名)、コーディネーターの名前と連絡先、予定パネリスト名、概要 (800字程度、英語の場合は300語程度) を6月30日(月)までに、研究発表と同様にお申込みください(WORDPDFを郵送およびメール)。採択の可否および実施の時間割等は実行委員会にご一任ください。


  8. 同時開催イヴェント
    11月8日(土)夜に福岡をベースに活動する50人の演奏家によるコンサートを開催する予定です。

  9. 総会
    11月8日(土)午後に総会を予定しています。総会に提出する議案をお持ちの方は、常任委員会に8月末までに書面にてお知らせください。また、やむを得ず総会を欠席される方は、会報大会案内号に同封する大会参加申し込みはがきを用いて、委任状を必ず提出して下さい。

  10. 昼食・宿泊等
    昼食は、参加申込時にお弁当をお申し込みいただけます。
    実行委員会では宿泊の手配をいたしません。できるだけ早めの予約をおすすめします。福岡市では他の学会やコンサートが重なると、天神や博多でホテルがまったく予約できない状況がよく発生します。
    とりわけ今年は福岡マラソン2014(11月9日開催)のスタート地点にあたる「天神」地区について、5月時点ですでに予約ラッシュが始まっているとの情報もあります。開催校の最寄りの駅は西鉄大橋ですが、「博多」地区も合わせてご検討いただき、かつ、お早めの予約をおすすめします。

  11. 連絡先
    大会についてのお問い合わせは下記にお願いします。
    〒815-8540 福岡県福岡市南区塩原4-9-1 九州大学芸術工学研究院 矢向研究室気付
    日本音楽学会第65回全国大会実行委員会事務局
    msjkyushu2014@gmail.com



◆大会実行委員会

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