Big Joe Turnerと共に、Jimmy Rushingは、支持者達が認めるブルースのスタンダードを整えることに貢献した。
ビッグバンドにおけるヴォーカルが伝説的な、小さくて丸々と太ったRushingは上手い歌詞を選んで、感情を歌にのせることも出来た。
1920年代後半から1950年にかけて、Rushingとピアニストでバンド・リーダーのCount Basieは、音楽的なパートナーとなって戦前、戦後にかけての最も素晴らしいビッグ･バンド・ブルースの楽曲をプロデュースした。

Rushingは、Oklahoma Cityの音楽一家に生まれた。
若い頃、彼は、バイオリンを学んだ。
彼はピアノを習い始める前に、音楽理論も学んだ。
Rushingは、Ohio州にあるWilberforce Universityに入学したが、退学してCaliforniaに向った。そこで彼は、時折、Jelly Roll Mortonと共にハウス・パーティーで演奏した。
Rushingは、20年代半ばにOklahoma Cityに戻り、それから、Walter PageのKansas City band、the Blue Devilsと組み、バンドのピアニストだったBasieと出会う。
1929年、Rushingは、Blue Devilsと共にVocalion labelでレコーディングする。
1932年のバンド解散後、Rushing、Page、Basieは、Bennie Moten率いるKansas Cityの他のバンドに移る。
Motenが1935年に亡くなると、RushingとPageは、Basieのバンドに加入した。
Basieのブルースやブルース風味のスウィング嗜好とRushingの叩きながらブルースを打ち込む才能は、結果として、バンドが最高のスウィングをする時代を作り上げたのだ。

Rushingは、1950年にBasieがバンドを解散するまで、Basieと共に活動した。
Rushingは、南Carolinaで引退したが、まもなくソロ・アーティストとしてカム・バックし、彼自身のバンドを率いるようになった。
1957年、BasieとRushingは、再び組み、Newport Jazz Festivalに出演した。
彼はアメリカや国外で公演やレコーディング活動を続けたが、Basieのバンドにいた頃ほどの成功を収めることは叶わなかった。
1972年、Rushingは、癌のため亡くなった。