Dave Guardala

デイブガーデラ(スタジオ) 定価¥62,000(Gold) , ¥58,000(Silver) *2000年当時

with BGM

マイケルブレッカーやブランフォードマルサリス、デイブリーブマンその他数えきれないほどの有名ミュージシャンの使用で名を馳せたガーデラ。当初はハンドメイドで上記のミュージシャン達にマウスピースを提供していたのだが、数年前にL.A.Saxに商標権を売り渡してCNCマシンによるガーデラ自身のフルコピーとして売られているのが現在の商品だ。CNCとは金属加工の業界の方ならばどなたでも御存知だと思うが、要は「コンピューター制御のNC旋盤」であって、それこそ何千万もする機械である。そんな大物を単なるマウスピースメーカーが買えるわけがない!と思っていたのだが、L.A.Saxで作っていると言うのなら納得はできる。L.AもCNC仕上げだった。ハンドメイドのガーデラを計測してコンピュータに入力して、機械がその通りに削っていくのである。ああおそろしや。さて様々なオーダーメイドマウスピースを作っていたガーデラだが、その中でもやはりブレッカーモデルが有名だろう。基本的にデュコフを愛用していたブレッカーがより精度の高いガーデラを使用し始めたのは十年以上も前の話で、そのころ日本ではガーデラなんて名前は誰も知らなかった。独特のハイバッフルはデュコフと類似しているが、素材の重さからかよりパワフルで太い音色を出せるようになっている。デュコフでは早いフレーズで耳障りに暴れる傾向があったが、ガーデラの場合どんなにムチャクチャに吹いてもどことなく上品さが漂う。リスキーな部分を削ったデュコフがはたして良いのかどうか疑問も感じなくはないが、リードミスなど気を使うことの少ないガーデラはプレイヤーにとってはありがたいと言える。ハンドメイドのマウスピースにはそのような明確なコンセプトがあって納得できるのだが、CNCの機械仕上に関してはそこまで高価な価値があるのか疑問に思う。素材or仕上げのせいなのかやや高周波に耳障りなものを感じるし、音色はクロい素材のデュコフの方が筆者は好みである。金メッキの方がいいかもしれない。高いが、機会があれば一度は吹いてみる価値のあるマウスピースではある。

近年は初期に販売されたハンドメイドのガーデラマウスピースがビンテージとして高価取り引きされるようになった。加えて新品も一時期生産停止していたのが、また作られるようになってきた。もうLASAXでは作っていないみたいだが、アメリカ製だのドイツ製だの弟子の作だのなんだのと色々出て来ているみたいだが、筆者は残念ながら良く判らない。インプレッションもおおまかな感想として読んでいただけるとありがたい。以前のインプレッションでは「どんなにムチャクチャに吹いてもどことなく上品さが漂う」と書いたが、やはりこのマウスピースは滑らかに高速フレイズを吹くのが最も似合うと思う。パワー一発のプレイヤーではちょっともの足らない部分がやはりあるような気がする。(King~Supeer Kingにしても)現代的なテナーサウンドを求めるなら、最も最適なのは間違い無い所だが、自分のプレイスタイルとも照らし合わせることも必要だと思われる。筆者はロックならより破壊力のあるポンゾールM2プラスを、フュージョン、ポップ系ならシンセやエレキのクリーントーンとも良くマッチするガーデラのスタジオも良いと思う。なにせ筆者のまわりでも使用者が多く、ある意味現代の定番と言えることは間違い無い。

2009年11月4日


The King++++The Super King(Gold Plate) Impression

<<<The King>>> <<<The Super King>>>

非常に滑らかな吹き心地、ラーセンのバレットチャンバーのようなバッフルの形。スーパーキングとキングはバッフルは大体一緒。ボアがキングの方がやや広い。音色もスーパーキングの方がややスピーディであるが、音の太いラージボアのキングを鳴らしきるのは骨が折れる。これは金メッキのせいもあると思うが、際限なく息が入る。感心するのが、リードをあまり選ばない、というかピアニシモからフォルテシモまで鳴らしにくいポイントというものがないし。トリッキーではないのにフラジオが出しやすい。音程はピッタリハマるし、確かにクオリティではダントツの出来である事は認めざるを得ない。ただし、キング、スーパーキングに関しては、個性という点で面白みに欠ける部分は否めないという印象だった。デュコフDタイプのスタジオ、ブレッカーなどの方が筆者的には面白いと思う。ポンゾールと比較すると、レーザー仕上げの量産ガーデラに比べてポンゾールは手仕上げ。設計はガーデラの「デュコフの発展系」という明解なコンセプトに比べポンゾールはややリンク寄り。ジャズっぽさが漂う。クオリティは互角だと思うが、日本ではポンゾールの値段が安定してないのでどちらも法外に高い。ガーデラも供給が安定しないのが当たり前になっていて、レーザートリムでもプレミアがつく異様な事態になっている。

デイブガーデラ/レーザートリムシリーズ

Model

特     徴
The Super King/R&B 最もまとまりがあり、エレキサウンドにベストマッチ。
The King/R&B SuperKingに次いで明るく、キングカーチスのサウンドでビバップ。
Studio 79’〜82’頃のブレッカー、スタジオ向き
Brecker Mark II StudioとBreckerのミックス
Brecker 90年代のジャズブレッカー。完コピ。
Branford Marsalis ブランフォード完コピモデル。かなりハイバッフル。
Traditional 最もダークでメインストリーム向け
Post-Bop 前期コルトレーンのイメージ
Crecent コルトレーンの「クレセント」のサウンド

※当時のカタログより

July/2003

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Users Impression

name : Scottさん
saxophone : tenor
career : 2~5年

impression :Dave Guardala Crescent GP

ハスキーな音、反応のよさ、音量の大きさ、フラジオの出しやすさなど、レーザー
トリムでもかなり高性能です。サブトーンも他のモデルより出しやすいような気
がします。ビンテージリンク系統とは違ってやや現代的な音の響きです。値段は
確かに高いですが、買う価値は十分あるでしょう。リンクに嫌気が差していたコ
ルトレーンが生きていたら使いたがったかもしれませんね。


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筆者とは違う視点の方も多いと思います。広く意見をお寄せください

<Dave Guardala> size(opening&facing・・・)

Your saxophone

sopranoalto tenor bari

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1年未満2〜5年5〜10年10年以上

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