Ted Klum

Focus Tone Tonamax HR

テッドクラム「フォーカストーン・トナマックスHR」

Slow

Fast

”ダークでヘビーだけどすっきりクリア”

テッドクラムさんと言えば、90年代頃からマウスピースのリフェイサーとして名を馳せた人だが、21世紀になった頃から、オリジナルブランドのマウスピースを見るようになったように記憶している。リフェイサーとしては知名度ナンバーワンのカリスマなので、価格設定は非常に高価である。

いろいろなシリーズが発売されているが、基本的には(テナーでは)ビンテージオットーリンクのメタルやラバーの代わりになる、というマウスピースのハシリであろう。(実際にはグレゴリーやロートンなどリンクタイプを作っていた人もいたが)

さて、フォーカストーン トナマックスのデザインを見てみよう。。。

全体的にはラバーのオットーリンクのフォルムだが、バレルは若干細身に見える。なにより赤いラインとロゴマークが特徴的であろう。

チャンバー、テーブル、レール、ティップと丁寧に仕上げられていて、ラージチャンバーのリンクスタイルを踏襲している。

正直言えば筆者はラバーを使ったジャズテナーみたいな吹き方はあまり得意でないので、この辺のマウスピースの善し悪しの判別はちょっと微妙なのだが、感じたところだけを書いてみたいと思う。

さすがに値の張るマウスピースだけあって最近ありがちな、ちょっと吹いてみただけで「ちょっと明るいし、音色が違うな」みたいなことにはならなくて、ダークさはいい感じ。素材の違いもあるので、ビンテージのリンクほどのハスキーさや味は無くて、以外にあっさりした感じ。音量は割と大きく出る感じか?アメリカ人の好みらしく、スムーズではあるけれどもしっかり吹き答えがある感じ。

ちょっとパワーを入れて吹いてみる。。。

なるほど音の分離や高音のヌケ、フラジオの性能などハンドメイドならではの性能が出ている。ラバーでジャズをやる人には使い勝手の良いマウスピースであろう。早い曲や激しい曲、バラードなど色々なシチュエーションに対応できるように思う。特にファンクやロックまでラバーでやりたい人はこのくらいの物を選ぶ理由がある。

抵抗感は強めなので、初心者やパワーの無いプレイヤーはヘビーに感じるかもしれないが、クセは無いのでこのサウンドが気に入ったならばトレーニングを重ねて慣れていくしかないだろう。

ビンテージへのオマージュは製作者やプレイヤーの数だけ解釈があると思うので、吹いてみて好みの物に巡り会うか、必死で本物のビンテージを探すしか無いだろう。

筆者はテナーのラバーというのは音量を押さえたいアンサンブルで使うくらいなので、現行のリンクラバーで十分なのだけど。。。

このマウスピースは上質で実用性の高いラバーマウスピースを探し続けるラバーラバーの方にお勧めします。

<2017年3月>

2017/03/15

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