Gottsu Menou(瑪瑙)

Gottsu (瑪瑙)

with BGM (Slow) 柳沢SC-800

with BGM (Fast) 柳沢SC-800


筆者は今年「カーブドソプラノを使う!」のをテーマにしていたのだが、ジャストフィットなマウスピースがなかなか見つからなかった。カーブドは自分の音が良く聞こえるため、実際には柔らかいサウンドが出ていても、本人には結構キツく感じたりするのだ。かといってあんまりメロウなマウスピースではちょっとハードな曲に対応できないし、ラーセンのラバーやセルマーのメタルなどを試したり、煤竹のマウスピースを試したりしていた。結論的にはバッフルを高くしてエッジを得ているマスウピース(ラーセンなど)はカーブドの難しい音程がさらに難しくなり、なかなか苦しいことが判った。セルマーのメタルも良いサウンドだが、高音の響きが若干メタルの硬さを感じてしまう。煤竹は太く甘いサウンドの中にも十分なエッジがあって良いと思ったが、ややバラード向きでは無いかと感じていた。

そこで登場した「瑪瑙」(めのう)だが、Gottsuさんがビンテージマウスピースを研究して作られたと言うだけあって、吹き答えにストレスが無く、十分なハスキーさと、正確な音程、「マウスピースの色」よりも「楽器の色」をストレートに出してくれる印象であった。「煤竹」と比べると炊け独特の太さや甘さなどの存在感は薄いのだが、一般的なハードラバーマウスピースよりもちょっと硬めの音色がカーブドと絶妙のマッチングで、全体的にはコモりの少ない、スッキリしたサウンドに仕上がったと思う。カーブドをレコーディングに使うのは冒険であったが、この瑪瑙のおかげでなんとかうまく行ったように思う。

順序が逆になったが、外観は今までの竹シリーズからすると、あっさりしたもので、節を使ったシャンクなどのインパクトはなくなっている。竹の使用部分もバレルから後ろだけで、樹脂部分が増えている。間違い無くラバー系のマウスピースに近付いてはいるのだが、竹の良い部分も残っていて、バリエーションとして十分いい位置を築いていると思う。煤竹のドスの効いた太さも捨てがたいが、ちょっとさっぱりしたこの「瑪瑙」の方がトータルでの音質はいいのかもしれない。

個人的にはこの「瑪瑙」シリーズではソプラノ用が最もヒットであった。

<2008年12月>

お問い合わせはhttp://www.bamboomouthpiece.com/Mouthpiece.htmまで


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Gottsu (煤彩)

Gottsu 2nd (煤彩)+カーボン仕様

with BGM


Gottsuさんから全く新しい竹製マウスピースのサンプルが届いた。煤竹を使ったややローバッフルの「煤彩」ソプラノモデルである。今までのものと異なるのは、節がシャンクの部分に来ていることで、より「竹」を強調したデザインになっていることと、コーティングの樹脂の厚みを増したため、一般的なラバー用のリガチャーが使用可能になっていることである。オマケにこのモデルはビークの部分にオプションのカーボンを練りこんでおり、耐久性と抵抗力、音量のアップが計られている。立ち上がりは若干マイルドになるようだ。

さて、大き変わったデザインは好みもあるとは思うが、インパクトと言う点では成功していて、他では全くあり得ない、竹ならではの風合いを出すことに成功している。好むと好まざるに関わらず、プレイヤーから注目を浴びるのは必至だろう。また、肝心の仕上げは非常に美しく、工芸品のレベルに十分達していると思う。

サウンドは一言で言えば「ふくよか」で非常に太いサウンドだ。音量もかなり出るのだが、ラバー的な「軽さ」とも違うし、メタル的な「鋭さ」とも違うなんとも形容しがたい響きを持っている。筆者はそもそもファーストモデルの竹マウススピースを初めて吹いた時から、「この竹の持つ豊かな倍音のサウンドをソプラノに合わせ、あたかも尺八や竹笛などのような美しいアコースティックサウンドを追求してみたい」と思っていたのだが、まさにイメージ通りのサウンドで新境地が開けたと思う。ヤナギサワのカーブドに合わせて、ゆったりと吹く際に使ってみたい。ジャズプレイヤーにとってはバズノイズというか、サブトーンの割り合いが気になるところだとは思うが、そこはGottsuさんがジャズプレイヤーでもあるため、そういうジャジーな味付けは忘れていない。当然ビバップに使ってもなんの違和感も無い。

アコースティックなバンドにこそうってつけのサウンドだと筆者は思うが、エレクトリックでもサウンドが負けるわけでない、しかし、せっかくの倍音や美しい雑味が消されるのはちょっと勿体無い。パワーのあるマウスピースであるが、ロックンロール向けではなく、「癒し」を求める音楽にはこれ以上ない、という表現くらいしかできないが、「やさしさ」と「芯の強さ」を表現したい方に是非使っていただきたいマウスピースだ。

ルックスからもサウンドからも「日本」を感じさせる、超個性的なマウスピースの誕生である。

<2007年5月>

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