だんじり讃歌
生歌版

詞・曲:MOTO


年に一度の  秋祭り  自慢の地車(だんじり)  曳きまわす

ポスター  垂れ幕  あちこちに  町をあげての  大騒ぎ

この日ばかりは  無礼講  街路(とおり)の真ん中  堂々と

他人(ひと)の迷惑  考えず  大声あげて  練り歩く

   
そろいの法被(ハッピ)に鉢巻  絞めて歩く姿も  勇ましく
   
   こんなに楽しいものはない  心が震えるものはない

   したたる汗も  心地よい   


 
(間奏)

きざみ太鼓に  足並み揃え  踏切  Sの字  なんのその


見物人には  目もくれず  力一杯  突っ走る

『行くぞ!』の合図に  気合を入れて  群集見守る  交差点

決めた瞬間 嬉しくて  危険承知の  『やり回し』

   前梃子さばきに  酔いしれて  弾む大屋根  うちわも  軽やかに

   こんなにしびれるものはない  身体が熱く燃えあがる

   掛け声  心に  こだまする   

 (間奏)   「そ〜りゃ〜! そ〜りゃ〜!・・・」

   祭りのあとの寂しさを  仲間とあおり酒で  吹き飛ばす

   こんなに楽しいものはない  心が震えるものはない

   ファイト  一発  ブチかませ〜!




上は、ウチの町のだんじりです。私はこの時、先頭で走っていました

 この歌は平成7年ごろに作ったもので、メロディーと歌詞は流れるように出てきたのですが、
自分のギターの技量では弾きこなせず、頭の中にずっとしまっておいたものを、
このMIDIという素晴らしい楽器?で表現できた次第です。
 関西、特に大阪泉州地方の方には、この歌の詞の意味がわかってもらえると思いますが、
だんじり祭とは、日本に数ある山車(だし)を使った祭りの中で、
もっともスピード感、重量感があり、華やかな祭りです。
また、夜になると、昼間とはうってかわって、闇の中にだんじりに取りつけられた
赤い提灯があでやかに浮かび上がり、なんとも言えない風情が味わえます。
 そんなだんじりの素晴らしさを歌にしようと思いMIDI化してみましたが、
太鼓のリズムはともかく、『そ〜りゃ〜、そ〜りゃ〜』の掛け声を
うまく表現できなかったのが、惜しまれます。
実を言うと、この歌は山本譲二さんを想定して作ったのですがね・・・。
 だんじり祭りで最も有名な、岸和田市の『だんじり祭』は、
毎年9月14日・15日に行われます。
ちなみに、私の地区では、10月の体育の日前後です。