2006年02月21日
“クルマと宝くじ”

2006年も気がついたらもう2月ですよ!今年はエッセイを書きまくろうと誓っていたのになぁ、とちょっと落胆気味のチェリストであります。でももう大丈夫!エッセイが外出先で書けたり、写真も簡単にアップできるように、ウィルコムのポケットコンピューターを買ったのですよ。今早速田園都市線の中でこれを書いているのです。あれ?珍しい、今日は車移動じゃないんだ!と思ったあなたはとても鋭い!今回は久しぶりに車の話題です。

以前にエッセイで書いたかもしれませんが、通常僕とチェロのコンビは100%近く車であちらこちらを走り回っています。ところが昨年から僕の愛車の壊れることの回数といったら半端ではありません。そして原因がまた面白いというか、珍しいですよ。

埼玉でオーバーヒートして15分休んで30分走って、の繰り返しで夜中にやっと帰宅したというのが夏前のトラブル大会の始まりでした。次のトラブルは、ガソリンスタンドで給油して公道に出て50メートル走った瞬間に突然ストップして、「あれ!たった今、満タンにしたのにもうガス欠?」かと焦ったのが、まあちょっと珍しいトラブルの第2号。調べたら燃料ポンプがだめになっていたので交換になったのだけれど、日本中のスバルを探しても部品の在庫がなく、なんとスバルがゼロから作ってくれたんですよ。この修理には1ヶ月半かかりましたよ。

そして現在電車でチェロをかついで歩いているのは、先週、走行中に助手席側の窓ガラスがいきなり割れたからなのです。車屋に修理に出したら例によって部品の在庫がなく、スバルがゼロからつくっています。スバルも偉いメーカーですよね、僕の車みたいに全然売れなかった車に対してもこれだけプライドと責任をもって対処してくれるのですから。ただ気になるのがガラスがなんで割れたかがよくわからないのです。フロントガラスが走行中に割れるのはよくあるといえばあることなので驚きませんが、助手席側ですからねぇ。この前鎌倉とか横須賀でクルマに金属片を投げつけていた人が逮捕されましたが、もしやその関係?と思ったりして。

さて、クルマのトラブル関係の話はこれで終わりと思いきや、実はまだあるのです。しかも極めつけのやつが!それは2005年も残りあと2日となった、暮れの31日の午前中のことでした。

僕はお正月にすこし現金がいるなと思って都内の某銀行に立ち寄りました。駐車場にクルマをとめてATMでお金をおろして、またクルマに戻って乗り込もうとしたその瞬間に、駐車場の端にとまっていた現金輸送車の陰にいたガードマンと銀行員がこちらめがけて走り寄ってくるではありませんか!僕は運転のときにややこわめのサングラスをする習慣がありますので、そのときも黒いサングラスをかけていたので、もしや銀行強盗かなにかと間違えられたかと思い、あわてて「いや、違いますよ」とか余計なことを言おうとしたら、警備員がいきなり「申し訳ありません」とあやまるのですよ。はて一体なにが?と思ったら、ふと自分の車のバンパーに大きな傷が!!

「修理の費用のほうはもちろん負担させていただきますので」

と銀行の人が言ったので僕にもようやく事態が飲み込めました。この暮れのいそがしい時に現金輸送車に当てられたわけね!

「本当に申し訳ございません」

とガードマンと銀行員が頭を下げている間、僕はあるアイディアが浮かびました。いや、銀行からたくさん修理費を巻き上げようとか、そんなせこい、あるいは社会的道義に反することではないですよ。僕が思ったのは、

(週刊誌によく宝くじの当選者のエピソードが出ているよなぁ。なんか蛇の夢を見たとか作ったみたいな話ばかりだけれど、今日の僕の話は現金輸送車に当てられた!だもんな。こりゃすごいストーリーだぜ。もしかしたら明日の年末ジャンボの抽選、ひょっとするとひょっとするかも!!)

そしてなんだかだんだんハッピーな感じになってきたんですよ。ちょっとわくわくしたりして。本来クルマを傷つけられて怒るところなんですが、なんか気持ち悪いくらい寛容で相手も不思議に思ったかもしれません。

そして次の日は???

それから2ヶ月たった今もミヤケは毎日勤労しています。友人曰く、

「前日に、もう現金に当てられちゃっているんだから、そこで運を使い果たしたわけだよ。それにしても究極のポジティブシンキングだね。」

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