2005年05月22日
“近況いろいろ”

年をとると月日が過ぎるのが早くなるといいますが、今年前半、僕は実感しましたよ!スケジュール表も満足に更新しない日々が続いており、「おいおい三宅のホームページはいったいどうなっているんだ?」という声もちらほら聞こえてくるのですが、なんだか忙しいのです。みなさまご承知の演劇の韓国公演があり、俳優座での公演、室内楽、オーケストラ、そして昨日は演劇のまとめのようなコンサート「ショパンの手紙」を青山でやりました。

CDの発売記念というコンサートをきちんとやっていなかったので、なにか小さいサロンコンサートをやろうかな、くらいの軽い気持ちでマネージメントと相談を始めたのが運のつき、ショパンの一生をレクチャーしながら朗読もいれて、などと準備期間が一月半という非常識な短い時間の間に、アイディアは膨らむ一方で、お客さんの動員は?スタッフはどれだけ必要?など大騒ぎしながら当日を迎えました。いざふたを開けてみれば驚くほどの超満員、補助席も出ましたので、小さいホールといいながら、嬉しくほっとしています。コンサートの内容も、音楽ジャーナリストの萩谷由喜子さんのスライドを交えての格調高いお話、女優の若村麻由美さんの美しく、気品のある朗読、ピアノとチェロの演奏の組み合わせがうまくいき(自画自賛!)、お客さんにも大変喜んでいただきました。なにしろ普段口うるさい○さんも△さんも手放しで喜んでいましたからね!ただ気の毒だったのが、当日になっても細かい段取りが決まっていないというより、どんどん変化していくのに対応しなければならなかった照明さん、萩谷さん、そしてなんといっても若村さんはただでさえ朗読の入りのタイミング等がとても難しいのに、本番中にピアノの崔に突然コメントを振られ、どうなるかと思いましたが、まるで打ち合わせをしたかのような見事に起承転結ができあがったお話をしていただき、ただただ感心しました。

若村さんが舞台上で「演劇では私が三宅さんの妻でしたし、いまピアノを弾いている崔さんは現実の妻です。」といったお話をされて、僕は恥ずかしくて死にそうになりました。そのあと、その思いを振り払うようにというわけではないのですが一生懸命演奏をしたら、ある人に「いままで三宅さんの演奏を何回も聴いていますが、今日が最高でした。ふたりの妻がいたから?」と言われたのですが、僕はいったいどうすれば????

来週は二胡の姜 建華さんと中国上海に行きます。この情勢でワーキングビザがなかなかおりず、つい数日前まで毎日気をもんでいました。旧ソ連に観光ビザで楽器を持って入ろうとしたら税関で楽器を取り上げられた話も聞き、(もしかして現地で中国製のチェロを買ったほうがいいか?)などと焦っていろいろ考えたのですが、取り越し苦労に終わり一安心です。僕は大胆不敵なところと神経質なところのバランスがちょっと変わっているらしく、一般の人にはよくあきれられます。でも一応現地でもあまり外をうろうろしないほうがいいのかな?ただ姜さんのお子さんたちは初対面のときに僕を見て「日本人じゃない、香港人の顔だ!」と言って大騒ぎしていましたので、黙っていれば大丈夫かもしれません。中国人お墨付きですからね。そういえば同じ二胡のチェン・ミンには「毛沢東の若い頃」に似ているって言われましたっけ。

それにしても、こどもと犬にはいつも好かれる三宅です。

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