2004年11月06日
“新しいCD”

またまた更新が遅れて、わりと多くの方に「エッセイどうしたの?」と言われてしまいました。 マレーシアやら北海道やらあちこち出かけて忙しい季節だったということもありますが、 実は次に出すCDの企画やら練習に気持ちも時間も取られて、なかなかパソコンにゆっくり むかって文章を考えられなかったのです。(といいながらちょこちょこゲームはしていたり?) そしてそのCDのための録音を10月の終わりに富山県の魚津市というところでやってきました。

皆さん魚津と聞くとどんなことを想像されますか?日本海とか蜃気楼、おいしいお魚のことなどを 思い浮かべることはできても、クラシック音楽、ましてやCDの録音とはちょっと縁遠いかんじ ですよね。僕も正直そう思っていましたが、なんと今、魚津はクラシックCDの業界では注目の的の 場所なのですよ。それというのも、魚津の新興レーベル「若林工房」が世界的なピアニスト、 アファナシェフやイリーナ・メジューエワの素晴らしい録音を立て続けにリリースし、 「レコード芸術」誌上で「特選」等を立て続けにとっているからなのです。なぜ既存の大手レーベル ではなくて、小さな地方の会社でいいものができるかというと、ひとつには音楽業界、 とくにCD業界が大変な不況にあえいでいることがあるようです。以前であれば大手の会社も ポップスや演歌が売れて体力がありましたから、多少クラシックの売れないCDを出して、 あまり売れない、あるいは赤字を出してもそれほど大きな問題にはならなかったのですが、 ここ数年CDの売り上げが落ちてきている(パソコンやiポッドの普及が大きな要因となっています。) ので、レコード会社も売れるものしか作れなくなってきました。そこでご存知の「Jクラシック」 を考え出し、新しいスターを作り出そうとして、一定の成果も挙がったようにみえたのですが、 その一方で昔からのクラシックファンが好むような実力のあるアーティストのCDが出しにくい状況に なってきているのです。レコード会社の優秀なディレクターやエンジニアも本当につくりたいものが できない中でどんどん会社を離れています。そんな中で「若林工房」は某大手C社の超一流エンジニアと ディレクターが会社を離れ、魚津の太っ腹の会社で経営もあまり省みず(?)に本当につくりたいものを つくっているのですから、それはいいものをわかる人にはたまらないCDができてくるわけなんです。 また素晴らしい人材に加えて、ホールも新川文化センターというなかなか自然な響きの弾きやすい 会場があり、さらに魚津という日常生活から離れた場所で一日中、音楽のことだけに向かっていく ので集中もしやすいです。

会社案内はとりあえず置いておいて(笑)今回のCDの内容ですが、端的にいうと小曲集です。 ショパン、カザルスなどの祖国を離れた作曲家の作品を中心に入れています。ショパンのピアノソロも 数曲あります(ピアノは崔善愛です)。なぜ小曲集かというと、1枚目でラフマニノフのソナタという 大きい作品を取り上げたということもありますが、実はこのCDをほかのジャンルで使う可能性が あるのです。話がきちんと具体化したら必ずお知らせしますが、実現すればなかなか面白いことに なりますよ、ご期待ください。

ところで録音は終わったのですが、これからはトラックダウンやジャケットのデザイン、曲順、など まだまだ考えることが山積みです。実はCDのタイトルも正式には決まっていないのです。 皆さんなにかよいアイディアがあったらメールで miyake@mbk.nifty.com までぜひお知らせください。 採用された方には抽選で1名様に記念品をさしあげます(?)。発売はなんとか3月の最初までに 出したいと考えています。

おっと最後に大事なお知らせとお願いです。若林工房としては世界的なアーティストの録音で 評判がたったところでの三宅&崔のアルバム発売です。若林工房も我々に賭けてくれた部分が あるわけなのです。このCD、なんとしても、なんとしても、、、みなさんあとはお分かりですね、 買ってくださいね!ご自宅用、プレゼント用、引き出物(?)用途は問いません!!

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