2003年09月04日
“芸術家とはなんぞや?”

早いものでもう9月になってしまいました。みなさんの夏はいかがでしたか? 僕は北軽井沢に1週間ほどいましたが、いやあ寒かったですね、本当にストーブつけてましたもの。 作物の出来が悪いのもあってか、ツキノワグマが近所に出没したりしてびっくりしました。 僕はその熊を直接見たわけではないのですが、ペンションのお客さんが「すぐ近くで熊の赤ちゃん 見たわ、可愛かった。」なんてすごい証言をしたので、皆真っ青になって大騒ぎ。すぐに役場に 連絡したところ、「ああ、そうなんですよ、2、3日前からお宅のあたりをうろうろしているんです、 何かあったら連絡してください。」だって!何かあってからではもう遅いのでは? お役所仕事の真髄に触れた気がします。

軽井沢では他にも、子供たちがフクロモモンガの赤ちゃんが巣から落ちているのを助けたり、 ペンションのオーナーと毎晩飲み明かしたりと、普段の東京での日常ではなかなかできない ゆっくりとした時間を過ごしました。音楽家、芸術家というものはゆとりある時間の中でいろいろな 思索を深め、自分の創造物を磨いていかなければいけないと頭ではわかっているのですが、 日々の仕事に忙殺されている自分の生き方を考えさせられました。イタリアの有名なチェリストの ブルネッロは演奏活動以外のときは郊外でお百姓さんをしていると聞いたことがありますが、 自然や農作物とのかかわりの中で自分を見つめているんでしょうね。

夏の話にまた戻りますが、チェロの技術もこの8月から新しいことに挑戦しています。 右手のボーイングを改善しようといろいろやっている最中です。デュプレの音みたいなのは どうやって出るのかなというのがきっかけで試行錯誤しているうちに、ちょっと今までのと変えよう という気持ちになりました。といってもまだまだですが、この秋のシーズンに成果がでればなぁ。 10月5日に浜離宮で北欧の曲を日本初演するので、そのときに間に合うようにと思っています。

楽器を弾く技術というものは本当に奥が深く、常に研究する気持ちがないとだめになるのは あっという間です。スポーツ選手で野球の投手がピッチングフォームを変えたり、プロゴルファーが スイングを改造する気持ちはとてもよくわかります。現状維持の気持ちでは実際には技術は落ちて しまうのです。より進化させる気持ちと努力があってこそプロを名乗れるのです。

なんだか今回はまじめに書きましたが、これからの秋の季節、みなさまも志を新たにいろいろ チャレンジしてみてはいかがでしょう?ちなみに僕はチェロだけではなく、趣味のゴルフのほうも スイングを変えようと日々精進中です。こちらの成果は?この前練習場でドライバーが折れてしまった のですが、これって一体進化している徴なんだろうか?????

line

バックナンバー目次

トップページ

close