2003年05月25日
“現在進行中のミュージカル”

現在進行中のミュージカル「オケピ!」ですが、休憩時間込みでなんと3時間40分という長さです。 一日二回公演の日など、なかなか大変ですが、実はお芝居の部分が多く、本物のオケピの僕たちは けっこう休んでいる時間が長いのです。あちらこちらでギャグがちりばめてあるのを楽しみにしている のですが、それでも少し時間を持て余すときがないわけじゃありません。(この部分を関係者の方々が 読まないことを祈ります)

そんな時あたりを見回すとオケのメンバー各々いろいろなことをやっています。一番仰天したのは 某女史が誰はばかることなく人差し指を鼻に突っ込み時計回りにホジホジ、ご丁寧に逆時計回りにも ホジホジ、という現場を目撃したことで、それから見ないようにしていたのですが、なんとどうも 毎回一種のルーティーンとしてその一連の行動が存在しているのを発見してしまいました。 また僕の同僚のチェロのK氏は暇さえあればヴィブラートの練習に専念、一回の公演で1万回は 左手を揺すっているのではないでしょうか、とても研究熱心で感心しますが、音を出さないで練習に なるのかな?本人にもその疑問をぶつけたのですが僕みたいに脳天気にヴィブラートがかかる人には この苦しさはわからないといわれてしまいました。大人ってわからないものだなと王子さまは つぶやきながらその場を離れました(サン・デクジュペリ風)(誰が王子さまだっ!)。 僕はチェロを磨きまくり、ついでに隣の人の楽器までぴかぴかに磨いてしまいました。

いろいろ裏話もあるのですが、支障のないものをいくつか書きましょう。東京の青山劇場で公演中に ピアニスト役の小日向さんが時間を思い切り間違えた日がありました。開演の一時間前になっても 現れないのを不思議に思ったスタッフが小日向さんに電話をしたところ、なんとまだのんびり自宅に いたそうです。そのあとあわてて家をでて、なんとか30分前に劇場に着いたところ、三谷さんが ピアニストの衣装に着替えてスタンバイしていたそうな。けっこう三谷さんは人の前にでるの 嫌いじゃないですから、そのまま出演する気もあったのでは?

大阪公演であったおもしろい話としては、公演中に役者さんが我々本物のオケピのほうに遊びに くるようになったことですかね。ドラマー役の温水さんやサックス役の相島さんはお客さんに 見えないようにピアノの下を這って出没していました。その話を聞いたチェロ役の瀬戸カトリーヌさんは オケピに遊びにきたのはいいのだけれど、まだ休憩時間中でお客さんに思い切り見つかってしまい 脱兎のごとく逃げていきました。三谷さんはコンダクターの席によじ登り役者に向かってダメだしを していましたが、そのうちになんと劇中の音楽「ボレロ」を本当になりきって指揮し、僕たちを 爆笑の渦に巻き込みました。上の役者さんたちも困ったことと思います。

いろいろあった「オケピ!」ですが千秋楽まであとわずか、いよいよカウントダウンです。 そしてこれを書いている僕はというとなんと22日に自分の最後の公演を終えて大阪を離れ、 今これを書いているのは東京の自宅です。コンダクター役の白井さんには裏切だといわれましたし、 瀬戸カトリーヌさんには「一緒に東京に連れて行って」と頼まれました。我々ミュージシャンも さることながら役者さんは本当にぎりぎりのところまで来ていて気の毒です。もうすでに70公演を 超えていますからね。あとは30日の千秋楽にむけてテンションが高くなっていき感動のフィナーレと なるのでしょうか、この目で見たかったのですが。

ちなみに帰ってきて僕はなにをしているかですか?今日24日は弦楽四重奏の本番がありましたが、 明日は休み、そのあとものんびりで29日はゴルフ、30日は巨人−阪神戦を見に行きまーす。 大阪に残っている皆さん、ごめんなさーい。

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