機材、VST簡易レビューINDEX

所持しているエフェクター

メーカー機材名紹介など

AKAI

EX 75N

モノラル入力のノイズリダクション。 説明書が無いので詳しい方式は分からないが、単純なノイズゲートではないのは確か。 滅多に使うことは無いけれども、ボーカルミックスの時には、少しお世話になった。

PEQ6

7バンドのプログラマブルグラフィックイコライザー。 プログラムを保存してMIDIで切り替えられ、6つのチャンネル個別に設定もできるという使い勝手のよさが特徴。 欠点らしい欠点は、フラット設定時でも高域特性が落ちてしまうこと(個体差もあるかも知れないが)。 ドラム音源モジュールのパラアウトに対して使おうかな、と思っているものの、セッティングが億劫で使っていない。

ALESIS

Q20

Quadraverb 2の後継機種。 Quadraverb 2を20bitにして、電源をアダプターじゃなくしたもの。 ちなんで、初めて買った外部エフェクター。

リバーブは、やや憂いのある質感で、生々しいというほどの質感ではないものの、空間のイメージとしてはなかなか。 プレートシミュレーションが、結構いい味かも。コーラスやディレイなどは普通といったところ。 オーバードライブは、ハードとソフトがあって、使い分ければいろんな音に自然にかけられる。 EQやフィルター、ステレオシミュレーター、レゾネーター、フェーズインバーターなどといった、 こまごまとしたエフェクトが数多く揃っていて、一台でかなり複雑なルーティングをしたエフェクトを作ったり、 特殊な効果を作ったりもできる。 役割は主にトータルリバーブで、最近はフィルターで帯域を絞ったプレートリバーブを使うことが多い。 あと、A/Dコンバータとしても働いている。

DigiTech

Studio S200

DigiTechの安いマルチエフェクター。設定できるパラメータ数が少ない代わりに、非常に操作しやすい。 リバーブは、このクラスでは珍しいステレオ入力仕様。 質感はやや不自然という一般の評価だけれども、内蔵EQでしっかりと調整さえすれば、結構使える。 モジュレーション系のエフェクトは、ギターをやっている人に人気があるみたいで、私もかなりいいと思う。 ディレイ、トレモロ、パンナーなどは、普通だと思う。 コンプレッサーは、パラメーターが少ないのが難点。 電源スイッチが無く、コンセントを繋げば電源が入るという仕様。まあ、アダプターじゃないのは助かる。 ミキサーのAUXバスに接続。

KAWAI

RV-4

KAWAIのラック式マルチエフェクター。ステレオ4In-4Outだが、4chのOutからは、ミックス出力もできる。 リバーブの質感は明るめで、やや古い国産ディジタルリバーブそのものといった面持ち。 コーラス、トレモロ、ディレイ、パラメトリックEQなども搭載。 入力信号がクリップしやすく、低域のみフロアノイズが少し出ているのがやや難。 ミキサーのAUXバスに接続。

REXER

RSE-3000

高域、低域のつまみとバイパスボタンだけという、極めて単純操作のエンハンサー。 バイパス時の音質劣化もほとんど気にならないレベルであるし、効きも結構自然で、 メインミックスを、真っ先にこのエフェクターに通したりもする。 昔はやや派手目にかけることが多かったが、最近はほんのり軽くかけることが多い。

SONY

DPS-F7

EQ、エキサイター、フィルター、コンプレッサー、ディエッサー、サチュレーター、 サブハーモニックジェネレーターなどを搭載したマルチエフェクター。 いくつかのパラメータを、音量やMIDI情報でトリガーして変動させることも可能で、ノイズリダクションやワウなどもこなす。 ついでに、ボコーダー、モノシンセ、リズム音源としても使えるのだが、それはまたの機会ということで。 もともとはメインミックスに対して使っていたものの、 ソフトウェアエフェクトにも良いものが出揃ってきたことや、他にもちょっと思うことがあって、 最近ではシンセ音源として使ったりインサートで使ったり、といった方向に。

ZOOM

9120

ZOOMの昔のマルチエフェクター。 操作性がよく、設定項目もほどほどの細かさで扱いやすい。 リバーブはステレオ入力仕様で、ややダークで渋い音質なのだが、薄くかけても結構な広がり感がある。 コーラスなども結構良質。 微妙な効きのサラウンド、フィルターを装備したモノディレイなども、結構使えると思う。 音質面では、多少気をつけないと、フロアノイズが目立つこともあるかも。 それと、気になるかどうかは人や場合にもよるだろうけれども、A/D/Aは32kHz(ドライラインはアナログのまま)。 ミキサーのAUXバスに接続。

9150

ギター用マルチエフェクター。 プリアンプとして真空管を搭載していて、歪み方は結構いい。 モジュレーション、リバーブ、ディレイなども、 パラメータは大雑把なものの、効果自体は悪くはないと思う。

9200

ZOOMの昔の高級リバーブレーター。最大4 in 4 outで、ステレオ・モノラル設定もある。 エフェクト系統は最大4モジュール。 Aタイプ、Bタイプ、Cタイプとあって、それぞれ1、2、4モジュール分の負荷。 Cタイプになると、密度が高かったり設定パラメータの範囲が広かったりする。

リバーブは、パラメータ数が結構多めで、細かく作りこめるみたい。 密度は結構高いけれど、しつこくない感じ。 プレートの評判が高いけど、ルームとかホールとかも、音楽的な響きをしていて、 「とりあえずリバーブ」という目的の場合、大抵はマッチするかと思う。 EQ、ピッチ、モジュレーション、エコーとかも持っている。 使えなくはないと思うけど、特筆するほどのものでもないかな、という印象。

RFX-2200

ZOOMの新らしめのマルチエフェクター。 つまみ式なので、どういったパラメータがどのつまみにアサインされているか、 あとはキャラクターと番号の対応さえ分かれば、操作は非常に簡単かつ迅速に行える。 同社にしては珍しく、電源が外部アダプター方式じゃないので、セッティングしやすい。

製品としてはリバーブを全面的に押し出しているようで、確かに調整次第で使えるものも少なくない。 9120と違ってモノラル入力、44.1kHz出力なので、好みによるとは思う。 モジュレーション系のエフェクトも好感触。 タップ機能でディレイタイムなどの設定ができるエフェクトもある。 他に特殊なエフェクトも多数搭載されていて、特にお気に入りは、空間を強調するディメンションリバーブ。

オーディオ特性的には、普通に音を鳴らしている分にはさほど気になる劣化は無い。 WET100%の場合、インプットとアウトプットのゲインの設定にちょっとだけ気を使えば、 この価格帯としてはノイズレベルは低い方だろう。 とりあえず大雑把に、In:12時、Out:3時〜5時 といったところ。 DRYも出力する場合は、より注意を払うべし。 当初はメインミックスの経路に挟み込んでいたけれど、 ミキサーの数を増やしたことや、ちょっと思うところなどがあって、AUXバスに接続。

接続をInsertらSend/Returnに変更したこともあって、最近は使っていないが、 ミックスダウンエフェクトにも結構使えるものがいっぱいある。 FINAL MASTERでは、MP3 Enhancerというタイプが、中音域のバランスがとりやすくお気に入り。 WIDEは結構いい感じにステレオイメージを広げてくれ、リバーブも同時にかけられる。 他にも、ミックスダウンエフェクトはたくさんあって、場合によって使えるものもあると思う。


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