今日の一言 その25(1/31)

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本日のお題

神戸製鋼、5年ぶりに復活V!!

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新日鉄釜石ラグビー部が前人未到の7連覇を達成したとき、誰もが「もうこの記録に並べるチームは
二度と現れないだろう」と思った。しかしその7連覇の偉業に再び挑戦するチームが現れる。
それが神戸製鋼。6年連続で日本一に輝き、そして95年1月15日国立競技場でついに7連覇を達成した。
しかしそのわずか二日後、神戸の街は震災によって灰塵に帰し、神戸製鋼ラグビー部グラウンドも瓦礫の山となった。
練習も十分に積めないまま今度は前人未踏の8連覇に挑まなければならなくなった王者・神戸製鋼だったが
社会人大会の準々決勝でサントリーにロスタイムまでリードしながらサントリーSH長友の同点PGで引き分けに持ち込まれ、
大会規定によりトライ数の差で準決勝に進めず8連覇は夢と消え、その後も王座から遠のいていた。

その神戸製鋼が5年ぶりの優勝を目指して挑んだ今年のラグビー全国社会人大会。
準々決勝では日本選手権3連覇中の東芝府中、準決勝では西日本リーグで苦杯をなめたトヨタ自動車を破って決勝進出。
奇しくも決勝の相手は同じ神戸のチームのワールド。前半神鋼SOミラーのキックにワールドの選手がチャージ、
こぼれ球をそのままワールドの選手が押さえて逆転のトライを奪われるが再逆転して前半は神鋼リードで折り返す。
後半ワールドに詰め寄られるが前半のお返しとばかりに今度はワールドのパントキックに神鋼の選手がチャージして
そのままボールを押さえてトライを奪って突き放す。そして最後まで食い下がるワールドの追撃を振り切ってノーサイド。
神戸製鋼ラグビー部が5年ぶりの復活優勝を飾った。

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