今日の一言 その2(2/1)

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本日のお題

「恐怖の大王」は日食だそうです。

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いやはや、早いもので今年も12分の1が終わってしまいました。

そういうことで(!?)、前回はスポーツネタで軽く流しましたが、ぼちぼち本気を出して行こうと思います。

さて今年は1999年、巷を騒がすノストラダムスの予言の年です。
「恐怖の大王がおりてくる」とかいうアレです。昨年の大晦日にどっかの民放が特番組んでましたね。
どうしたってレコ大と紅白には勝てないからという投げやりな題材の選び方かどうかはともかく、
とりあえずそれなりに検証してたみたいですね。ま、ああいう番組の場合絶対結論なんて出さないんですけどね…

ノストラダムス関連ネタは以前まささんところでも触れられていて、自分もいろいろカキコしたんですけど、
いろいろ言い足りなかったこともあるんで、あらためて触れておきます。

まず、「恐怖の大王」=「地球滅亡」という解釈は絶対にありえません。
ノストラダムスさんは1999年以降についても予言を残してます。
もし、「1999年に地球が滅亡する」と予言したのなら、そこで全てはジ・エンドなんですから、
その後の予言なんかするはずはありません。
つまり、常識的に考えれば、「恐怖の大王」は地球滅亡以外の意味のはずです。

じゃあ何なのか。実はただの日食なんです。
今年の夏、ノストラダムスの住んでいた地方で日食があるんです。
ノストラダムスの時代から初めてなんだそうです。
今でこそ日食というのは太陽と地球の間に月が入ることだとわかってますが、
昔は謎の天変地異とされていて、何か良くないことが起こる兆しととらえられることもありました。
(例:日本神話における「天の岩戸」伝説)
よって日食を「恐怖の大王」と表記してもなんの不思議もありません。
ノスタラダムスの末裔の方たちも、「おそらく日食のことだろう」と話しているそうです。

あと、この予言と北朝鮮とをからめてる文章をどこかで見ましたけど、バカとしかいいようがありません。
日本にミサイルが降ってきて壊滅的な打撃を受けようと、世界が滅亡するわけじゃないんですから。
日本人でもないノストラダムスが、それを「恐怖の大王」と言うはずがないでしょうが。

昔中国の杞の国に、「空が落っこちてきやしないか」としょうもない心配ばかりしてた人がいたんだそうです。
これが「杞憂」の語源だそうですけど、これと大差ないように思うのは自分だけですか?

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