ジョージ・セル/クリーブランド管絃楽団の、あの伝説の来日公演がCD発売されて話題を呼んでいます。30年前のFM放送の音源をCD化したものです。

1970年、大阪万博の年はクラシック音楽界もFM放送も全盛期といえる時代でした。
例年の音楽祭では想像できない、じつに豪華なメンバーが来日して、その公演のほとんどが、当時、最高音質のメディアだったNHK-FMで中継されました。

クリーブランドの他にも、カラヤン/ベルリンフィル、プレートル/パリ管絃楽団、バーンスタイン/ニューヨークフィル、レニングラードフィル(体調が良ければムラヴィンスキーまで来る予定だった)、ニューフィルハーモニア管絃楽団、モントリオール交響楽団、バッハ・ゾリステン、パイヤール室内管絃楽団、ローマ合奏団、イギリス室内管絃楽団 等など…。
オペラでは、ベルリン・ドイツ・オペラ、ボリショイ・オペラ、ローマ室内歌劇団。
器楽では、リヒテル、ワイセンベルク、アントルモン、エッシンバッハやアルゲリッチ。
声楽では、ディースカウ、ベイカー、フォレスターやシュヴァルツコップ、と枚挙に暇がない程のメンバーでした。
魅力的なライブは 今も光りを失っていません。

当時の貴重なエアチェック・テープから、その一部をご紹介します。
この時代はオーディオの世界もまさに全盛期で、マニアたちはFM専用の高い屋外アンテナを立てて、自慢の高性能チューナーと大型オープンリール・デッキで高音質のエアーチェックを競い合いました。今回の再生には、録音した'70年当時のデッキを復元して使用し、できるだけ当時の音を再現してみました。

(著作権を犯さない範囲のJASRACガイドラインに準拠して各45秒の収録です)


***CDに入っていない部分まで聴きたい!***
   
セル/クリーブランド管絃楽団(5/22)
  来日時のリハーサル風景

   
 
   
モーツァルト 交響曲No.40 本番
   

ベルリン・ドイツ・オペラ(4/21)
マゼール指揮 ヘリング(T) リゲンツァ(S)
ウェーバー 「魔弾の射手」

プレートル/パリ管絃楽団、Pf. ワイセンンベルク(4/22)
チャイコフスキー ピアノ協奏曲

ローマ室内歌劇団(6/21)
ファザーノ指揮 ローマ合奏団 ミシアーノ(T) ズィーリオ(Ms)
パイシェルロ 「セビリアの理髪師」

デッカー/モントリオール交響楽団(6/25)
モーツァルト 交響曲No.41

リヒテル(with バルシャイ/N響)(8/15)
モーツァルト ピアノ協奏曲No.27

ボリショイ・オペラ(8/20)
ロストロポーヴィッチ指揮 ヴィシネフスカヤ(S) マズロク(T) 
チャイコフスキー 「エフゲニ・オネーギン」

レッパード/イギリス室内管絃楽団(9/7)
モーツァルト 交響曲No.29

   
********************************************************
Real と Windows MSオーディオ(WMA)方式 でエンコードしています
RealPlayerがない方は
Realの説明と入手方法の頁をご覧ください
IE 5.0、または、MediaPlayer6.0以上の方は、WMA
でお聴きになると自動再生され、さらに高音質です
********************************************************