Lesson07:PentatonicScale

 さて、今回はPentatonicScaleです。

 ホントは一番最初に説明すべきScaleなのかも知れませんが、あえて後に回しました。

 ブルースやRock'n'Roll等では基本のScaleとなりますが、俺の場合そっちの系統を覚えたのは遅かったです。でも覚えておくとかなり便利ですんで、しっかり覚えましょう。

 いつものCで説明すると、“1度→2度→3度→5度→6度”の5段階です。

指板 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
5弦 A A# B C C# D D# E F F# G G# A A# B C
      1   2   3 4   5   6   7 8

 で、このPentatonicにおいてもMajor/Minorがあり、C MajorPentatonicの中にA MinorPentatonicが潜んでいます。A MinorPentatonicは次の様になります。

指板 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
5弦 A A# B C C# D D# E F F# G G# A A# B C
1   2 ♭3 3 4   5   6 ♭7 7 8   7 8

 こっちの形で覚えるといいですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 要はMinorPentatonicで弾くかMajorPentatonicで弾くかなのです。例えばA7のKeyだった場合、A MinorPentatonicとA MajorPentatonicどちらで弾くかは結構重要です。Minorで弾けば暗い感じ、Majorで弾けば明るい感じなのですが、どちらを弾くかは自分のセンスになります。実際に弾き倒して、センスを磨いて下さい。

 さらに、♭5音を混ぜると少し玄人っぽくなります。♭5音はPentatonicScaleには含まれませんが、何となく格好良くなりますんで、弾いてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回のポイントは3つ。

・MajorPentatonicは“1度→2度→3度→5度→6度”の5音音階である。

・MinorPentatonicは“1度→♭3度→4度→5度→♭7度”の5音音階である。

・♭5度の音を効果的に使えると玄人っぽく聴こえるかも。

 Pentatonicは意外と単純なScaleですが、JimiHendrix、StevieRayVaughan等を聴くと、BluesをルーツにしたPlayではいかにこのScaleが大切かを思い知らされます。

 不肖、俺も初めはThrashMetalやNeoClassicalを中心に弾いてたんでPentatonicは結構適当でしたが、優先順位は低くてもいいんで必ず覚えましょう。

 “解る人には解る大人のPlay”って感じがするので、Pentatonicは渋くて格好良いですよ。

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