寸劇

◎掲示板寸劇場>やまおやじ  投稿日:12月17日(火)23時52分22秒

うらぶれた長屋の一室。両手の指にスプリング、すなわち「大ブルースギター養成ギブス」
を装着して、苦悶の表情を浮かべたままギターを弾く息子・lyle ちゃん。
その傍らに、父親(星一徹役)・やまおやじが苦虫を噛み潰したような表情で、一升瓶の焼酎を
茶碗に注ぎながら聴いている。
lyle ちゃんの指が小刻みに震えて、フレーズがたどたどしくなった途端…
「なっちょらん! 最初からやり直し!」と厳しい口調で容赦なく練習を続けさせている。
柱の影から涙を浮かべて見守っていた娘・eco-tora ちゃんが我慢できなくなって…
「お父さん、もう今日の練習は終わりにしてやって。いい加減にしないと可愛そうよ」と
駆け寄ってくる。所が、土間につまずいて…前のめりに大の字に倒れこんでしまう。
ヨロヨロと立ち上がると、額に大きなコブが出来ていた。
「バカモノ! こんな程度で練習を中断させていたら、"大ブルースギターの星"は絶対に
掴めないんじゃ」と、乱暴にちゃぶ台をひっくり返した。(ノToT)ノ ┫:・'.::・┻┻:・'.::・
突然、隣の部屋から…(隣人のニッカボッカ姿の謎の解体屋たん)丹下段平が酔いどれ口調で、
「立て、立つんだlyle!」と無意味に叫んでいた。アル中がひどくなったらしい…

唐突にシナリオを書いてみました。ちなみに、この続きがあって、登場人物は下記の通り。
人力車引きの律儀な正義の味方の隣人役…SHOJI たん
近所の赤提灯の若女将役…PIPS ちゃん
lyle ちゃんの通っている小学校の担任の先生役…癒し系?suzie たん
長屋の大家・難波の商人役…福たん
喧嘩が始まると馬に乗って登場するカウボーイ役…ヒッコリーウィンド安藤さん
家賃を滞納して失踪中の日雇い労働者…ねじりボッカのmootieオヤジ
(全然登場していないと、扱いが悪くなるのは当然ですな)

続きは、eco-tora ちゃんが書いてくらはい。

〜炎の伝説〜 投稿者:eco-tora  投稿日:12月18日(水)17時57分39秒

寸劇場その2
馬にのったヒッコリーさん登場
「おらおら、二人とも何やってんだ。やめねーか!まったく、毎日毎日いい加減にしろ!
ecoさん、ここはおいらにまかせて、買い物でもいってきな」

おでこに白い絆創膏を2枚ばってんに貼り付け、買い物かごを片手にとぼとぼ家をでるeco−tora。

PIPS若女将(以下p)「おや、どうしたんだい、ecoちゃん。肩なんてがっくり落しちまってさ」
eco「姐さん..最近とーちゃんがますますlyleに強くあたるんです。私もう見ていられなくって..よよよ」
p「今が大事な時期なんだよ。甘やかしちゃ本人の為じゃないのさ。やまのおっさんもあせってるんだろ。これでも食べてあったまりな」(といってあら汁を差し出す。)
e「とーちゃんの大好物..いつもすみません..」(涙ぐむ)

家に戻る途中車力shojiさんとすれ違う。
s「聞いたぜ。また派手にやったんだってな」
e「お恥ずかしい。どうしてうちはいつもこうなんでしょう」
s「まあ。気持ちもわかるぜ。昔、やまのおっさんも世界を相手にがんがんギターを
かき鳴らしてたんだ。このデルタ自慢の英雄だったのよ」
e「え?とうちゃんが?」
s「知らなかったのかい?あの事故じゃどうしようもねーってもんよ」
e「事故?」
s「猫をかばってわき腹を痛めちまったのさ。時々寒くなるとさすってるだろ。ギター弾きには致命的よ。解体やと組んでいいバンドだったんだが..おーっと仕事だ、じゃーな!昔のことが知りたけりゃ、川岸のバーにいきゃ何かわかるさ」

そういえばとうちゃんの昔の事なにも知らなかった。家に着くと場外乱闘の様相を呈し、
lyleが転がってきた。満身創痍である「ね、ねーちゃん..俺こんな生活もういやだ...」唇を噛締める姉弟に今日も冷たい風が吹く。ぴゅう〜〜

続き解体やさんよろしく。

寸劇場その3 投稿者:謎の解体屋  投稿日:12月18日(水)23時28分55秒


げっ、本当に続きが書かれている。
そんでもって、自分にまわってきた..................

翌朝、食卓には当然のように気まずい雰囲気がただよう。
ひとりけなげに笑顔をつくり親子の間をとりなそうとするecotora、
しかし、会話ははずまない。
「行って来ます」lyleが家を出ようとすると、「今日も3時には帰って練習だぞ」
と、むっつりだまっていたやまおやじが背中から声をかける。

学校にて、
suzi先生「lyleちゃん、その傷どうしたの? 保健室に行きましょう。友達にやられたんじゃないでしょうね。」
lyle「先生、大丈夫だからさ、ほっといてよ」
suzi「そんなわけにいかないわよ。わけをおっしゃい。」
lyle「.......................」
suzi「どうしてだまってるの。いじめっ子にお金をまきあげられてるんじゃないの? それとも、お父さんに殴られたの? 今は子供の権利条約というのがあって親でもそんなことをしちゃいけないのよ。先生がいっしょに行ってあげるわよ。それに、どうして手をかくしているの? みせなさい。」
lyle「なんでもないよ」
suzi 「見せなさい! ......あっ」

開かれたlyleの手のひらには大ブルースギター養成ギプスが.....

suzi「なんてひどいことを。」

lyle「......................先生! 俺、ブルース・ギターの星になるために、とうちゃんのレッスンを受けてるんだ。なんだ、これくらい。大丈夫だよ。」
suzi「そう..........」

けなげなlyleの言葉に、こっそり涙をぬぐうsuzi先生であった。

一方、高校の帰り道、昨日の車力のshojiの言葉を思い出し、川岸のバーに寄ったecotora、
そこには、ギターを燃やしながら、粘土をこねている男がいた。言わずと知れたGROOVE人生である。

eco「このデルタの20年くらい前のことを知りたいんですけど」
Groove「俺は2年ほど前にここに流れてきたんだ。そんな昔のこたぁしらねぇなぁ。もっと遅くなったら知ってるやつらも飲みにくるだろうが、お嬢ちゃんはそんな遅くまでここにいたらいけねぇぜ。」
eco「何か昔のことを知るてだてはないかしら。」
Groove「そんなことより、2月後にクラークスデイルでブルース・フェスがあるんだ。俺はそこでギターを燃やしてNo.1になってやるつもりなんだが、どうも今エントリーしてる奴らはフヌケた野郎ばかりでいけねぇ。誰か骨のあるギタリストを知らねぇか?」
eco「えっ........」

ecotoraの頭には大ブルースギター養成ギプスをはめた弟のことがよぎった。

じゃ、この続きはPIPSさんよろしく。


掲示板寸劇場その4 投稿者:PIPS  投稿日:12月21日(土)00時35分26秒

…ecotoraの頭には大ブルースギター養成ギプスをはめた弟のことがよぎった。
そして思い切って弟と父親のことを打ち明けた。

GROOVE「…そのおやじさん…も・もしや、あのやまおやじ…」
eco「GROOVEのあんさん!うちのとうちゃんの過去をなにかご存知なのかい?
   お願いだ、教えておくんなさいな!うちのとうちゃんのことを!」
 ecoはすがるように懇願した。
GROOVE「…凄い奴だったよ…奴がスライドバーを握ったその瞬間・・・ウゥゥゥッ・・
    あの野郎・・息子にそんなことまでさせているなんてよ・・・ウゥゥゥッ!」
(嗚咽するGROOVE。そこへ陽気にウォッシュボードをかき鳴らすスカとアコーディオンを
 弾きまくるmootieオヤジがやってきて話は一気に「やまおやじ、伝説のスライドプレイ」
 へと大盛り上がり。)

全員「さあさあ、そうと決まったら話は早ーやい!みんなでグレイハウンドに乗るんだ!
   クラークスデイルに集結でいっ!lyleをブルースフェスの舞台に上げるんでいっ!」
eco「み・みなさん・・・ありがとう!」
 広瀬川のマディウォーターで涙を洗い流すecoなのであった。
 GROOVEはその肩をそっと抱き「姉さん…lyleはもう立派なブルースマンさね・・・
 思いっ切り・・・ドブらせておやんな。」
 そしてギターを抱え沈む夕陽を背に歪みまくったアメリカ国歌を弾いたのだった・・・

このつづきは、川沿いの町という町に女がいて酒と喧嘩で身を持ち崩した「伝説の
ブルースマンやまおやじ」の過去を振り返る独白シーンへとお願いしたいです。
以上敬称略です(笑)。

掲示板寸劇場「大ブルースギターの星・疾風怒涛編」@

投稿者:やまおやじ  投稿日:12月24日(火)02時24分58秒

愛機マーチンを抱えたlyle は、夜道を向かって走っていた。貧乏長屋に近付くと、
やまおやじが自宅の前で両腕を組んだまま仁王立ちしている姿が見えた。
その前に辿り着くと、感極まった声で叫んだ。
「とうちゃん、やったよ! ブルース・フェスでは僕がNO.1だった!! 沢山の人が
拍手してくれて、褒めてくれたよ! 大ブルースギター養成ギプスを外して弾いたら、
凄く滑らかに弾けたんだ!」
やまおやじも涙目になって「そうか…遂にやったか…」と感無量の表情になっている。
lyle の隣に立つと小さな肩に手を回し、もう片方の手で夜空を指差した。
「lyle…あの夜空に浮かぶ星を見ろ。あの一番美しく輝いているのが大ブルースギター
の星なのだ。とうとう、お前はそれを掴んだようだな」
「とうちゃん…」と頬に涙を伝わせたまま、lyle は輝く星を眺めていた。
そんな二人の姿を扉の内側からそっと見守っているeco-tora も、嬉し涙を浮かべている。

まさに、その時…
隣から「立て、立つんだlyle!」と絶叫が響き渡り、長屋の壁をぶち壊して謎の解体屋が
乱入してきた。壁に大きな穴が開き、謎の解体屋はそのまま前のめり倒れている。
どうやら、気絶してしまったらしい。
呆れた表情に豹変したeco-tora が「駄目じゃないの、そんな事したら…今度こそ長屋を
追い出されちゃうわよ」と叫びながら駆け寄った。「あら、気絶しているわ…」
室内に入ってきたlyle が「きっと酒が切れたから、禁断症状で暴れたんだね…」と
呆れ顔で謎の解体屋を眺めていた。

やまおやじはバケツに水を組んで、「こら、しっかりせんか!」と謎の解体屋の頭に
ザブンと振りかけた。
呻き声を上げながら、謎の解体屋は鈍い動きで起き上がり、その場にうずくまった。
「まずい…これだけ大きな音がしたのだから、大家の福たんが怒鳴り込んでくるだろう。
とりあえず謎の解体屋をPIPS 若女将の店に非難させよう。しかし、財布がスッカラカン
じゃから…すまんが金をくれ」
やまおやじは片手をeco-tora の方に差し出した。
「仕方が無いわね。明日が給料日で私もそんなに沢山持っていないわよ」
eco-tora は仏頂面のまま、財布の中から紙幣を取り出した。
lyle「お姉ちゃん、明日は給料日なんだね。」
eco「そうよ。今日のブルース・フェスでNO.1だったご褒美に何か美味しい物でも
お土産に買ってきて上げるから」
lyle は「やったぁ!」と無邪気に喜んでいた。
二人の会話を聞きながら、ポケットにお金を捻り込んでいるやまおやじの眼がキラリと
怪しく光った。

掲示板寸劇場「大ブルースギターの星・疾風怒涛編」そのA 投稿者:やまおやじ  投稿日:12月24日(火)02時27分54秒

やまおやじと謎の解体屋が出掛けて、eco-tora とlyle が部屋中に飛び散った壁の破片
を片付けていると…そこに大家の福たんがやってきた。二人から事情を聞いて…
「ありゃまあ…これは難儀やなぁ… また謎の解体屋はんが暴れたんでっか。家賃を
何ヶ月もため込んでいる上に、どうせ壁の修繕費用も出さんやろし…大赤字やでぇ」
「とりあえず紙でも張って置きますが、早く直して下さいね」とeco-tora が困惑した
表情で答えた。
「謎の解体屋はんにも困ったもんだす。家賃で思い出したけど、やまおやじはんの所も二つ
(2が月)たまってまっせ。ちゃんと払ってくれなくちゃあきまへんな。」
「申し訳ありません。明日には必ず払いますから…」とeco-tora は頭を下げた。

翌朝…
lyle「とうちゃんは帰ってこなかったんだね」
eco「全くどうしたのかしら…あら、もうこんな時間! lyle、早く学校に行かなきゃ!」
lyle「お姉ちゃん、今日は創立記念日でお休みなんだ」

そんな会話をしていたら、長屋の扉をガラガラと開けてPIPS 若女将がやってきた。
「おはよう…eco ちゃん、lyle ちゃん。横丁の洋品屋さんでlyle ちゃんにピッタリの
マフラーを見つけたから、買ってきたの。ブルース・フェスでNO.1のご褒美よ」
lyle は「ありがとう、PIPS さん」と嬉しそうに受け取った。
「やまのおっさんちも景気が良いみたいだから、こんなつまらない物で申し訳ないけど…」
eco「景気が良い? そんな事無いです」
PIPS「だって、夕べ…やまのおっさんたら謎の解体屋さんに温泉に連れて行ってやるとか
言っていたし。熱海に大名旅行とか言っていたわよ」
「熱海に大名旅行…まさか!」eco-tora が慌ててダイヤル式の黒い電話に飛び付いて、
勤め先の運送会社にダイヤルを回した。
「あっ、社長さん。今朝、うちのとーちゃんが会社に行かなかったですか?」
すか社長「ああ、朝一番で来たよ。あんたの給料を代わりに受け取っていったが…」
受話器を叩きつけるように置いて「やっぱりやられた」と吐き出すような口調で呟いた。
「愛車デコトラのローンも残っているというのに、とーちゃんは全くもう!!!!!
絶対にひっ捕まえて、給料を取り返さなくちゃ!」と叫び、駐車場に向かって走り出そう
としたが…例によって、土間でつまずいて、前のめりに大の字に倒れこんだ。
「だ、だ、大丈夫」とPIPS が駆け寄った。
「うう…大丈夫です」と呻きながら、PIPS の手を借りて何とか立ち上がった。
やはり(例によって)額の大きな瘤が出来ている。
「とにかく、給料を取り戻さないと…」と駐車場に向かってヨロヨロと走り出した。

「何か面白そうな展開になって来たわね、私も熱海に行ってみよう!」
PIPS はlyle を取り残しまま、向いのSHOJI の家に走っていく。扉をどんどんと叩いて、
「ちょっとSHOJI さん、熱海まで乗せていって!」と嬉しそうに叫んだ。
SHOJI が慌てて人力車の準備をすると、PIPS はそれに飛び乗って「熱海よ、熱海」と
何度も繰り返した。
「わ、わかりやしたよ…」と答えて、SHOJI は東海道を爆走して行くのであった。

一人残されたlyle は呆然自失という表情で、目に涙を浮かべていた。
そこに、唐突に福たんがやって来た。半ベソのlyle を怪訝な表情で見つめたまま
「どんしたんや、lyle ちゃん」とやさしく声をかけてきた。
「大家さん、実は…」とすべての事情を打ち明けると…福たんは大爆笑しながら、
「何やら面白そうな事になっとりまんな。そや、あたいも熱海に行ってみまひょか。
lyleちゃんも連れて行ってあげるで。何しろブルース・フェスでNO.1のご褒美を
上げなくちゃあかんさかい、旅行に招待したるねん!」
「でも、大家さん…今日は創立記念日で休みだけど、明日は学校があるんです」
「そんなもん、ええがな。ちょっとくらいズル休みしても、かまへんやろ」
福たんは愛車スクーターの後部にlyle を乗せると、「しっかり掴まっているんやで」
と叫んで…嬉々として東海道を下っていく。

その後ろから、suzie 先生が自動車で追いかけていく。創立記念日に配られた紅白の
饅頭を頬張りながら、ハンドルを握っている。「lyle 君、絶対にズル休みは許さないわ。
今夜中に連れ帰ってみせるから!」と決心していた。
そのまた後ろから、ヒッコリーウィンド安藤さんが「何だか良く分からんが、修羅場の
気配がするぞ!」と叫びながら、馬に乗って追いかけて行く。
少し遅れて、GROOVE人生!が駕籠に乗って東海道を下って行った。駕籠の中で粘土を
捏ねながら「何で俺が熱海に行くのか…事情がサッパリ分からない」と愚痴っていた。

この続きは、eco-tora ちゃんに任せまひょ。

掲示板寸劇場「大ブルースギターの星・疾風怒涛編」そのA 投稿者:やまおやじ  投稿日:12月24日(火)02時27分54秒

やまおやじと謎の解体屋が出掛けて、eco-tora とlyle が部屋中に飛び散った壁の破片
を片付けていると…そこに大家の福たんがやってきた。二人から事情を聞いて…
「ありゃまあ…これは難儀やなぁ… また謎の解体屋はんが暴れたんでっか。家賃を
何ヶ月もため込んでいる上に、どうせ壁の修繕費用も出さんやろし…大赤字やでぇ」
「とりあえず紙でも張って置きますが、早く直して下さいね」とeco-tora が困惑した
表情で答えた。
「謎の解体屋はんにも困ったもんだす。家賃で思い出したけど、やまおやじはんの所も二つ
(2が月)たまってまっせ。ちゃんと払ってくれなくちゃあきまへんな。」
「申し訳ありません。明日には必ず払いますから…」とeco-tora は頭を下げた。

翌朝…
lyle「とうちゃんは帰ってこなかったんだね」
eco「全くどうしたのかしら…あら、もうこんな時間! lyle、早く学校に行かなきゃ!」
lyle「お姉ちゃん、今日は創立記念日でお休みなんだ」

そんな会話をしていたら、長屋の扉をガラガラと開けてPIPS 若女将がやってきた。
「おはよう…eco ちゃん、lyle ちゃん。横丁の洋品屋さんでlyle ちゃんにピッタリの
マフラーを見つけたから、買ってきたの。ブルース・フェスでNO.1のご褒美よ」
lyle は「ありがとう、PIPS さん」と嬉しそうに受け取った。
「やまのおっさんちも景気が良いみたいだから、こんなつまらない物で申し訳ないけど…」
eco「景気が良い? そんな事無いです」
PIPS「だって、夕べ…やまのおっさんたら謎の解体屋さんに温泉に連れて行ってやるとか
言っていたし。熱海に大名旅行とか言っていたわよ」
「熱海に大名旅行…まさか!」eco-tora が慌ててダイヤル式の黒い電話に飛び付いて、
勤め先の運送会社にダイヤルを回した。
「あっ、社長さん。今朝、うちのとーちゃんが会社に行かなかったですか?」
すか社長「ああ、朝一番で来たよ。あんたの給料を代わりに受け取っていったが…」
受話器を叩きつけるように置いて「やっぱりやられた」と吐き出すような口調で呟いた。
「愛車デコトラのローンも残っているというのに、とーちゃんは全くもう!!!!!
絶対にひっ捕まえて、給料を取り返さなくちゃ!」と叫び、駐車場に向かって走り出そう
としたが…例によって、土間でつまずいて、前のめりに大の字に倒れこんだ。
「だ、だ、大丈夫」とPIPS が駆け寄った。
「うう…大丈夫です」と呻きながら、PIPS の手を借りて何とか立ち上がった。
やはり(例によって)額の大きな瘤が出来ている。
「とにかく、給料を取り戻さないと…」と駐車場に向かってヨロヨロと走り出した。

「何か面白そうな展開になって来たわね、私も熱海に行ってみよう!」
PIPS はlyle を取り残しまま、向いのSHOJI の家に走っていく。扉をどんどんと叩いて、
「ちょっとSHOJI さん、熱海まで乗せていって!」と嬉しそうに叫んだ。
SHOJI が慌てて人力車の準備をすると、PIPS はそれに飛び乗って「熱海よ、熱海」と
何度も繰り返した。
「わ、わかりやしたよ…」と答えて、SHOJI は東海道を爆走して行くのであった。

一人残されたlyle は呆然自失という表情で、目に涙を浮かべていた。
そこに、唐突に福たんがやって来た。半ベソのlyle を怪訝な表情で見つめたまま
「どんしたんや、lyle ちゃん」とやさしく声をかけてきた。
「大家さん、実は…」とすべての事情を打ち明けると…福たんは大爆笑しながら、
「何やら面白そうな事になっとりまんな。そや、あたいも熱海に行ってみまひょか。
lyleちゃんも連れて行ってあげるで。何しろブルース・フェスでNO.1のご褒美を
上げなくちゃあかんさかい、旅行に招待したるねん!」
「でも、大家さん…今日は創立記念日で休みだけど、明日は学校があるんです」
「そんなもん、ええがな。ちょっとくらいズル休みしても、かまへんやろ」
福たんは愛車スクーターの後部にlyle を乗せると、「しっかり掴まっているんやで」
と叫んで…嬉々として東海道を下っていく。

その後ろから、suzie 先生が自動車で追いかけていく。創立記念日に配られた紅白の
饅頭を頬張りながら、ハンドルを握っている。「lyle 君、絶対にズル休みは許さないわ。
今夜中に連れ帰ってみせるから!」と決心していた。
そのまた後ろから、ヒッコリーウィンド安藤さんが「何だか良く分からんが、修羅場の
気配がするぞ!」と叫びながら、馬に乗って追いかけて行く。
少し遅れて、GROOVE人生!が駕籠に乗って東海道を下って行った。駕籠の中で粘土を
捏ねながら「何で俺が熱海に行くのか…事情がサッパリ分からない」と愚痴っていた。

この続きは、eco-tora ちゃんに任せまひょ。

"Yamaoyaj Rules The World”  投稿者:eco-tora  投稿日:12月25日(水)18時06分56秒

うあ‘’第2段が,,あっしですかい,んな殺生な。といいつつ、いってみよー。


おでこのたんこぶが鏡餅のようになってしまったeco-tora. 絆創膏をしっかり張り直す。
「前が見にくいったらありゃしない。それにしても、くそおやじ〜〜。まだ悪い癖が直ってなかったのね!」ハンドルを握るとにわかに人格が変わるのである。運転席の窓に右ひじをのせ、左手だけでハンドルを捌く。
流れる曲は「Born under a bad sign」
「悪い星の下になんて生まれてやしないわ。とうちゃんはちょっと女癖と酒癖が悪いだけよ。皆が言うようなひどい人じゃない。」
クラクションもアクセルも全開である。「おらおら、どかんかい!」


一方後ろでSHOJIとPIPSの会話
S「ecoのデコトラときたら全くひでえなー、今度すれ違いざまに{排ガス規制中}のステッカー貼ってやろう」
P「おやめよ。運転中のecoちゃん、知ってるだろ?」
S「おっと、そうだった。しかし姉さん、熱海まで行ってどうするんだい?」
P「女の勘てやつさ。何か面白い事が起きる」
S「どうかしてるぜ、皆。あの二人の事だ、どうせ今ごろ芸者相手にちん・とん・しゃんさ。着く頃にゃへべれけで横倒しのとっくりの海で大の字に決まってら。」
P「どっちにしたって、あの一家のことはほっとけない。そうだろ?」
S「ま、同じ長屋に住む仲間だ。家族みてーなもんだからな。ところで姉さん熱海までは結構高いぜ」
P「水臭いことお言いでないよ。今度店でご馳走するからさ」
S「姉さんにはかなわねーや」

GROOVE人生は一人籠に揺られながらこう思う
「俺がフェスで優勝できなかった原因はなんだ?やはり七味唐辛子の空き瓶をスライドバーに使った事が敗因か...?」

ミステリ作家にはなれないようだ。べたべたやん。 投稿者:eco-tora  投稿日:12月26日(木)19時57分00秒

寸劇疾風怒涛熱海編

いち早く風の変化を感じたのは、馬を駆る現代のカウボーイ、ヒッコリーウインド安藤であった。彼は四季の旅人である。いつのまにか庭先の木が林檎や柿から、みかんに変わっていた事に気がついた。
伊豆半島に入ったのだ。なんと風がやわらかい、温暖な気候なのだろう。

しらみつぶしに旅館やホテルをあたる内、SUEZI先生、GROOVE氏、福たん&lyle君 ,PIPS若女将、SHOJI車力と合流する事となった

最後の1軒
PIPS「どうやら、ここらしいわね」
SHOJI「皆、取り逃がすんじゃないぞ。」

ごくりと唾を飲み込み、一同顔を見合わせる。
安藤「俺に続け」

ふすまをばしっ。
安藤「御用だ!御用だ!神妙にお縄頂戴しやがれ!」
SUEZI「あら?いない」

確かに横倒しのとっくりの海であったが、人が大の字に寝そべった跡だけ畳が見えるのである。

GROOVE「とんずらだ!」
福たん「おや、畳の上にメモが..」
安藤「何、何..[勘定頼む]...だとーー!!!」(一同顔が青ざめ、次に赤くなる)

PIPS「い、いったいどこに逃げたのよ〜〜」(ぷるぷる)

SUEZI「皆落ち着いて。何か部屋の中にヒントがあるのかも」

lyle 「先生、何も書かれてないけど、メモ用紙があるよ」
SUEZI「犯人はかなりの筆圧ね。lyle君、えんぴつ貸して」 さささと斜めになぞる。

浮き出た文字は  なだ   しお

lyle 「何の事だろう??」
福たん「あの二人の事だ。なんか飲む事にでも関係してるんだろ」

SHOJI「!わかった、灘の酒を飲みに行ったんだ。しおはおそらく赤穂の塩だろう」

一同「それ!兵庫へ急げ!!」

立ちはだかる仲居さんと番頭さん。手に伝票がぴらぴら
「お客さん方、しっかり払っていってもらいますよ。昨夜の二人は大宴会でしたからね〜」

お金がない一同は、そこで皿洗いなどの労働に従事し、一晩足どめをくうのでした。


(遡る事。未明)
やまおやじ「ん?この地鳴り...おい!解体や、起きろっっ」
解体や  「...もう一滴も飲めないろ..」
やまおやじ「寝ぼけている場合じゃねえ。ecoが追ってきた」
解体や  「うそっっ」(青ざめる)

すたこらさっさと闇に消える二つの影


そして旅館に残された皆が汗しているその頃
eco 「えーん,ここ、どこ〜〜(泣)」

飛ばしすぎたeco-toraは一人熱海を通り抜け、富士山麓をさまようのだった...

 

早速、寸劇場疾風怒濤編東海道の巻 投稿者:謎の解体屋  投稿日:12月26日(木)21時50分45秒

ご指名なので......

さて、熱海での翌朝、

宿屋の女将「あんたたちの働きじゃ、ゆんべの二人の飲み代の半分にもなりゃしないんだけどね。」
SHOJI「まぁまぁ、確かにあっしら宿屋の仕事はど素人、けれども洗い場から掃除洗濯、お客の布団の上げ下ろし、庭やどぶの掃除まで、こんだけの人数で夜なべで仕上げたじゃごさんせんか。ここは何とかお許しを...」
女将「仕方ないねぇ〜。それなら残りはつけにしとくから、年末までには払いにいらっしゃいよ」
SHOJI「面目ねぇ」

一同、晴れ渡った熱海の空の下、青い海の前の松林での会話。

PIPS「あの女将、いけすかねぇったらありゃしない。今まで真っ黒だったとこまでピカピカにしてやったのにさ、何よあの態度。」
安藤「姐さん、まぁまぁ落ち着いて、だけどなんで俺たちが夜なべ仕事までした上にいやみまでいわれなきゃなんないのかねぇ。」
福たん「そりゃ、あんさん、このボンボンとこのとーちゃんと、解体やのおやじのせいに決まってまんがな。」
lyle「でも、頼みもしてないのに、こんなとこまで追っかけてきたのは誰??」

一同絶句 PIPS「でもね。lyleくん、あたし達はね。あんたのとーちゃんたちのために、一晩みっちり働かされたの。この借りは返してもらわなきゃね。SHOJIさん、行くわよ。」
SHOJI「姐さん、本当に灘まで行くんですかい。こ...このお代は.......」
PIPS「おだまり! 今度店でちゃんとごちそうしてあげるって言ったでしょ。」

GROOVE「あぁ、ホントに行っちまったよ。先生どうする。」
SUEZI「昨日は創立記念日だったからいいんだけど、今日は授業があるんだけどなぁ〜、せっかく熱海でゆっくり温泉につかれると思ったのに、とんだ見当違い。」
GROOVE「まぁいいさ、明日は明日の風が吹く。乗りかかった船だぜ。」
SUEZI「そうね。学校首になっても、このガットギターがあれば....」
GROOVE「そうさ、その意気だ。」

福たん「そやな、わしもこの機会に親戚の顔でも見に浪速によってみるかなぁ〜。そやけど、やまおやじと解体屋段平、今までの家賃、修理代、昨日のぶんまであわせて、今度という今度は......」
lyle「あ〜あ(ため息)、大変なことになっちゃたなぁ。それにしても姉ちゃんはどこいっちゃったんだろ。」

一同、箱根を越え、富士の裾野を一路西へ、すると、シルバーメタリックに輝く胴体に、Gジャンにラスタ・ヘァーをふりみだし、レス・ポールを抱えた男が描かれたデコトラが止まっている。

GROOVE「おっ、ボブ・マーリィじゃん。」
lyle「あ、姉ちゃんのトラック!!」

中で仮眠をとっていたecotoraも外の様子に気づき、喜んでドアをあけ、

「あ〜よかった。道に迷っちゃったのよ〜」
と、言ったとたん、顔から地面に落下、

一同「あー、またやっちゃた」

起きあがったecotoraの額には、また、たんこぶが.........

そのころ、やまおやじと解体やは、灘にいた。

段平「搾りたての生一本の味は違うなぁ〜。くぅ〜〜〜」
仲居「肴は何にいたしましょ。」
やまおやじ「何言ってんだい。この新鮮な赤穂の塩を舐めてりゃ、何にもいらねぇよ。それより最高の生一本をじゃんじゃん持ってきな。冷やだよ冷や。」
段平「昨日はうまいことやったな。」
やまおやじ「危ないとこだったぜ。あいつらにとっつかまってりゃえらい目にあってるぜ。しかも、踏み倒してきたからecoの給料はほら、このとおり。うっしっしっし。」
段平「へーっへっへっへっへ。だけんど、わしら昔はこんなことせんでも、ばんばん稼いどったんだがなぁ。
あんとき、おまえさんが猫をかばったばっかりに。」
やまおやじ「段さん、その話しはよそうや、せっかくの酒がまずくなる。」

二人は居所をつきとめられているとも知らず、杯を重ねるのだった。

この続きは、やはり、やまおやじ先生でしょう。一同、途中熱田でひつまぶしにありつく、なんてのはいかが?(そんな暇ねぇな)
あ、SHOJIさん、いつでも割り込んでいいですよ。

ところで配役の設定がころころ変わっていきますなぁ。

・みんなが住んでるところ、
ミシシッピ・デルタ→広瀬川デルタ→東京?(やまおやじさんの「東海道を下って熱海へ」という表現)
やっぱ、広瀬川デルタがいいんじゃないかと思ふ。

・ecotoraさんの職業。
小学生lyleの姉ということで、高校生に設定していたが、いつの間にか就職して現在の仕事になっている。

寸劇場疾風怒涛灘の巻前編 投稿者:SHOJI  投稿日: 1月 6日(月)00時11分20秒

難波の旅籠で目覚めた一同。

旅の疲れもあったが、lyleとecoの
「とうちゃんの地獄耳をなめちゃあいけない」
との言葉に、熱海でのように地響き立てて灘に突入しては、やまおやじの鋭敏な
聴覚にいっぱい食わされると読んでのことであった。

福たんの手配した宿で久々に十分な睡眠をとって鋭気をやしなった彼らは昨日までとは打って変わった軽やかな身のこなしでそれぞれの乗り物に乗り込んでいく。道端に停めたデコトラや自動車のミラーはもちろん、名馬鶴居の耳まで丁寧にたたんであるのが福たんの仕業であることは言うまでもなかろう。

一夜のうちに熱海から難波に飛んだ彼らであったが抜き足差し足といった体で灘にたどり着いたのはすでに夕刻迫るころであった。

eco「とうちゃんのことだから、もうぼちぼちへべれけになってるはずよ」

PIPS「そうそう、年の半分は開店と同時に来ちゃクダ巻かれるんだからたまったもんじゃないよ。」

lyle「あ、そういえば今日の練習しなくちゃ」

と、旅先でも律儀にギターの調弦を始めるlyle、

「ちょ、ちょっと、そんなことしたらおやじさんに聞きつけらちまうぜ!」
夜な夜な呼び出されてはいたぶられているだけあって、さすがにmootieはやまおやじが酔っ払っても耳だけは確かなことを熟知していた。

その頃・・・・


「ん?...」

すでに一度酔いつぶれて床に突っ伏していたやまおやじがむくっと顔を上げた。
「あの澄んだ音・・・」
頭を覆った靄(もや)を振り払うようにぶるぶると左右に首を振り、遠い目でつぶやく、

「lyle、あいつ、いつの間にあんなに・・・」

段平も気配を察して目を覚ました。

「やまやん!あの音、まさかlyleどんとちがうと!?」

や「間違いない!ずらかるぜ」

段「待ちんしゃい。さっきのあの話、いつんなったらlyleどんに打ち明けるつもりとね?」

や「うぅ、そ、それは・・・」

言いよどむやまおやじ、と、そのとき、二人の背後でふすまが勢いよく開け放たれた。

「とうとう見つけたよ!!」

叫ぶ追っ手一同、身構えるやまおやじと段平。
一瞬の静寂が両者の間に流れた。






と、短めですが、とりあえずということで。続きもストーリーはもうできてますが所詮出たとこ勝負、anytime anybodyわりこみOKですよぉ。

すかさず中篇 投稿者:SHOJI  投稿日: 1月 6日(月)00時49分13秒

「とうちゃん!なんでそんなに逃げ回るんだい?おいら、ブルース・フェスで一番取ったんだよ!」

lyleの必死の呼びかけにも耳を貸さずちゃぶ台に手をかけるやまおやじ。
ノォオ〜!
(ノToT)ノ ┫:・'.::・┻┻:・'.::・

間一髪でかわすlyle。しかしlyleをかすめたちゃぶ台はその背後に立っていたeco-toraの眉間を直撃したではないか!もんどりうって倒れるeco-tora。皆が駆け寄る。

や「ecoぉぉお!!」

これにはさすがのやまおやじもその場に立ち尽くすのであった。

「速く!!このまんまじゃ捕まっちまうぜ!」

段平は茫然自失に陥ったやまおやじを抱えあげると縁側に向かって突進した。

「待ちな!」

待ち構えていたかのように二人の前に立ちはだかる安藤。

「もういいんだ、団さんよお、あ、あれを」

放心したかのように呟くやまおやじ。

段「い、いいのかい?」
や「ああ、」
段「そうか、やっとその気になってくれたんだな」

立ち止まり、段平は小脇に抱えたやまおやじをそっとを下ろした。
「なぁ、lyleよ」

eco-toraの傍らに寄り添うlyleに、やまおやじはこれまでになく静かに語りかけた。

寸劇場疾風怒涛灘の巻・後編 投稿者:SHOJI  投稿日: 1月 9日(木)00時38分49秒


「lyleよお、よくやったな、誉めてやる。だが、その程度で大ブルースギターの星がつかめると思ったら大間違いだ。これを見るがいい。」

やまおやじが懐から取り出した手のひらには小さな金属片が。
そこへ段平が行李(こうり)から見慣れぬ形のギターを取り出した。

段平「これを」

やまおやじ「うむ」

suzie先生「なんですかお父さん、その変なギターは」

「ううっ!!そ、それは」顔をゆがめ、うめく lyle
「アコースチック・ラップスチールギター!!」

段平「そうだ、ギターを持てない体になってからと言うもの、自暴自棄で酒びたりだったやまおやじのだんなを変えたのが、こいつとの出会いさ――フッ、酒は結局止められなかったけどな」

lyle「そんな馬鹿な!スチールギターなんてカントリー野郎の腐ったような奴等がおままごとに使う楽器だって、とうちゃん言ってたじゃないか!」

やまおやじ「へっへっへ!忘れたな、そんなこと」

eco「何をへらへらしらばっくれてんだい! だから、あたしだってlyleにギターを叩き込むことしか頭にないとうちゃんのこと、見返してやろうってブラックミュージック一筋に打ち込んできたのに!!みんな!とっ捕まえとくれ!」

あっという間に二人を取り囲む追っ手一同。と、段平の巨体がやまおやじとeco、lyleきょうだいの間に立ちはだかった。

段平「待ちな、とうちゃんはな、lyleちゃんのためを思えばこそラップスティールを手にしたんだぞ。」

「うるさい!父ちゃんなんか、父ちゃんなんか!」
lyleの頬を涙が伝い落ちた。

そのとき、段平の肩に手をかけ、やまおやじが進み出た。
「馬鹿野郎!!音楽に黒も白もあるもんかい!!耳かっぽじってよ〜く聴きやがれ!」

と、やおら座敷に正座すると、その一風変わったギターをひざに乗せ弾き始めるやまおやじ。かなり異様な姿である...が!

「な・なんということだ」

一同はやまおやじと段平を取り押さえるのも忘れて、その美しい旋律に酔いしれた。


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とちょっと盛り上げてみました。
私はここまでね。次は満場一致(?)でPIPS若女将の番です。

 投稿者:PIPS  投稿日: 1月27日(月)01時11分00秒

★疾風怒濤…え・えっと長くて忘れちゃったぞな…寸劇場・「転がる雷新喜劇一座」の巻き

・・・一同はやまおやじと段平を取り押さえるのも忘れて、その美しい旋律に酔いしれた。・・・

lyle 「す・すごいや、とーちゃん。いったいどーやって弾いてるんだ?速すぎて手が
    見えない・・・」
eco-tora 「2人で弾いてるように聴こえるワ・・・(ウルウル)」
一同 「鳥肌が立つじゃないか!こ・これこそチキン・スキン・ミュージック!」

と、そこへ現れたのが長屋の大家。
大家 「やいやい、ずいぶん探したぜ。家賃も払わねーでこんなところで流しとは
    いい気なもんだぜ。」

eco-tora 「大家さん!ごめんなさい!お金は一文もないの(泣)。で・でも、あたいの
      デコトラだけは・・・

大家 「ふん。そんなこったろーと思ったゼ。おいらにいいアイデアがある。おやじの
    ラップスティールの流し、ちょいといけるじゃないか。お集まりのみなさんも
    なにやら風変わりなお方ばかりだ。み〜〜んなそのデコトラに乗っけてドサまわりに
    出るっつーのはどーだ。いい金になるぜ。もちろん、ギャラはおいらがいただく。
    ガハハハハ!!」

と、いうわけで一同は「転がる雷新喜劇一座」を急遽、結成してデコトラ「ボブ・マーリー号」
でドサまわりへと・・・

Suzie 「困るわぁーー。わたし、学校に行かなくっちゃ明日っから定期テストなのよっ。」
    (と、言いつつその手にはしっかりとアルトギターが。)

PIPS 「あたしだって。店はどーすんのさ。それに歌詞だってまだ覚えてないってのに!」
    (すっかり歌うつもりでマイクを離さない。)

SHOJI 「ちぇ・・・なんでやまおやじんとこの家賃のために俺がボンゴを叩かなくちゃ
    なんねーだ?そりゃ俺だってかつては「京都のサム・クレイトン」とか言われた
    こともあったけどよ。」としぶしぶ人力車にボンゴを積む。

ヒッコリーウィンド安藤 「おいおい、鶴居に帰らなきゃレコーディングが遅れちまうぜ・・・
         でもなー、こいつらみんな放っては行けないし・・・スライドバーの
         用意は出来てるかい?GROOVE人生さんよ!」

GROOVE人生 「七味唐辛子の瓶でなきゃダメなんだよ!七味唐辛子の!」

eco-tora 「みんな(涙)、ありがとう(涙)。あたいも愛車デコトラをもっと
      ヴァージョンアップさせてオプションも増やすわ!」

lyle 「・・・・・・まともなのは俺だけだ・・・・・・」

ここまで。お次は満場一致、お待ちかねのSuzieちゃんですよ。

こんどはレスしたいーー。おいてかないでねーー。