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Report File No.6
2012.10.07 (日) @ 名古屋・今池 HUCK FINN

● DATE / 2012.10.07(日)
● GRIND FREAKS #49

【 ACT 】SURRENDER of DIVINITY (THAI) / CATAPLEXY (大阪) /
UNHOLY GRAVE / SABBAT / CLANDESTINED / DIEDRO LOS DIABLOS /
ZILEMMA / UNVEIL RAZE


名古屋が世界に誇るグラインド・コアの重鎮、UNHOLY GRAVEの TAKAHO/UG 氏が代表を務めるレーベルGRIND RREAKSが主催するグラインド・コア祭り、その名もすばり「GRIND FREAKS」は、2001年からスタートしている。

グラインド・コアというジャンル自体、スラッシュ・メタルとハードコア・パンクの美味しい部分が加味されているため「GRIND FREAKS」も毎回バラエティに富んだ出演陣が登場し、様々な重爆音を一気に楽しめる名古屋の名物イベントである。

49回目となる今回は、バンコクBLACK METALのSURRENDER of DIVINITY来日ツアー、最終日を兼ねた極悪 GIG 。UNHOLY GRAVE 、SABBAT 、CLANDESTINED といった、世界中から絶大な支持をうける東海地方勢が出揃った豪華布陣で、「アジアン・デス・フェスト」 と銘うってもいいほどに芳醇な脂の乗ったメニュー。

それをオーガナイザーのセンスが光る違和感のない流れに乗せて、年齢、国境、ジャンルを越えた全8バンドの、鬼のようなパフォーマンス群が次々と披露された。

会場も、多国籍かつ本格派が大勢ひしめき、17時の開演からすでに満員。序盤からフルスロットルで盛り上がる、恐ろしいほどカオスなイベントだった。


■ UNVEIL RAZE

トップバッターは、2011年に名古屋で結成された若手ラウドロックバンド、アンベール・レイズ。エモーショナルなメタルコアで、しかもイケメンくん揃いなので、まず、このイベントの 1 バンド目であることに驚く。

ただし、渾身のパフォーマンスでたたみかける攻撃性は凄まじく、重爆音好きが大勢集まる会場をいきなりしっかりまとめあげる確かな実力。名古屋のよさと明るい未来をも見せつけ、この日の大役を十二分に果たした。


■ CLANDESTINED

2 バンド目は、日本のデス・メタルを創世記から支えてきた一人、VOIDD 岡島氏( G & Vo )により、2009年に名古屋で結成されたデス・メタル・バンド、クランダスタンド、通称クラステ。 今回のSURRENDER of DIVINITYの来日ツアーにおいては、 2 日間ともに出演し帯同した功労者でもある。

クラステは、結成から半年未満でTTFに出演、すでにアルバムも 2 枚発表し、国内ツアーの頻度の高さはもちろん、2011年から海外ツアーをはじめ、現在ではアジア公演を何度か経験している。

世界での評判を日々高めているクラステの登場で一気に極悪さが増し、根性の刻みでオーディエンスの根性に火をつけた。


■ ZILEMMA

3バンド目は、2006年、Vo. Keisuke 氏 ( MENTAL DISEASE / ex. GIENKILLBATAI ) を中心に結成された、名古屋シティハードコア、ジレンマ。

メタル勢の多さを意識してか、この日はメロディアスな曲が多く、哲学的な歌詞に、ギターソロから時折こぼれる美旋律、ときに全員が歌い、ハードコアの枠におさまらない柔軟性に惹きつけられる。

1980年前後の、まだジャンルが細分化されていないイイ時代を踏襲したふところの深いステージに、オーディエンスの火が燃え上がった。


■ DIEDRO LOS DIABLOS

4バンド目は、2012年12月8日の横浜GIG ( 予定 ) をもって活動停止の報告があった、名古屋シティハードコア、2ヴォーカル / 5人編成のディエドロ・ロス・ディアブロスは、残り限られたステージに命を投じるかのような、渾身のパフォーマンス。

照明をぐんとおとし、視界が遮られて姿が見えない分、耳に集中力が高まる。オーディエンスの火は芯まで染みたところへ、突き刺すような咆哮とマシンガンのような重低音。その場にいた全員の心にその存在感を深く刻みこませた。


■ CATAPLEXY

5 バンド目は、1991年に結成された、大阪発ブラック・メタル・バンド、カタプレクシー。般若や吸血鬼ノスフェラトゥのような、多国籍なコープスぺイントをはじめ、何から何まで美しい。

青い照明で冷酷さを増幅させながら、サタニックな咆哮と鬼のような轟音がせめぎあう、完成度の高い耽美世界をつきつけられて、すっかり異次元に連れこまれた場内は、異様なテンションをみせはじめた。


■ UNHOLY GRAVE

Grind Freaks のオーガナイザー、TAKAHO/UG 氏がVo.をつとめるアンホーリー・グレイヴは 1993年結成、活動歴 20年を超える名古屋の重鎮。

瞬発力と持続力が融合する全身全霊のパフォーマンスは、アジアをはじめ世界に轟くが、この日もMCがほとんどないまま、ロングセットを完走。

異様になってきた場内の空気を追い風に、いつも通りの劇的アクションで煽りながら世界級のグラインド・コアを見せつけ、会場も燃え上がった。


■ SABBAT

トリの前は、日本のブラック・メタルにおいて創始者といわれる暗黒帝王、三重のサバト。30年近いキャリアの中で、膨大な作品を世界に放ちながら海外ツアーも繰り返し、世界中に熱狂的なファンをもつ。

Tバックにレザー・アイテムを完全装備したファッションに象徴される通り、シンプルさとアクの強さ、カーブと直球、抜け感と根性、など、対局のものが同時進行する天邪鬼的悪魔音楽は問答無用。

場内は興奮のるつぼと化した。


■ SURRENDER of DIVINITY

大トリは、タイはバンコクから来日した、東南アジア屈指のブラック・メタル・バンド、サレンダー・オブ・ディバイニティ。轟音にコープスペイント、衣装、楽器、どこをどうとらえても鬼のよう。風圧さえ感じる過密なリフに威圧されて怖いほどだったが、さすが微笑みの国、いつしか場内の誰もが微笑んでいた。

そして究めつけはアンコール、サバトの Vo. ゲゾル氏が再登場して行われたセッション。曲はスレイヤーだと思うが、何より、4 人が並んだ絵柄があまりに強烈で、ステージに向けて夥しい数のカメラが群がった。その様子はまるで「 蜘蛛の糸 」の挿絵のようで、まさしくカオスな地獄絵図をリアルに見せる、壮絶な締め括りとなった。


この日は、世界級の名人芸が次々に登場した凄まじい一日だった。

次は一体、どこでどんな名人芸に出会えるのだろう。


面白い機会はすぐそこに。
続きはWEBで!その続きはライヴ会場で!!


【 LINK 】

■ UNVEIL RAZE
http://unveil-raze.com/

■ CLANDESTINED
http://www2.odn.ne.jp/~cga46880/page009.html

■ ZILEMMA
http://www.katch.ne.jp/~zilemma/main.html

■ DIEDRO LOS DIABLOS
http://diedro13.blog77.fc2.com/

■ CATAPLEXY
http://cataplexy.moryou.com/

■ UNHOLY GRAVE
http://www.myspace.com/unholygrave

■ SABBAT
http://www.myspace.com/sabbatofficial

■ SURRENDER of DIVINITY
http://www.myspace.com/siamesechristbeheaders666

■ Grind Freaks
http://grindfreaks.seesaa.net


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