SPECIAL CONTENTSに戻る
ライヴクレーン! TOP に戻る



岐阜に拠点をおく 3 人編成のドゥーム・ロック・バンド、JUNKY WALTZ 。

「 4 人編成のヘヴィ・ロック・バンド 」から一転、2011 年 9 月の 3 人編成へのシフトチェンジを契機に、サウンドも重々しさを格段に増したドゥーム路線に傾倒し、新たなステータスを確立している。

そして 2013 年 3 月 20 日 (水・祝)。

前作から約 6 年ぶり、新編成 JUNKY WALTZ にとって初のレコーディングとなった 2nd フルアルバム、「 THE WORLD OF DOOM AND ROLL 」が待望のリリースを迎える。

新しい挑戦が満載となった新作アルバムとバンドについて、JUNKY WALTZ を牽引するギター&ヴォーカル HASH-ROYAL 氏にメールでインタビューを行なった。



JUNKY WALTZ


◆ 現在の JUNKY WALTZ までの軌跡

ー まず、JUNKY WALTZ の結成から 4 人編成だった頃までのお話を教えてください。

HASH-ROYAL (以下 HASH ):

1997 年から活動していた前身バンド「 SUPER SLAP STICK 」から改名する形で、2001 年 4 月に JUNKY WALTZ を結成しました。

約 2 年の活動を経て当時の専任ヴォーカリストと袂を分かつ事になり、半年ほどメンバー募集・オーディションを実施しましたがロクな人材に出会えず(笑)、仕方なしに私が自ら唄うことにして、その分ギターの厚みを出したいと思い、ツインギターの編成に移行しました。

・・・・・

ー ドゥームに路線が変わっていったことと、3 人へシフトチェンジしたことの流れを教えてください。

HASH :

私個人が意図的にドゥーム路線を強めたというよりは、現在のメンバーになり、この 3 人に最もフィットする曲を書こうとしたのがそもそもの始まりです。

1st ALBUM 「 COUNTERFEIT JUSTICE 」のリリースツアー以降、それまでに築いた、ツインギターの厚みを強調したヘヴィ・ロックを更にグルーヴィーに押し進めようと、ソング・ライティングとスタジオ・ワークの双方で試行錯誤していたのですが、当時のメンバーでは限界が見えてしまいまして。

その後に紆余曲折あって、2011 年 9 月に現在のメンバーに固まり、先に述べたグルーヴ強調路線へと、グッと寄る事が可能になるとすぐに感じました。

グルーヴや「 間 」を削ぎ落とし、スピードと正確さ、そしてアグレッションを追求してきた近代音楽。

逆にそれらを削ぎ落とし、再びグルーヴィーかつダンサブル、そして酔える音楽、これらが私が創りたいロックの最重要点です。

ただ懐古的にならず、あくまで現代版のロックであろうとしたら、ドゥームにカテゴライズされるに近い形になったという感じですね。

・・・・・

ー 3 人になってみてどうですか?

HASH :

ベースの River★mAn 、ドラムの TarB 共に、以前のキャリアでは、速いビートのバンドに在籍していましたが、2 人とも私以上にクラシック・ロックをはじめ、古いオリジナル・ミュージックに精通しているので、その部分を引き出すソング・ライティングというのは、まさに私が求めていた挑戦でした。


2nd 収録の曲は全て私が書きましたが、それが、スタジオ・ワークで私の予想以上の広がり、音の重なりに育っていく過程は、尋常じゃなく面白いです。

逆に、こちらがつまらない曲をあの 2 人に持っていく事は決して出来ない!というプレッシャーはありますけどね。そのプレッシャーへの挑戦が、今の私のソング・ライティングにおける最大のモチベーション向上要素になっています。

・・・・・

ー 周囲の反応はどうでしたか? そうした反応をどう思っていますか?

HASH :

両極端でしたね~!
そりゃ当たり前だろ、って思いましたが。

「 音圧がなくなった 」「 コシが弱くなった 」という意見が出る一方で、「 酒が進んで仕方がない 」「 ムチャクチャ踊れる 」「 3 人が 3 人共キャラ濃すぎ 」といった意見を頂いて。中には「 ビッシャビシャに濡れるわ~ (女性の発言・実話) 」という意見も頂きました (笑)。

言葉じゃない反応となると、東京や名古屋など、都市部でのライヴはお客さんの反応がすこぶる良いですね。

飲酒という点でもインフラが整っている好環境が要因なんでしょうが、やはりこの手の音楽を求めている人が多い。

我々の地元・岐阜をはじめ、地方ではまだキョトンとしてるお客さんが多く見られるように感じました。

ただ、それ自体も狙いではあるんですけどね。

スピーディーで無機質な音楽にどっぷり漬かってしまった現代人に、有機的でグルーヴィーな音楽に慣れ親しんでもらうには、それ相応の時間と場数が必要だと覚悟してますので。

■■ YouTube JUNKY WALTZ CHANNEL
http://www.youtube.com/channel/UCWNg4qtfygxUCcJBNcIIDTg

■ JUNKY WALTZ "Everlasting Trip" official movie [1080P HD]
http://www.youtube.com/watch?v=YQjV7bysEzI



◆ 2nd アルバム「 THE WORLD OF DOOM AND ROLL 」について

ー 新作アルバムのタイトルは「 THE WORLD OF DOOM AND ROLL 」ということですが、" DOOM AND ROLL " という言葉について教えてください。

HASH :

WARREN PHILLIPS and the ROCKETS の「 THE WORLD OF ROCK AND ROLL 」にあやかって名付けました。

先に述べたように、我々の音楽は、ドゥーム云々以前に広義でロックン・ロールであるという自負と使命感が あります。

しかし、詳細にカテゴライズするとドゥーム・ロックに属する曲をやっていますし、我々メンバー 3 人共、ドゥーム・ロックを好んで聴いています。

「 DOOM AND ROLL 」という新ジャンルを標榜するといった大それた事は考えていませんが、それでも今作を手に取る人に対して、分かりやすく音像をイメージしてもらう必要があると考え、こんな造語を掲げてみた訳です。

・・・・・

ー 収録された各曲に通じるテーマなどはありますか?

HASH :

これは前作にも共通するんですが、基本的に私の歌詞は、全て直接的な表現を避け、極めて抽象的な言い回しを選んでいます。

それは、受け手側に全ての判断を委ねたい、100 人が読めば 100 通りの解釈を促すような表現をしたい、という意図からです。何も意地悪でそうしているのではなく、私の歌詞と対峙するにあたって、受け手それぞれが読み、考える時間を作って欲しいからです。


直接的な表現は、覚えやすさや印象の強さはあると思いますが、その内容によっては、目や耳にした後に、その内容を忘れ去られる可能性も否めません。実際、各曲に確固としたテーマが存在しますが、私の口からそれを発する事は一切しないようにしています。

・・・・・

ー 制作で大変だったことは? 曲づくりは難航しましたか?

HASH :

半分はスムーズ、半分は難航したといったところでしょうか。

元々多作ではないので、レコーディング日程を先に決めて、その後に書いた曲もいくつかありまして。

ただ、難航したのはレコーディング日程決定後よりも、むしろその前。
更に厳密に言えば、ソング・ライティングというよりは、アレンジメントに難航しました。

今作に収録の 9 曲中、3 曲が 4 人編成時に書いた曲、1 曲は 1st アルバム収録曲の再アレンジ曲です。

これら計 4 曲は、一度私の頭の中でイメージが 90 % 以上出来上がってしまった曲だったので、そこから一度崩して再び組み上げるのが難しくて。全曲が 3 人編成以降の書き下ろしであれば、ここまで難航しなかったような気がします。

レコーディング現場での試練は、初めてメンバー全員での一発録りをした事ですかね。

もちろんベーシックトラック ( リズムギター、ベース、ドラムス ) のみなんですが、何せ初の経験で、慣れるまで少々時間がかかりました。ただ、慣れてしまえばこっちのもの、日頃のスタジオワーク感覚での録音作業になりました。

そのため、非常に生々しく我々らしさが出たのではないかと思います。

・・・・・

ー ズバリ、新譜の楽しみ方をこっそり教えてください。

HASH :

まず 1 つには、前々項で回答した、歌詞の内容についてです。

今回、CD に封入されている印刷物には、歌詞は書いてありません。

その代わり、歌詞を閲覧出来るウェブサイトの ID とパスワードが書いてあります。
パソコンなりスマホなりのオンライン環境があり、その上 ID とパスワードを入力するまで歌詞を見れないという " ド S " な設定です (笑)。

見たい方だけ見て頂き、各々で自由に解釈してもらえれば幸いです。

それから、ゲスト・ミュージシャンのバラエティの豊富さにも着目してもらえたら。

和太鼓、パーカッション、女性ソプラノ・コーラスが加わり、アルバム全体を鮮やかに彩ってくれています。

また、#4「 Cherry blossoms road 」では、プロデューサーの岡崎さん ( ETERNAL ELYSIUM ) がほぼ即興に近い形でアナログ・シンセを披露。実に深みのあるアレンジになりました。


■■ HASH-ROYAL's BLACK SUITE ROOM ( HASH-ROYAL OFFICIAL BLOG )
http://hashroyal1217.blog.fc2.com/
■ JUNKY WALTZ 2nd album 「THE WORLD OF DOOM AND ROLL」予約受付開始!
http://hashroyal1217.blog.fc2.com/blog-entry-2040.html



◆ JUNKY WALTZ の音を届ける旅のあらまし

ー これから大規模なツアーを敢行されるとのことですが、大体の予定を教えてください。

HASH :


4 月 14 日(日) の浜松を皮切りに、およそ 1 年ほどかけて 20 箇所程度を回る予定です。

1st アルバムのリリースツアーを行った 6 年前とは違い、私を含むメンバーの年齢や生活環境もあって、月 2 本程度が今の我々にとって一番適切なペースかと。

具体的に決定しているのが現時点 ( 2013 年 2 月末現在)で 6 月までなので、あくまで予定というか希望ですが。

・・・・・

ー ツアーを控えたいまの気持ちは?

HASH :

とにかく、より多くの音楽好き・ロック好きとつながりを持てるツアーにしたいです。

前身バンドから数えると約 16 年のキャリアになりますが、年を重ねる毎に深まっているのが、好きな音楽でつながれる仲間との関係への感謝。

巨大なプロモーションこそしないものの、我々のような音楽を求めている一人でも多くの方に、我々の音を届けたいという想いは強くあります。

新たなつながりとの出会いにも心躍りますし、以前から応援してくれている方との再会も勿論楽しみです。

そして " 私 " と言えば、麺をはじめとする食道楽も当然外せません。

昨年 517 杯を食破したラーメンは勿論、ツアー先の土地ならではの料理もとことん楽しみたいと思います。それ目当てで今回のツアーのローディーを名乗り出る人がいたら、喜んで迎え入れます(笑)!


■■ HASH-ROYAL's BLACK SUITE ROOM ( HASH-ROYAL OFFICIAL BLOG )
- JUNKY WALTZのギターヴォーカル・HASH-ROYALによる、ほぼラーメンばっかになってきた暴飲暴食暴遊記。-
http://hashroyal1217.blog.fc2.com/



◆ ライヴクレーン!をご覧の皆様へ メッセージ

HASH :

「唄モノ」である事、そして根底に必ずロックンロールがある事、これは以前の編成から変わっていません。

しかし、以前には多少なりとも存在した、ノリの良い曲や、皆で拳を突き上げるような曲は一切存在しなくなりました。

その分、自由な解釈で楽しんで欲しいと考えています。
我々対貴方、今作対貴方という図式になった時に、貴方のオリジナルな楽しみ方で存分に。

酒のお供にして頂くも、腰で踊るも、ステップを踏むも、目を閉じてひたすらに音に浸るも。それが貴方の中から湧き出た接し方なら、全て正解だと思います。

今やこの国は、" ダンスを禁じる " という、極めて狂気じみた法律が罷り通るまで迷走しています。統制された踊りは公の場で披露しても良いのに、各々が自由に踊る場は取締りの対象となっている、歪んだ現実。

耳にする音楽に合わせて自由にダンスする事は、音楽好きを音楽好きたらしめる存在意義であると同時に、現代日本においては、体制へのレジスタンスの意思表示にもなるのです。

バンドと個人、音と個人というスタンスで、周囲の動向に囚われずに我々の音楽に触れて頂ければ幸いです。


◆ アルバムリリース情報


◆ Title:[ THE WORLD OF DOOM AND ROLL ]
◆ Artist: JUNKY WALTZ ( 2nd full-length album )
◆ Release:2013 年 3 月 20 日 (水・祝) 全国一斉発売
◆ Catalogue No: SGCD-1002 / 定価 2,625円 (TAX IN)

-----------------

◇ アルバムリリースツアー情報
JUNKY WALTZ [ FLY ME INTO THE DOOM Tour 2013-2014 ]

◇ 2013.04.14 (SUN) @ 静岡・浜松 MESCALIN DRIVE
◇ 2013.05.04 (SAT) @ 三重・四日市 CLUB CHAOS
◇ 2013.05.18 (SAT) @ 岐阜・柳が瀬 ants
◇ 2013.06.01 (SAT) @ 東京・新宿 Wild Side Tokyo
◇ 2013.06.15 (SAT) @ 長野・松本 Sound Hall a.C
◇ 2013.06.29 (SAT) @ 名古屋・大須 ell. SIZE

※以上は、2 月下旬現在で決定済みのスケジュールです。
以降のスケジュール・各公演詳細は HP でチェックして下さい。

■ JUNKY WALTZ OFFICIAL WEBSITE
http://www.junkywaltz.com/

■ JUNKY WALTZ facebook
http://www.facebook.com/junkywaltz

■ JUNKY WALTZ twitter
https://twitter.com/junkywaltz

-----------------

■■ JUNKY WALTZ PROFILE

2001 年 4 月、岐阜市にて結成。2004 年にギタリストの HASH - ROYAL がヴォーカルを兼任する形の 4 人・ツインギター編成へシフト。以降、この体制で約 7 年活動。

2005 年リリースの V.A. 「 EARTHQUAKE A.G.M 」 への参加を皮切りに、隣県の愛知、三重でも積極的に活動を展開。同年の BURRN! 6 月号 「 DEMOLITION 」 コーナーに紹介された 3 曲入デモ CD 「 REBORN 」 の売上は、通販で400 枚以上、ライブ会場での販売と累計で 1,000 枚を記録。

2007 年 6 月に 1st フルアルバム 「 COUNTERFEIT JUSTICE 」 リリース。同年 11 月まで全 22 都道府県・28 本に及ぶリリースツアー 「 BETWEEN HEAVEN AND HELL 2007 」を敢行。名実共に国内ヘヴィロックシーンの一角を担う存在へと成長、その後も海外公演や他ジャンルとのコラボレーションも含め精力的に活動。

2010 年にベース・River★mAn ( ex.THE SADMILE、ex.DEAFLOCK ) が加入、結成 10 周年を迎えた 2011 年には初代ドラマーの TarB ( ex.STAB 4REASON ) が 10 年ぶりにバンドに復帰。

これを機に、バンド史上初のスリーピースへと変貌を遂げる。

SPECIAL CONTENTSに戻る
ライヴクレーン! TOP に戻る

close