九州旅行記

by LiZaさん

−福岡編−

副題‐神様に始まって神様に終わる(?)2003/04

大宰府天満宮

北への転勤直後、寒さの余り南国への逃避行を思い立ち、バースデー割引航空券で福岡行きを予約しました。
(これは、誕生日の前後一週間、どこまで行っても一律片道1万円という素敵なチケットです。)

そもそも九州には心を残す事柄が多すぎたのです。
高校修学旅行時の長崎の街と阿蘇山。
去年のImmigrantz熊本ライヴで食べそびれた熊本ラーメン。McGEEさんに薦められた霧島温泉。
そして、英国に同行させて頂き損ねたゆうさん。(日本語あってます?)

かねて、ゆうさんはチクワや練り製品が大好物だとお聞きしていたので、チーカマを手土産に福岡へ出発しました。

空港に迎えに来てくれていたゆうさんと共にまずは福岡ドームに直行しました。

福岡ドーム

ここには御利益あらたかなホークス神社というのが有り、ゆうさん曰く「巨人ファンのヒロさんがお参りしたら巨人が優勝した」という、心の広い神様(?)がいます。
「神社」とはいうものの、御神体はどうみても羽付きの如来像だったと思うのですが…。(仏様ならホークス寺と呼ぶべきではないでしょうか。)

ドーム自体、周りが開けて広々とした土地で、高層ホテルと隣接し背後に壮大な海の展望がある、気持の良い所でした。

ともかく5m四方位のこの神社で、ゆうさんと私は何事かを恐らく複数お願いし(そして、間違いなく2人共「更に」美人になりますようにとお願いし)
次なる目的地、ホークスショップへ向かいました。

店に入った途端、ゆうさんは私に選手のタオルを買うよう勧めました。
野球のルールさえ良く判らない私に!しかし、雰囲気的に余り強くは辞退出来ない感じでした。諦めてタオルを買う事にしました。
黒字に白抜きロゴ、朱印いりのどぎつい配色のタオルの選手名は4種類あり、
何でもいいや、と一番近くにあった城島を掴んでレジへと向かう背後からゆうさんが一言。
「城島でいいの?ハンサムなら井口だけど。」

城島を井口に取替えに戻って来た私に、「カレンダーも買っていけば?」と、ゆうさん。
その、何の躊躇もない口調にいささか疑念を抱きつつ、カレンダーの写真を見ながら、井口がどの人なのか尋ねました。
「これが井口。これが城島。」
(城島の方がハンサムじゃないか!!!!)
という事で、井口を棚に戻し、城島を持って再度レジに直行した(させられた)のでした。例え、如何なる状況であっても、美意識は忘れたくないものですね。

ホークスショップにて、ゆうさんが更に、私にHARRY柄の団扇を買ってくれようとしたのでバッグに入らないから、と悲鳴をあげると
案外すんなりと、小物(HARRY柄)に替えて下さいました。
プレゼントを頂いておきながら、こういう物言いもどうかとは思いますが、満足げなゆうさんの顔を思い出すに多分選手物とキャラクター物を一点づつ持たす、というのがポイントだったんだろうと推測しています。
真っ黒の城島タオルは今、キッチンのタオル掛けで凄まじい存在感を放っています。

早目の昼ご飯をショップ隣のHARD ROCK CAFEで取り、次なる目的地、天神の、レコードショップへ。
例の英国人の来襲を受けたお店です。
刀伊の来襲、蒙古来襲、と異民族の侵攻を受け続けて来たかの地ですが、ショップの一点(一店)攻撃とあれば、官も民事不介入の原則をとらざるを得なかったのでしょう。
ならば、もっと他の事で、その原則に従って欲しいにゃ〜〜〜とはサラリーマンとしては思ったりする訳なんですが、ここでは余談です。

で、ショップにて、又ショップからの復路にて、ゆうさんから如何にのばさんが優秀なバイヤーズガイドであるかというお話をお聴きしました。
経験豊富な先達の知識を借りて、無駄な投資が避けられるとはなんて、有り難い事でしょうか?
実際、私も去年リリースのCelebration labelのTO BE A ROCK〜購入に踏み切ったのは、のばさんの言葉によるものでした。
JONESY絡みのアイテムについても、貴重な御教示を頂いています。

その代わり、如何にジャケットに心惹かれようと、それが正しいブートリスナーとして、購入するのに「politically incorrect」なアイテムである場合の、のば師の猛反対振りには抵抗出来ない怖さがあるそうです。後からもう一度単独で行ってこっそり買わなくてはなりません。(これは私が思った事です。ゆうさんの名誉とお二人の友情の為申し上げますが。)

友を不幸にさせまいとするのばさんは、暖かい九州男子の典型なのかも知れないと思うのと同時に、ふと私は、ホークスグッズを勧めるゆうさんの真剣な顔を思い出していたのでした。

次はキャナルシティのラーメンミュージアムに向かいます。
中洲川端で地下鉄を降り、長いアーケードを通って中洲の方角へ。
ガイドのゆうさんの説明によると昔からの商店街だそうです。
「確かにお祖母ちゃんの家みたいな匂いがしますね」
「周りが仏具店だらけだから。」
Immigrantzのロバー頭先生が推察(心配?)されていたのですが、珍道中になりがちな天然コンビは常にどちらかが覚めていて
誤認を防ぐ、という自助作用を備えているらしい事が今回判りました。
ゆうさんとは今後、どこに旅するにも上手くやれそうです。

途中見つけたホテルにチェックイン後、キャナルシティという建物へ。
吹き抜けの中央を人口運河が流れる、ホテルとショッピングセンター併設の遊び場です。
ここにラーメンミュージアムがありましたが、まずは腹ごなしに2人でゲームセンターへ。
ここでHARD ROCK CAFEのパスタは完全燃焼させました。
最近「憧れのお姉様方」と形容して下さったPAGEさんには、今度何か奢らせて頂かなければいけないと思っていますが(笑)小さい子供達を押しのけ、
身体を張って真剣勝負をしていた、ゲーセンでの大人気無い我々を御覧になったら、前言撤回される事は、まず間違いありません。

キャナルシティ

真っ白い豚骨スープの博多ラーメンを食べた後、(私としてはトッピングに辛子高菜が無かったのが心残りだったのですが…)
ゆうさんにはホテルで待っていて頂いて、先ほど駅の出口で見つけたアジア美術館に白洲正子展を観に行きました。
ゆうさんは野球とサッカーをチェックされていたようです。

ところで、ゆうさんは実は何をやっても筋がいいのです。型が決まるしリズム感も抜群です。
ウェールズ旅行記の写真を参照して頂きますとイメージが湧きやすいかと思います。(例えばお城で剣をかざしている所や、ポテトにナイフを突き立てている所など)
ゆうさん、真面目に、ドラム等やられてみてはどうでしょうか?武道なども良さそうです。

夕方、近くの喫茶店でコーヒーを飲んでから中洲の屋台へ向かいました。
ホークスの優勝の際には女性も子供も飛び込むという那珂川の川面にはビルの看板のネオンが揺らめきながら映っていて、ゆうさんはその景色がお好きだそうでした。適度なアルコールが入っていると、一層幻想的に見えるのかも知れません。桜も咲いていて、大変風情がありました。

夜の那珂川

屋台では新鮮なシーフードの天麩羅と焼き物を食べ尽くして満足し、

中州の屋台

地味ィさんに教えて頂いたパパリンゴというお店に向かいました。
道が良く判らないまま進むと、段々辺りは怪しげな建物が並ぶ路地に。
渋谷でしたら円山町界隈でしょうか。
地味ィさんにSOSの電話を掛けるゆうさんの呂律は既に怪しく(?)
一滴もお酒が入っていないのにパニックして説明が出来ない私は酔っ払いより使えません。そんな私達に地味ィさんは辛抱強く、
この上なく慈悲深く、寛大でした。

お蔭でお店に辿りつけ、素晴らしいミニライヴを聴きました!
30年歌っているというSAMさんと、コードがメインとはいえ1年でキーボードを習得して弾き語りを聴かせてくれたシンガーのルゥさん。
私は男女共に、低音に甘さのあるハスキーボイスが好きなのですが、ルゥさんは本当にヒットでした。ゆうさんはSAMさんの声に合いそうな
STAND BY MEを、私はLATELYとGEORGIAをリクエストし、客席の打楽器も交えてとても楽しい時間を過ごしました。
またいつか聴きたいと思っています。
福岡へ行かれる方はパパリンゴに是非行かれてみて下さい。
因みにここでも、ゆうさんは天性のリズム感で、波の音を出す楽器を器用に扱っていました。

ホテルで朝食の後、物は試しに、ゆうさん(とめぐみさん?)の日課であるアバレンジャーと仮面ライダーを私も観てみる事にしました。
アバレンジャーで新鮮だったのは、台詞がかぶらない事!
でももうちょっと崩しても子供は判るんじゃないのかな?
サンデージャーナルみたいなのもヤですけど.……(笑)

私だけ居眠りモードに入ってしまっていたので(老人)
ゆうさんにロビーでコーヒーを付き合って頂いてから、花見へ出発。

大濠公園の周りの歩道は、内側に柔らかい色合の桜と柳が交互に植えられていて、外側には質感も色も強くハッキリした椿の花が陽射しを反射していました。
絶妙のコンビネーション!
ジョギング専用道路もあって、福岡市民は羨ましい限りです。
大濠公園で日向ぼっこしながら気持ちの良い一時を過ごしました。

大濠公園

その後、天神近くのロシア料理の店で食事を済ませ、
私は大宰府へ、ゆうさんは家路へ、の予定だったのですが、西鉄の駅まで先導して下さるゆうさんが一言、
「あそこは縁切りの神様ですって。」
「……。」
急遽予定を変更し、天神界隈を流す事に致しました。(笑)

大宰府行き中止の真相は、実は天神コアの後ろの本屋にありました。
品揃えの豊富さに嵌ってしまって時間が無くなってしまったのです。
ジュンク堂書店の文庫コーナーは、少し古い作品でも目録にあるものは全て集めた、といわんばかりで、太っ腹な座り読みコーナーが有り、
全フロアのお会計が1Fで行われるので、殆ど図書館状態です!!
手に取らないとわからない事もあるので在庫が有るのは本当に有り難い事です。

最後に少し時間が余ったので、懐かしのビックカメラに寄って、万歩計を買いました。
毎日マラカス代わりにシェイクして本社に営業車を買って貰う材料にします。
私が椎間板ヘルニアになったらそれは仕事の所為です。ゆうさんがなったら、それはゲーセンの所為です。

神様に始まって神様に終わる筈だった今回の旅のオチは、大宰府に行けなかった為、
私と同じ日程で(!?)九州を訪問していた現人神の行幸チームと帰りの空港でバッティングした事に一言触れて終わりとする事にします。

ゆうさん今回本当にお世話になりました&お疲れ様でした。
又遊びに行くので懲りずに遊んで下さい。

 

 

−熊本編−

2002/04

阿蘇・中岳

Immigrantzのライヴを観て、ゆうさんに会う事。
ついでに阿蘇山も見て来る、というのを目的に熊本に行ってきました。

何年ぶりかに風邪を引いてダウンしていたので土壇場キャンセルして土日寝倒す事も念頭をよぎり、前日ゆうさんに弱気なメールを出したりしていましたが、
もし、今回行かなければ今後どれだけ後悔するかを思うと、そちらの方が余程持て余しそうだったので予定通り家を出ました。
結果...本当に行って良かったと思います。

今回、全日空の「超割」という、利用日・席数限定のサービスを利用し、航空券代は東京ー熊本往復で、2万1千円でした! 時間とお金がとってもお得!
これは札幌ー熊本間であろうと同額で、JALでも同じようなサービスがあるので、東西南北のライヴ行きにとても便利だと思いました。

朝9時すぎに熊本空港に到着、レンタカーを借りて、阿蘇山へ出発。
緑が多く、ツツジが既に満開で、やっぱり南国だという印象です。

国道を1本、道なりに行けば阿蘇山に辿り着けるのですが、ライヴのある熊本市内と反対の方角へ30km程行かなければならなかったので
間違っても迷わないよう、渋滞に巻き込まれないよう、必要最低限の事しかしませんでした。
途中、幾つか知らない単語のノボリを目にしましたが、食べ物系はキリがないので敢えてパスし、ひたすら東進しました。
残念な事に天気が悪く寒い一日で、火口の周囲を歩く予定を変更し、湯の種類が豊富という高森温泉館を目指しました。

山頂にまで灰色の雲が降りて来ていた為、視界の彩度がかなり低く、ガイドブックの写真などとはかなり異なる、水墨画のような阿蘇の風景でした。
看板を見過ごして行き過ぎて、道が細く木立が鬱蒼として来た時、○○田楽研究会というような看板が出てきて、近くに社殿もあるようでした。
小さい停車場に桃のようなピンクの花が満開で、そこだけが明るくなっていました。
黒澤明の「夢」のシーンが幾つか連想され、ちょっと恐ろしくなってUターンしてアクセル全開したら、温泉館のサインがクリアーに見えたのでした。

高森温泉館は、私にはぬるい湯で、まあまあという感想でした。
フェアに言うと、公営浴場にしては広くて立派な建物で露天風呂などもあり、ゆっくり出来るならとても良い所だと思います。入館時気付かなかったのですが、
広いエントランスに設置された長椅子に、人が一杯寝そべっていてアザラシのようでした。隣に、これまた広い畳の部屋があるのに、何故皆玄関で寝ているのか??
まあ余計な事です。車に戻り、熊本市内を目指しました。

高森温泉から阿蘇山をのぞむ

ゆうさんが旅行会社で手配して下さった、熊本駅のすぐ近くのウッドランドホテルに夕方チェックインして、部屋で荷解きしていると、ゆうさんから電話が入りました。
私はてっきり部屋からだと思ったのですが、フロントから即刻かけて下さっていて、次に来たのはドアのノックでした。(ここらへんの速さは、サイトでのお仕事振りそのもの!)
ご自分の部屋(隣室でした。)に荷物を置くのも後回しにして、「忘れないように」と、明太子を渡しに来て下さったのでした。

さて。
ここで、私はずっとお会いしたいと思っていたゆうさんに遂に会えた訳です。
ジャーナリスト(誰が?)の使命は真実を書く事です。しかし乍ら、既に定説となっている多くの噂を否定するのはどんなものでしょうか。渋谷の街を三輪車で
走り回ったとか、お店の椅子に梯子を掛けて登った、とかの面白い伝説(御免なさい)を壊すのは野暮な気がします。(と書いている時点で、判断材料を提供しているようなものですが。)取り敢えずは、身長の点には言及せずに、全国のゆうさんファンの期待にお応えすべく正直に印象をお伝えしたいと思います。(次回 ー多分最終回ー に続く)

で、熊本旅行記最終回(ゆうさん編)ですが、
百聞は一見にしかずで、文章は止めました。
4代目極妻の高嶋礼子が「りつこ姐さん」という役名だった、だの、「ゆうさんとお会いして、ダイエッターになろうと決意させられた」だの、ホテルのコーヒーが激安で(210円。まあ、朝食代との比較で行くと、そんなものなんでしょうけど。)そのコーヒーをゆうさんは10杯もお代わりしていた、だの、つまり、以上の内容ですので。(ゆうさんはコーヒーであれば豆・インスタント問わないそうです。まだ間に合うお中元はコーヒーがいいでしょう。と書くように言われました。)

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