LED ZEPPELINとレスポール

 

Body
Bookmatched AA-figured Maple top Mahogany back
Neck/Profile
Mahogany/Compound radius
Fingerboard/Inlay
Rosewood/Trapezoid
Scale/Nut Width
243/4"/1.710"
Binding
Single-ply top and fingerboard
Bridge/Tailpiece
ABR/Stop bar
Hardware
Gold
Pickups
496R ceramic magnet humbucker
500T ceramic magnet humbucker
Controls
Two volume and two tone (push/pull), three-way switch

by http://www.gibson.com/

独特なシェイプ、そして印象的なサウンドなど、あらゆる面でエレクトリック・ギターに多大な影響を与えたギブソン“レス・ポール・モデル。

ギブソン社を代表する主力機種レス・ポールモデルは、ギターの代表モデルです。その構造は空洞ボディを持たない、共鳴をしない全く新しいギターでした。レス・ポールが自作のソリッドギターを携えギブソン社を訪れて、共同開発を持ちかけましたがギブソンは時期尚早と判断し、製品化をしませんでした。その後、フェンダーがソリッド・ボディのギターを発売、好評を得ました。

その経緯をみたギブソンはレスポールと合意の元開発に着手、1952年についに発売にこぎつけました。現在に至るわけです。しかし、ギターの代名詞レスポールも生産中止の時代がありました。

しかし、LED ZEPPELINの活躍によりギブソンは再度販売に踏み切ったのです。

御大レスポールは1916年に生まれ。元々早弾の名手であった彼はギターや周辺機器の開発の名手でもありました。ジミーペイジが活躍した70年代、アメリカの楽器屋ではあまりに多くの人が、レスポールを手に取り「天国への階段」を試しに弾くため、困った店はその曲を弾くと5ドルの罰金を徴収すると張り紙を出すほどでした。

 

レスポールは、40年代後半に、メリー・フォードとコンビを組み、四八年には結婚。その後50年代に「モッキン・パード・ヒル」、「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」、「世界は日の出を待っている」等の大ヒットを放つ。その後もコンスタントにヒットを放ち、ポップス界で一時代を築く。58年には、8トラックレコーダーを開発し、エコーマシーンなども開発。 BYロック創世記のギタリスト達

*「ギター」は古代ギリシャのキタラ(弦楽器)から名づけられた。

書籍 レス・ポール伝 上下2巻 独特なシェイプ、そして印象的なサウンドなど、あらゆる面でエレクトリック・ギターに多大な影響を与えたギブソン“レス・ポール・モデル”。レス・ポールは、そのギターの発明者であると同時に、メリー・フォードとのデュオで一大旋風を巻き起こした名ギタリストでもあります。本書は新しいギターの開発、音楽面での成功など、波乱に満ちた彼の半生を上下2巻のノンフィクションとしてお届けします。

 

☆K.Yさんより

ジミ−とは88年ニュ−ヨ−クはHARD ROCK CAFEにてセッションしてますね。その時の写真も公表されてます。ジミ−にとっては生涯忘れられないセッションになりましたね。
奥さんのメリ−.フォ−ドと演奏してた50年代が彼の絶頂期でしょうか。その頃録音したBYE BYE BLUESのギタ−ソロなどジェフ.ベックそのまんま。
海外サイトでの記事を読みますとロック.ギタリストの中でも一番のお気に入りは,やはりジェフ.ベックのようで。。。1978年PLAYER別冊,THE BECK BOOK に載ったベックへの賛辞を載せておきます。
* こいつは正にグレイトなプレイをする。本当にそう思う。
私は初めて彼のプレイを聞いた時から彼のプレイが非常に好きになった。
特に私を魅了した点というのは彼の持つ一貫性であり,次に彼のフレイジング,そしてプレイに感じるハ−トだ。

このことは非常に重要なことだと思う。なぜなら,私が初めて何人かのロックプレイヤ−たちの演奏を聞いた時,彼等がただ単にノ−トをプレイしているだけのように感じたからだ。

そしてジェフは,あるひとつのことを説明させようとするために,必ずしも早弾きする必要がないということを教えてくれていた。

レコ−ドにおける彼は極めていいプレイをしていると言える。
これが私の彼に対する評価なのだが,彼本人の演奏を実際に見た時,私は彼をますます気に入ってしまった。

なぜなら彼は我を忘れたようなオ−バ−プレイにふけってなどいなかったからだ。これが私を極度にハッピ−にさせた。
人々は私のところにやってきて,時にこういうことを言う。

「あなたは本当にジェフ.ベックが好きなんですか?」と。
で,私は,「ああ,好きだよ。彼は実にグレイトだと思うよ」と答える。すると彼等は「僕等もそう思います。彼には沢山のファンがいますけど,それは当然な話ですよね」と言う。

ジェフは素晴らしい。彼は私が特に好きなプレイヤ−のひとりだ。私が知っているロック界すべてのギタリストたちの中でも,ジェフ.ベックは特に味わいがあり,彼等の誰よりも努力を惜しもうとしない。

私は,彼と一度も演奏したことはないが,もし私たちがステ−ジで一緒にやるようなことになれば,みんなクレイジ−になり,完全に発狂してしまうに違いない。なぜなら私は彼にグレイトな期待を寄せているからだ。私は,私が引退するまでに,いつの日か一緒に演奏してみたいものだと思っている。

彼のプレイには私の影響が数多く聞かれるが,別にこういう書き方をしても彼を傷つけることにはならないと思う。
私はギタ−を泣かせ,ギタ−に何かを語らせることを常に信じてやってきた。そしてジェフも,それをやっているのだ。

すべての中で最も重要でないものはスピ−ドだ。誰でもジックリ練習すれば自然に早く弾けるようになる。しかし,普通それこそが最も重要なものだとされている。

ジェフは自分がなりたいものなら何にだってなれる。
ジェフが超ス−パ−スタ−になれない理由など,世界中どこを捜してもありはしないのだ。

彼は,そうなる可能性をすべて持っているのだから。そして,私がそう言っていたことを是非彼に伝えて欲しい。 LES PAUL 1978

 

 

2009年8月13日、ニューヨーク州の病院で、肺炎の合併症により、お亡くなりになったとの事です。享年94歳。ご冥福をお祈りします。

 

 

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