プロレスラー列伝9

ジェリコ物語

 

クリス・ジェリコ・・・・彼は女の子に絶大な人気があるらしい。
なんかよく分からないけど、WWEの「やおい系」のサイトなんか間違って見てしまった場合、必ずと言っていいくらい登場している。
しかも受け一本槍で、アンダテイカーの妻だったりするのだ。
なんか女の子をそそるものがあるに違いない。

同期のランス・ストームと

私的には、あんまりああいうパツキン・キレイ系はどうも・・・なのだが、同じパツキンでもHHHの方がかっこええ。と思ったりするのだが、
ジェリコも、ここ数年で大分ルックスが変わってきた。

どう変わったかというと、「汚くなった」、「貫禄がついた」「髭が伸びた」など。

昔のジェリコの写真は大変カワイイ。

かわいかった頃のジェリコ

若かりし頃、日本FMW、メキシコを経て、また日本の天龍WARで活躍。
けっこう苦労してそうじゃないか、フムフム!
とか感心したりするのだが、残っている写真は、札幌雪祭りで楽しそうに遊んでいたりするものだ。
感心なことに、ジェリコはカタカナは全部読めるらしい。

札幌雪祭り

ちなみに、日本では「ライオン道」と呼ばれていた。プププ
金髪でプラントヘアーだと、日本人はライオンをイメージするに違いない。
ロバート・プラントは獅子座だったな・・・・(関係ないけど)

ライオン道時代

で、アメリカに戻って、WCWからWWF(当時)に移籍。
これが99年だったので、世紀の変わり目には「Y2K」をもじって「Y2J」というニックネームをいただき、
ミレニアムの男としてちょっとブレイク。

WWEで活躍

WWEを見てますと、ジェリコは大変小さく見える。
これは他のレスラーに比べてのことで、彼とても180cmくらいはあるらしい。

しかし、考えてもみて欲しい。
アンダーティカー、ケイン、ビッグショーは2mを優に越す身長を誇っているし、
ロック様やHHHあたりでも、190cmは絶対にあるのだ。
しかもガタイもいい。
そんなかに混じると、ジェリコはとてつもなく(大袈裟ですが)小柄に見える。

ここらあたりが、婦女子の心を微妙にくすぐる、何かがあるのかも知れぬ。

秘蔵:ジェリコの結婚式

今やジェリコは(そんな実力もないのに)「初代統一世界チャンピオンだった男」「世界の王」として、大変傲慢で、イヤな男になっております。
その割に、ステフのパシリをやったりして、情けないわけです。
せこい手を使って試合に勝ったり、地位を保全したりする小悪党、
これが今のジェリコのキャラな訳です。
小悪党なので、大悪党のHHHには位負けしています。
ほのかに小者感漂う・・・実に味わい深い。

たわけ者のCM写真

味わい深いといえば、ステファニーとの関係。
ジェリコは、まるで小学生が好きな女の子をいじめるようにステフにからむ。

中の悪い二人(実は好き)

シリコンをいれた胸を馬鹿にしたり、いきなり旦那(当時:HHH)の前でキスしてみたり・・・・

だんなの前でチューと

それで怒ったHHHにボコボコにされたり、

逆上するHHH おしおきされるジェリコ

あの頃は面白かったぞ。

 

ハンマーで殴られたジェリコ

ジェリコの登場シーンと曲は、割りとかっこいい。
大袈裟な曲が鳴る中、登場時は後ろ向きで手を上げて、強そうに見せている。

ジェリコ入場

ところでY2Jの「初代統一世界王者」だが、これはなかなかにすごい称号で、消滅したWCWのチャンピオン・ベルトをWWEのと整理統合して作ったものだ。
あれは確か4人で争ったかと記憶しているが、当然誰もジェリコが勝つとは夢にも思っていなかった。

ジェリコはな、汚い手を使って、当然ストーンコールドのものになるはずだった
ベルトを強奪したんだよ!!
な、なんてひどい・・・ストーンコールドがかわいそうだ!
これでジェリコは大関から張り出し横綱くらいに地位が上がったと言われている。

ベルトを簒奪されたストーンコールド

ケインとコーヒーをかけたくらいで、シツコイ抗争をしていたくせに、

ケインに誤ってコーヒーをかけてしまう。「ヤケドはないかい?」と訊こうとして
ヤケドがケインにとって、トラウマになってることに
気づき、なんとなく笑ってしまうジェリコ。

ぶち切れたケインが逆襲。「顔のいいヤツは許せない」

とうとうこうなる

ストーンコールドのベルトを(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
思い出したらまた悔しくなった。プリプリ。

ジェリコの技について。
一番有名なのは、「ウォール・オブ・ジェリコ」というもの。
これはいわゆる「ボストン・クラブ」、「逆エビぞり」みたいなもので、かけている方も、けっこう辛そうな技である。
ジェリコは赤鬼のような、真っ赤な顔をしている。
実はこの技の名、ドイツのメタルバンド、ハロウィーンのアルバム「ウォール・オブ・ジェリコズ」から取ったものらしい。
リングネームもそこから取っている。
ジェリコは熱心なメタル・ファンなのだ。

ウォール・オブ・ジェリコ

次に「ムーン・サルト」。
跳び技で、コーナー・ポストの上から一回転して相手の上に落下。
華麗である。

ムーンサルト

実はジェリコは、「ロックの伝道師」でもあるのだ。
現役のロックシンガーで、「フォジー」なるバンドをやっている。(別に売れてはいない。)

FOZZYメンバー

音楽スタイルは当然ヘヴィ・メタルで、WWEの番組の中でたまに演奏してたりする。

ライヴ

解説者・キングが「音痴ですね。」「聴くに耐えませんね。」とか、馬鹿にしまくっていた。
最後はリック・フレアーが乱入して機材を壊された。
フォジーの演奏を見たい人はここ
http://www.fozzyrock.com/html/video.html

フォジーの悪口を言って大笑いしていた、ゴールダスト、ブッカーTとも、それを根に持って抗争。
・・・・と、いう超くだらないのもありましたね。

フォジーのバックはスタック・モジョのメンバーがやってるので、わりと演奏自体に問題はない。
調子に乗ってCDを2枚も出しているので、聴きたい人は買ってあげましょう。
ジェリコはここでは、ムーングースとか名乗っている。
内容はジューダス、メイデン、モトリー、スコーピオンズ、AC/DCなどのコピーの他、オリジナルもあるらしい。バリバリのメタルです。
コピーばっかりやんか!と思われる方。
このバンド、昔は「 FOZZY OSBOURN 」という名前だったのです。(笑)

ダンスもする

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