<NY初体験あれこれ…>

<劇場>  びっくりしたのがその数と質。

        ブロードウェイと呼ばれるのは500以上の客席数を持つもの。1500席を越える規模のものもたくさんある。巨額の
        制作費と最高の役者、スタッフを揃え、41ストリート〜53ストリートのあたりに40ちかくもあるようだが、そのほとんど
        が連日満席なのだからすごいものだ。水・土・日は2公演行なわれる。
        オフ・ブロードウェイは客席100〜499のもの。自由な発想で実験的な演目が多い。人気が出てブロードウェイに 
        進出するものもある。
        オフ・オフ・ブロードウェイはいわゆる小劇場。なんでもあり。

        これだけ色々な劇場があって、それを見に来るお客がいるという、なんとも素晴らしい環境。
        1週間くらいじゃ全然足りません。数ヶ月先までチケットが手配出来ない演目もたくさんあるのです。1ヶ月くらい滞在
        して芝居三昧の生活を送ってみたいものだ。でもお金と体力が続かないか…。 


<デリ>  デリカテッセンのこと。

        街のいたるところにある。30種類くらいのお惣菜を量り売りしてくれるところもあり、結構美味しいのだ。毎日違った
        おかずを数種類買い込み、朝と晩はホテルで食べていました。これにパンとジュースがあれば充分。イート・イン
        出来るお店もあるので便利。ちなみに、アメリカ人は濃い目の味付けが好きだそうで、和風の甘じょっぱい味もたく
        さんあります。焼きそば(のようなもの)はイマイチかな。


<バスとメトロ>  メチャメチャ便利。

        マンハッタン市内を網羅するバスとメトロは結構遅くまで、あるいは24時間走っているものもあってかなり便利です。
        1回2$だけれど、1日・7日・30日の乗り放題のカードもあるので、我々は24$で7日券を買って動き回りました。
        1方通行の道も多いので、バスを選ぶ時は気をつけて。


<タクシー>  NY名物の黄色い車。
       
派手な車です。とにかくたくさん走っているので、渋滞になるのはコイツラのせいです。でも一度もお世話にならず
        に済んでしまいました。怪しい白タクも走っているそうです。タクシーの写真入りのおみやげもいっぱいあったなあ。


<パトカー>  とにかくサイレンがうるさいよ。
       
これもたくさん走ってる。しかも、意味無くうるさい。夜中もうるさい。それぞれが勝手にサイレンを鳴らすが、鳴らし
        方のパターンがあるわけではなさそう。「こうやって警察が巡回してますよ〜ん」という警告なのだろうが、暑い時に
        はイライラするね。自分たちだってうるさくないのかね?


<太った人>  全体の8割くらいが太ってる?

        10人のうち8人が太めで、そのうち5人は超肥満。「どーしたの??」って言うくらい危なく太ってる。間違いなく食生
        活が原因だと思うよ。それがみんなピチピチの服を着てるので「すごいなあ〜」と感心する。もちろん若くても太って
        る。そんな人が劇場の狭い椅子にお尻を押し込めている姿を見るのは気の毒だ。だから、ミュージカルにはあまり
        太った人はいない。というか、行かれない。


<夕立>   結構頻繁にあるらしい。
 
        もし出かける時に晴れていても安心しちゃあいけない。傘はこの時期特に必需品だそう。だいたい19時過ぎくらいに
        降り始め、ミュージカルが終わる22時過ぎには止むので助かりましたが。ハンパじゃなく降るよ。


<多民族>  「人種のるつぼ」とはまさにこのこと。


        外国はいろいろ経験したけど、「人種のるつぼ」という表現を実感したのが今回。そして、「英語なんてほとんど通じ 
        ないジャン!」を実感もした。だって、相手が外国人なんだから、予期しないことを予期しない発音で言う。しかも、 
        大抵がぶっきらぼうなのだ。言われたほうは一瞬「??」となる。とりあえず、意思を明確に伝え、お願いする時は丁
        寧な表現の仕方をちょっと覚えておけばなんとかなると割り切る。但し、勉強した甲斐あって、ミュージカルの内容を
        理解するのには随分役立った。そうだよねえ〜。誰もが英語(米語)がちゃんと話せるとは限らないのだ。


<気候>   激しいらしい。


        到着する前日の5/29が祝日(メモリアル・デー、戦没将兵追悼記念日)だったらしい。この日を境に夏になるとのこ
        とだが、日差しは強く(サングラスを持って来い、と言われた意味がわかった)、湿度も結構高い。「北海道と同じくら
        いで〜す」なんて言葉を信用した日本人旅行者は長袖&ジャケットを羽織って汗ダクでした。しかし、バスの中や劇
        場は非常に寒い。したがって、Tシャツに長袖腕まくり、という我々のスタイルはGood。ちなみに、ミュージカルでは
        きれいな格好で行く必要はほとんどありませんでした。だって、多くが旅行者なんだし、暑いし、昼間は観光したりし
        て街をブラブラしてるわけだから。ドレス・アップしているお方は、「公演の前に素敵なレストランでお食事だったのね
        、いいわねえ〜」なんて思われちゃう。1$のペットボトルのお水は水分補給の必需品です。夏はメチャメチャ暑く、
        冬は超寒いんだそうです。お気をつけください。