Act For Original Species

Act For Chemical Species
1.HILL
2.ENEMY
3.DNA
4.AGITATOR
5.MASS GAME
6.ゲルニカ
7.Waltz
8.脳内モルヒネ
9.壊れていくこの世界で
10.パウダースノウ
11.AUTOMATION AIR
12.OVER DOSE
13.MAGNET HOLIC
14.BIRTHDAY
15.CREATURE
16.HAKEN KREUZ
17.PCYCHEDERIC LOVER
18.SUPER STORING THEORY

−Enc1−

19.Adolf
20.メディアノイド
21.自殺の理由

−Enc2−

22.SEPIA
23.蜘蛛の意図
1.メディアノイド 2.ENEMY 3.DNA 4.BLIVER 5.MASS GAME 6.ゲルニカ 7.Waltz 8.KEY WORD 9.壊れていくこの世界で 10.HOME SICK 11.AUTOMATION AIR 12.HILL 13.REBIRTHDAY 14.BIRTHDAY 15.OVER DOSE 16.HAKEN KREUZ 17.PCYCHEDERIC LOVER 18.FOLLOWER −Enc1− 19.Screen1 トリカゴ 20.鬼と桜 21.青い空の下 −Enc2− 22.蜘蛛の意図 23.HUMAN GATE 24.SUPER STORING THEORY
初日に何より感動したのはオープニング。
HILLのインストVerをBGMに地球や宇宙の映像が流れて、
それがものすごくせつなくて感動した。
その日の開場時間が本来の開演時間まで押したこととかも忘れて、
開場の空気に浸っちゃうくらいきれいだった。

うわぁーっていう、感動と期待と興奮の入り交じった声が溢れて、
広い会場が一瞬しんと静まった瞬間にドラムのカウント。
キリトの声が聞こえた瞬間沸き起こる歓声と、楽器隊の音。
素晴らしいオープニングでした。
回帰願望、みたいなのが呼び覚まされて、気付いたら目から涙が落ちていた。



初日はなゆんばと二人で見たんですが、
席が下手の10列目くらいだったんですよね。
意外とステージが近くて、花道に来るとメンバーが近いんだよ。
あんなでかい会場で、肉眼じゃ米粒かな・・・くらいに思ってたんだけど、
ナルシスの一番後ろから見たくらい(イモ粒くらいかな・・・)には見えたぜ☆
しかし、ステージが広いぶん、上手の花道はこちらからですとかなりの果てっぷりでした。


パウダースノウがシングルVerだった。
なゆんばと並んでSEPIAを聴いたのは、そういえば日武以来かも。
席も悪くなかった。
キリトが可愛い。キリトがかっこいい。
・・・そんな感じで楽しかった。

勿論、妹はSEPIAでマッチョポーズをキメていましたよ。


あー。
でもSEPIA聴いたの3年と2ヶ月ぶりだったから、
ほんとにほんとに、懐かしかった。
一番、ずっと聴いて無かった曲だと思うの。
最後に聴いた戸田では最悪の歌詞間違えを展開したキリトさんだったけど、
今回は、一瞬詰まっただけでなんとか歌いきっていたよ。
よくできました。にじゅうまる。

本当にきれいでした、SEPIA。
あの、イントロのギターの音(潤くんのほうの)が浸透していく感じ、
SEPIAって、会場をひとつの色に染め上げてくれる曲だと思った。
せつないひとときでした。
キリトが「懐かしい曲をやります・・・"SEPIA"」って言った時の声を、
すごくよく覚えてる。(あの曲紹介する時の言い方が凄く好きなのさ!)


最後一歩手前の、綺麗な夢でした。



***** ***** *****



そして、待ちに待った2日目到来。
待ちに待っていたのは4ヶ月も前から。
2日目の6連番は、ゲスト以外はワンピースで!という企画をついに決行した日。
夏から楽しみにしていたこのくだらない企画、結局大馬鹿者は3人だけでしたが(笑)
ワンピースで私達は「3年前のポーズ!」とか言いながら写真を撮り、
開場前の(開場してたけど)楽しい一時を過し・・・つつ、冷ややかな視線を浴びました。
思惑通り、ひさしぶりに痛いことが出来てすっきりした☆

この日は3年ぶりに懐かしの友人Aちゃん(笑)とも一緒にライブを見れたので楽しかった。
チケットは渡してあったので当日は席で会うことにしたんだけど、
友人Aが来た瞬間ワンピースどもが立ち上がり、
「こっちこっち〜、ひさしぶり〜。(めっちゃ笑顔。)」
・・・瞬間、友人Aは「キモい!笑」と叫んでました。


そんな感じでですね、2日目のオープニングは1曲目が案の定メディアノイドだったんですが、
3年ぶりにあのDJのぶたけ氏が登場!(笑)
そしてわらわらと出て来たドラァグクィーンどもが踊る中、
DJの紹介でメンバーが一人ずつ登場。
キリトが出て来て、そして、

「Ladies and gentleman! We are メディアノイド!」

・・・と、煽って曲がスタートしました。(変な英語・・・)
ENEMYでは、1曲目が終わった後に落としたマイクの音が出なくなり、
スタッフも暫く気付かなかったので、
キリトが仕方なく音の出ないマイクで歌い続けている姿が印象的でした・・・。
BELIVERでは、前奏でマイクスタンドの柄の部分に舌を這わせながら
一瞬のカメラ目線がモニターでアップになったのね。
その瞬間、物凄い勢いで会場が沸いておりました。

本編はあんまり抑揚の無い感じだったんだと思うんだよ・・・。
淡々としていて現代的な曲が多かったと思う。
で、2日目は特に感じたんですが、コンセプトに非常に忠実なリストだと思った。
15曲目くらいまでの流れは上手いんじゃないかと思うよ。
(ストーリーとしては13曲目迄くらいが妥当だけど。
14〜18曲目は、良くも悪くも非常にピエロらしい繋げ方だなーと思った。)
ライブ中はちょっとつまらないかも!って思ったけど、
こうやって並べて曲のイメージで通して見てみると、ひとつの流れができてると思う。
・・・が、しかし、繋げるとノリにくい曲もあるというのがファン心理ですので、
そこんとこもうちょっと考慮して・・・とは毎回思います。




↓ まとめと感想。



演出の部分では退屈しない2日間でした。
曲に関しては、期待していなかったといったら嘘になるので、
そのへんは「期待外れ」だったと思うんだけど、だけど楽しかった。
コンセプトがあったでしょう、タイトルにもついていた。
DictatorsCircusっていうイベントライブは、
過去、夏にやった2本とも私は納得出来なかったんだけど。
今回のさいたまスーパーアリーナの2日間は本当に楽しかった。
完全じゃないけど、それでいいんだと思うの。
その足りない部分、欠けてる部分って、愛しいピエロの一部だと思うのね。
そして、思い返したらわたしがピエロと向き合うきっかけになった西武ドームから
もう2年半も経っていて、あのときと比べて、私は変わった、と思いました。


納得のいかない部分があっても、
自分の中でその足りない部分を認めながら、
好きでいることの難しさ。
妥協ではなくて。
そのままのピエロを、今目の前にあるピエロを、
認め続けていくこと。

変わったのは、それが出来るようになったこと。
あれから少しずつ、バンドに対して変な夢や理想は抱かなくなった。

あの時はまだわからなかったこと。今ならはっきり言えること。
それは、ピエロが、5人が作り出した奇跡の集結だっていうこと。

私が此処に居ることも、出会った全ても、彼らからはじまった奇跡。

過去、現在、これからの可能性、
そういうのを信じながら大きな目でバンドを見られる余裕みたいな、
そんなキャパシティが自分の中にできたんだと思う。

もうあんまり、焦りはないです。
変わらないまま、変わり続けること。
私はピエロっていうバンドでそれを実践していこうと夏のツアーで思っていたけど、
たまアリはそれに対して確信抱いたような感じでした。





たまアリ終わってそう思いました。
ライブを見てというよりも、考えてみたら自分にとって区切りみたいな感じだったので、
ピエロといる時間の中で、過去の自分自身を振り返ってそう思いました。

なんとか歩き続けて、またこの場所に来れて良かった。


MCで言っていたことを全部受けて最終的に思ったことですが、
そうやって先進していく貴方には私は到底敵わないし、
だからといって、貴方達の受け売りだけで進んでいこうとは思わない。
それでも必ず、この先、私が自分で選んで歩く道は、
ピエロと重なっていると信じてる。

沢山、自分達側の話をしたキリトが、
ちょっと普通に可愛かったです。
そして、自分達がして来たことをそのまんま自信に繋げている、
ピエロがかっこいいなって思った。
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