2002/05/08・09・10 PIERROT 日本武道館
LANDSCAPE-HADES SIDE- LANDSCAPE-REAL SIDE- LANDSCAPE-HEAVEN SIDE-

1.GUILTY
2.CREATUR
3.ENEMY
4.Adolf
5.MASSGAME
6.有害の天使
7.Waltz
8.不謹慎な恋
9.パウダースノウ
10.ゲルニカ
11.FREAKS
12.ATENA
13.神経がワレタ寒い夜
14.AGITATOR
15.自殺の理由
16.FOLLOWER

−Enc1−

17.HEAVEN
18.新月
19.NOT GUILTY

−Enc2−

20.MADSKY
21.満月に照らされた最後の言葉
22.HAKEN KREUZ

1.ENEMY
2.Adolf
3.DRAMATIC NEO ANIVERSARY
4.真っ赤な花
5.有害の天使
6.KEYWORD
7.トリカゴ
8.マグネットホリック
9.脳内モルヒネ
10.イカロス
11.壊れていくこの世界で
12.REBIRTH DAY
13.NewBornBaby
14.CREATURE
15.自殺の理由
16.HEAKEN KREUZ

−Enc1−

17.HEAVEN
18.新月
19.CHILD

−Enc2−

20.ドラキュラ
21.満月に照らされた最期の言葉
22.FOLLOWER

1.HEAVEN
2.新月
3.
4.HOME SICK
5.ENEMY
6.LOVE & PEACE
7.COCOON
8.BELIAVER
9.AUTOMATION AIR
10.壊れていくこの世界で
11.OVER DOSE
12.REBIRTH DAY
13.BIRTH DAY
14.真実はシンプルで美しい(仮)
15.満月に照らされた最期の言葉
16.FOLLOWER

−Enc1−

17.鬼と桜
18.Adolf
19.HEAKEN KREUZ

−Enc2−

20.クリア・スカイ
21.自殺の理由
22.蜘蛛の意図

初日からそれぞれ、22分押し・17分押し・22分押し。 ・・・私は、もう何も書けないから。 これからは私自身のことを此処へ残していきます。 3日間の締めだったので、 此処へはやはり最終日のところで書こうと思います。 2日目なんか花道の3列目とかで、 日武な事を忘れるくらい楽しかったんですよ。




「世界を憎んでいた怪物は、朽ち果てる時、生まれてくる命を祝福しようと思いました。」

「ここにいる、ひとりひとりに歌います 『BIRTHDAY』」

確か、こんなことを言っていた。


終わってからずっとそのことについて考えていた、
真に受けたらかなり薄っぺらいものになるなぁ、なんて思いながら。

あのMCの最中でも、世界を憎み、自身に葛藤し、足掻いていた「怪物」は
キリト自身のことなんだろうと思った。
だけど、
その怪物が朽ち果てる時、同時に生まれた「新しい命」も、
おそらく彼自身なんだろう、と。

「そこにいるだけでいいから」

その願いは、新しく生まれた自信への言葉だったんですね。
なんて強いんだろう、と思った。
ライブで言うならば多分、
これからも進化していくであろう未来の「ピエロ」へ。
今新しく始まった全ての「ピエロ」へ。
そういうことなのではないかしら、と思った。


それから、アルバム「HEAVEN」を聞いた時からずっと思っていたこと。
あのアルバムを聴いた時に、言葉より何より、
アルバムでいうなら「FINALE」から現在に至る流れが物凄くよく見えてしまって、
ここが辿り着いた「結末」であることは絶対だと思った。
キリトの言葉より何より、アルバムの曲が流れた瞬間に本能的にそう思った。
このアルバム聞き終えたらひとつ何かが終わる、と。
だから、そこからまた次へいく時の不安があのアルバムを聴いた後すぐに生まれて、
チッタや日武へ行って、その不安は更に大きくなっていた。
今が最高なんじゃないか、と。
この先へ、これ以上進むことが出来るのか。

メンバー紹介のときのMCで、それでもキリトは
「HEVENは、これからまた進化していく」と、言っていた。
まだ終わらない、と。

ついでに、
「あのアルバムを作って更に確信しましたが、
本当の意味で、このメンバーでずっとやっていけると確信した。」
とかなんとかも言っていた。

・・・その、未来への確信を抱いているという彼の言葉には、
聴いた直後は別にどうでもいいっていうか、
多分最終日にはそういうことを言うだろうなーとは思っていて
感動とか別に一切してなかったんだけど
(だいたい、本当は、そんなことを言葉にする必要なんか無いと思ってる。)
それでも落ち着いて考えてみると、
多少なりとも心に不安の色を落としていた自分にとって、
あの言葉は必要だったんじゃないか、と思った。
真に受けてなんかいないし、常に。
だけど、それでもキリトは、
心の何処かで言って欲しかった言葉をきちんと言ってくれていた。



この3日間で見た景色は全て違う色をしていました。
そしてその間、私の頭は常に思考していた。
あまりにもおおきなことで、思考の域すら越えてしまうほどの何か、
それを見出して、突き詰めて、核心を見つけたいと思っていました。

そういう全てが終わって、

昨日の夜は、もうここで終わっていいとすら思った。
精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまっていて、
(BIRTHDAYを聴きながら)いつのまにか眠っていた。


だけど、今朝目が覚めた時、
自分の中の何かはきちんとまた再生していて、
当たり前の日常が自分の前に広がって、
此処で生きていく自分を目覚めた瞬間に感じた。

そういうことなんだと思った。


昨日は過去になり、思い出になり、やがて風化していく。

だけど私の中にはきちんと何かが残っていて、
それはずっとずっと進化して、続いていく。

それは、貴方達と共にずっと在る、ということ。

何よりも大切で、
何よりも私の中の一番。
ピエロは、私が生きていく世界そのものです。







復活・再生の意味、新たに生まれ落ちる時の感覚、
・・・今やっと全て思い出した。
そう、私はその感覚を知っている。
そして、
過去に朽ち果てていった自分があったことも。








「そこにいるだけでいいから」

流れ続ける大きなうねりを通り抜けて、
今やっと此所に戻ってきたような感覚。




ありがとう。 キリト。
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