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震災の避難所の課題

熊本地震の被災者が避難所で暮らす様子が毎日報道されている。
床の上に毛布だけで多くの人の中でプライバシーもない。
まだ必要な物資の配分の差、トイレ問題など見ていてとても普通の人が暮らせる状況でない。
神戸阪神大地震、東日本大震災と大地震が発生するたびに避難所の混乱の様子が報道さるが改善されるべきではないだろうか。
非常時だから仕方ない、我慢しろというのはあまりに冷たい。
一時しのぎとはいえ生活環境として憲法にある必要最低限の文化的な生活ができるようにするべきだ。
食事、物資の配給も不定期でわずかの食事を求めて行列しなければならないのも負担になるだろう。
配布方法も物資以外に、商店が空いていれば使えるフードチケットなど工夫すべきだ。
まだ熊本は地方都市で人口も首都圏にくらべれば少なく、地域のつながりがあるのでましな状況なのかもしれない。
もし首都圏で直下型大地震が発生し、数百万人の避難民が発生したらどうなるか。
都心は住民以上に会社に勤務している人も多い。
実際に先の東日本大震災では道路を埋め尽くすほどの帰宅難民が発生した。
その人たちが地域住民のための避難所に押しかけて物資の奪い合いが発生しないだろうか。
避難所の物資が殺到する人々の前に不足し食もままならず飢餓状態になる人が発生しないだろうか。
人口が集中した都心の震災の混乱は、想像すると背筋が凍る。
食料備蓄や防災用品等を用意し自助努力することが大切だろう。