経済も低迷、政治や社会もゆがんできている暗い日本。
この国で暮らす私達も、無気力で疲れている。
みんなが進むべき道を見失い、夢を描けない。複雑な人間関係、
無機質なデジタル社会の中を生きるこんな私達は、
ホッとする場所・そのまんまの自分でいられる時を探している。
シングルトーンの懐かしく澄んだ口笛の音色は、現代人の原風景。
口笛の音色に耳を澄ますとき、よどんだ<心>にポワッと暖かい風が通り抜ける。
口笛を吹くとき、メロディにのせて溜めていた"悪い気"をフーっと外に吐き出す。
道具もお金もなんにもいらない、口笛は一人の人間として裸の自分がもつ最高の楽器。
歌詞がない口笛。奏でるメロディから色んなことをイメージする。自然の情景、
昔の思い出、温かな色彩 ・・・・。無限のイメージを描ける。
自分の<心>が沈んでいたり、元気がなけりゃあ、人を励ますことも助けることもできない。
腹を抱えて笑えない。一緒に喜んだり、夢を語り合ったりなんてできない。
背中を丸めうつむいて携帯メールもいいけれど、胸をはり空を見上げてピピピー
とメロディを奏でてみよう。
口笛ふいて、明日をイキイキと生きる元気と勇気を少しでも感じてほしい。
飾らない自分のままで輝いてほしい。