NORA / Page Of 24


『成り上がる素材は十分 この場でアピれるは数分』


今回はシングルということで。NORAの名曲「Page OF 23」の続編「Page Of 24」!期待は高まるばかりですな。そんなわけでタイトル曲以外も以前の曲の続編やらリミックスやらな作品です。今回は「Smooth penetration of Bay-Funk」


さぁ〜「Page Of 24」です。前回同様Ticky"D"Tac、Jun、Neechの三人。今回はトラックもリリックもバッチリ変わっていて新曲です。
イントロやフックで鳴るギターの音最高です。トラック凝ってるなぁ〜。でも全体的にはちょっと凝りすぎっていうかいろんな音が混ざりすぎていろいろ邪魔しちゃってる気がする。左から出てくるギターの音もおもしろいし右からの「キキキン」っていう音もいいんだけど、な〜んかイマイチ響いてこないんだよなぁ。ひとつひとつの音はいいんだけど、それらが混ざりすぎて...って感じかな。
リリックは前よりはっきりしてていいな。前作でちょっとなって気になってたのはリリックだったので今回はすごいいいです。でも、やっぱり全体的に印象薄。NeechもTicky"D"Tacもいいラップしてるんだけど、なんだかなぁって感じ。相変わらずいいのJunだなぁ。特に最後のフックの後に唄うとこがすごくいい。メロディもリリックも。 そんな感じで「いい曲なんだけどなぁ」っていうちょっと残念な感じ。

二曲目は1stに収録「Too Dogg」の続編「Too Dogg U」。今回は前回のTrippinとYozeに加えてGipper、そしてゲストのDestinoが参加。ラテン系(?)なギターの音がメインなトラック。こういう感じあんまり好きじゃないなぁ、なんかNora的でもない感じするし。でもラップはかなりかっこいい。久々登場のTrippinも相変わらずすごい。Yozeも『転がす飛ばすさらにブチ壊す』ってとこのフロウがすごいかっこよくて好き。そんで次でやっぱりGipperだなぁって改めて。なんかフックとかでもGipperの部分になると違うんだよなぁ。存在感が他の人とは違うっていうか。単純に好きなだけかもしれないけど。かっこいいや。『直訳すりゃ犬過ぎ』にはやられた(笑)。Destinoはスペイン語と日本語のバイリンガルスタイルということで、英語でもない単語がポンって出てくるので意味わからないところも(笑)。『ブリリラリラリブリラリレ 常に高めて上げる腕』ってとこすごいかっこよかった。

「Puff Puff Monde All Up」。1stに収録の「パフパフ・モンデ・オールアップ」のリミックス。これまた...。ノリノリなんだけど、オリジナルは越えれてないなぁ。というかこれは明らかに前作の方がいいや。機械音ていうか打ち込み系のトラックが...原曲もそういう要素は少しあったけど今回はそれが濃くて...。

そしてボーナストラックとして「Night Rider:10/10」。なんとNora全員参加マイクリレー!トラックは今までのNoraとは雰囲気違う打ち込み系な感じのトラック。ちょっと驚いたのがTicky"D"Tacが低い声で抑えてラップしてたこと。びっくりしたけどなかなかよかったかも。相変わらずGipperはかっこいい。それだけで十分。あとはMascottBoyがすごいよかったなぁ。リズム良くてすごいかっこいい。もいっこびっくりしたのはこの人だれ?ってのが...。まだ出てない人いたんですか?それとも増えた?マスコットボーイの次の聴いたことない声低い人いるし、あと『俺がJiroだ』って言ってる人がいるけど少なくともこの人は前作には載ってなかったはず。スタイルはなんていうかNoraには珍しい正統派って感じ。なんだなんだ〜って思ってたらそのあとYozeが出てきて安心しました(笑)。
せっかくの全員参加にしてはインパクト弱めです。

それと、CD-EXTRAで「Page Of 24」のPVが収録されてます。これはすごいうれしかったな。初めて顔見れたし(笑)。唄ってる人の後ろにいた人たちもみんなNoraのメンツですよね。楽しげでいい感じ。


そんなわけで今回はちょっと全体的に「どうしたぁ?」って感じです。前回の一色トラックに応えてトラック変えてきたって感じなのかなぁ。やっぱり1stとも2ndとも雰囲気の違う、Noraらしくないかなって思うトラックが一番気になってしまって残念でした。


おまけ
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