CD Recordingの企画趣旨

 高等学校軽音楽部連盟結成4年目の'98の冬の顧問会議の席で、連盟顧問の宮本秀彦氏(HALO MUSIC主宰、元ビジュアルアーツ専門学校音響科)から、「高校生の音楽活動をライブ以外でも支援しましょう」という提案があった。ライブでの演奏力、表現力が一定の域に達したバンドに要求されるのがオリジナル曲の創作力。「この年のスプリングフェスティバルで、オリジナル曲を発表できたバンドに、ご褒美としてレコーディングに参加できる」という有難い企画が始まった。
 夏休みスタジオに一日中篭り、ヘッドフォンでモニタしながら、ガラスの向こうのエンジニアと向き合って演奏するという、ミュージシャンさながらの貴重な体験の結果、この年、シリーズ第1作目となるのオムニバスCD『HIGH SCHOOL LIVE 98』が誕生した。CD企画がきっかけとなって、軽音連の活動の『オリジナル曲のすすめ』という柱の一つが立ち上がった。
 応募バンドは年々増えつづけ、'03よりオムニバスCDのクウォリティ向上を目指して、エントリー方法をオーディションライブ形式に変更。審査に通過した(曲)バンドのみレコーディングが許されることとなり、CD企画は新たな段階へと踏み出した。
     

コーラスの収録の様子

  レコーディングブースの様子