■第49回目(2002年9月9日放送)


(『Beat Pop Generation』に乗せて)
「GLINT BEAT 桜井賢のある日、ALFEE」



「THE ALFEEの桜井賢でーす。皆さまいかがお過ごしでしょうかー? 最近ちょっとあれでしょ?こう声に張りがあるでしょ?ねっ。 ちょっとこう張りがね・・・ハリハリ?ハリーアップ?早くしろ? はい、すいません(笑)。 くっだらなかったですねぇ。自分で言っても本当に何か、脇の下がかゆくなる感じでしたもん。 ねっ。えーもう順調に皆さま、お仕事の方は進んでおりますでしょうか。 ねっ。子供達が学校に行くと、本当に世間というのは良いですよね。えぇ。 夏休みがあったりする間は、本当にあれですよね。世間が騒がしかったですもんね。 土曜日・日曜日なんつーと、お父さんも大変ですもんねぇ。 えーまっ普段でしたら、ゴルフとか行っちゃうのがねぇ。 子供達を何とかしなくちゃいけないという、家族サービスとか、本当にお疲れでしょうねぇ。 遊園地行ってね、それから海へ行って、山へ行って。で、道は当然混んでる。 運転するのはお父さん。家族はそっちのけで寝てる。 途中で、息子はおしっこだの何だ(笑)。本当にお父さんの気持ち、よく分かりますよ。 まぁでもね、あのー今度やっぱり子供の立場をね、考えると、 あのーお父さんと遊んだーとか、お母さんと何処何処行ったーなんていうのは、 一生心の思い出として残るわけじゃないですか。 最近テレビのコマーシャルでもありますよね、 「物より思い出」とか。僕は良いと思いますよ。 あのー以前からよく言ってるんですけど、何でもかんでもカメラを持って、 美しい景色、それからF1とかああいうスポーツも含めてですけども。 一生懸命、それを被写体を写真に収めると、安心するんでしょうね。 で、それを後で眺めて、「こんなの見たんだなー」っていう。 それも1つの思い出の作り方なのかもしれないけど。 僕はね、あのー写真に収めないで、自分の心に収めている方が、 えー輝いてずっと何か思い出って持っていられるような気がするんですよ。 例えばカメラで撮れなかった景色とかって、たぶんね現実を改めて見た時よりも、 えっ、もっと綺麗だったはずなんだけどなってぐらい、心の中では光輝いて残っていくもんなんですよ。 だから、なるべく、何て言うのかな。物に収めて安心するんじゃなくて、こう一生懸命遊んだりとか、良い綺麗な景色を見るとか、こうやっぱりいっぱいしてあげることは良いことですよね。 子供達にとって一生モンで御座います。 もう僕なんかねぇ、なんでそんなことを言うかって、ウチが商売やってたもんですから、 親と一緒に何処か行ったなんてことが、1度もないんですよ。 幼稚園の時は、おばあちゃんでしょ? で、おばさんね、いわゆる親父の妹さんでしたね。 幼稚園の遠足とか運動会とか。 それから小学校の頃は、もう父兄参観なんて、絶対来なかったですもんね。 お店、忙しいからってね。 ですからね、親とのそういうのが1つもないんですよ。 まぁ商売屋に生まれた人は、皆そうだと思いますけどね。 だから何かどっかでこうファザー・・・ん?ペアレンツ・コンプレックス。 そういうのが何処かにあるのかもしれませんね。 今日はちょっと前節が長くなってしまいましたけども、えー今週も最後までお付き合い下さい。」


HISTORY OF THE ALFEE

「えー今週の「HISTORY OF THE ALFEE」は、先週に引き続きまして、アルバム「For Your Love」の中から特集して参りたいと思いまーす。 先週はアルバムの4曲目の『SWEET HARD DREAMER』まで聞いていただきましたけども。 今週は、あー5曲目に収録されている『裏切りへの前奏曲(プレリュード)』。これから紹介していきたいと思いますね。 これは・・・「裏切りへの前奏曲(ぜんそうきょく)」ですよ。ねぇ。 漢字で”前奏曲”と書いて”プレリュード”という。読むわけですけども。 えーこの、んー『裏切りへの前奏曲』はですね、編曲ALFEE With 井上鑑ですね。 もうALFEE With 井上鑑ってのは、これはもう、このコーナーでは、本当にもうずぅーとこれで来ていますからね。 もう皆さんも、すぐ分かると思いますけど。この曲はですね、映画、えーこれなぁーんて読むんでしょ?「孔雀王(くじゃくおう)?」と読むんでしょうか。えぇ。 ”孔雀”っていう字が、”雀(スズメ)”っていう字にですね、”孔子”の”孔”が先にくるんで。 雀よりも、ちょっと偉いんでしょうね、きっとね。へへへ(笑)。 この映画のですね、エンディングテーマとしてですね、88年に・・・ そうですよ。 英語でボーカルだけを入れ直してますよ。そうです。私、これ入れました。はい。大変でした。 この頃はね、英語の歌はね、どうしてたんだっけなぁ。 このぉ・・・『裏切りへの前奏曲』はですね、確かね、作詞をしてくれた人が、んーっと誰だったんだろうなぁ? 確かレコーディング・スタジオに来てくれて、えー一言一言僕の歌を聞いて、 発音を全部直してくれました。はい。 最初のうちは「あぁ、なるほど、あぁそうか。そういう風に歌うのか。」 口で・・・あのーまぁいわゆる言葉を、英語の言葉を、口で会話のように喋るのと。 メロディに乗せたときの、この難しさ? これは本当に、あのー痛切に感じましたねぇ。 もうこの英語バージョンにしたの、別に僕初めてじゃなかったと思うんですが。 とにかく最初のうちは「あーそうか。あーそうか。ここでRをつけて、L・・・舌をつけなきゃ。」とか「あ、口唇をちゃんと噛まなきゃ」とか。 そっちの方ばっかり神経が行ってたんですけども。 1番大切なことってのは、何かテンポですね。 あのー喋るんでもそうなんですけども。いかにこうテンポに乗せて。 英語らしく発音よりも、むしろそちらの方をしている方が、 あのー聞きやすいようですね。アメ・・・英語を話す人から言わせると。 あのー要するに日本語もそうじゃないですか。 全部の意味をしっかりとこう把握しようというよりは、時々にちょっといい加減になることもありますけど。 そういうことも分かっ・・・解釈してくれるという。 ね、聞く方の人が。 そういうのがあるんで。1個1個の単語をはっきりとというよりは、むしろ流れるように発音するというのが、この時に私、えぇ、覚えたんですよ。なかなかねぇ、最初のうちは「はい、はい。」聞いていたんですけど。 そのうち、だんだん逆ギレしてきまして。 「しょうがないだろう!お前。俺は日本語しか喋れねぇんだから!」っていう、 そういう気分になりながら、大人気なかったですね。私ね。 えー本当に厳しかったっていうのは何か覚えてますね。 えーそしてこの「孔雀王」のサウンド・トラック・・・あぁそうですね、この英語バージョンは、 このサウンド・トラック盤にしか入っていないんですよ。えぇ。 じゃなんでそんな話をしたのかっていうと、そっちのサウンド・トラックを買えってのがあるんでしょうかね?(笑)棚瀬も色んなことを考えてますよねぇ。 えーあっ、でも駄目ですって。おそらく、このサントラは廃盤になってるって思いますって。そりゃそうだよなぁ(笑)。えー私はちなみに持っておりますけどね。 今では手に入らないということなので、この英語バージョンはまた別の機会に、お聞かせしたいと思います。 何かやらずぶったくりって感じもしますよねぇ(笑)。 言うだけ言っといてですね、聞かせないってのも、ちょっとね・・・。

そして続きまして7曲目に収録されているのが、『あなたの歌が聞こえる』・・・ですね。 『裏切りへの前奏曲』もそうなんですけど、この曲も井上さんと一緒にアレンジしている。 まぁそうですね。With井上鑑〜ですね♪ まっサウンド的にも、かなり凝った作りになってまして。 この『あなたの歌が聞こえる』は坂崎のギターがですね、通常のチューニングではないんですよ。これ。 ですから、どう弾いてるんだろう?と、皆さん思うかもしれませんが。 これは井上鑑チューニングと言いましてですね、かなり変わっています。 これはあのー井上さんが勝手に「幸ちゃん、こんな感じのチューニングでさ。こんなコードを、変な格好してるけど、こんな感じだったら弾けるんじゃないかな?」 要するにどういうことかって言うと、キーボードで作ったフレーズをギターに置き換えるのって、また違うものがあるわけですよね。 ギターらしいフレーズ、ピアノらしいフレーズというのがあるんですけど。 それを違う楽器でやったときに、どうしたら出来るだろうかって。 結局考えたのが、ギターのチューニングを変えることによって、何とか弾けるようにしたという。 まっこの辺、ワタクシがどういう風に説明しても、難しくてよく分かりませんけれども。 もしどうしても知りたい場合は、坂崎さんの放送の方に(笑)、えーファックスなりメールを送ってですね。本人から聞いていただきたいと思います。 こんな難しいことを知るか!私は。だって弦が4本しかないんですよ、私のはね。 6本はもう分かりません! そんな訳で、まず2曲。『裏切りへの前奏曲』、そして『あなたの歌が聞こえる』。 2曲続けて聞いてください。」


M1:『裏切りへの前奏曲』
M2:『あなたの歌が聞こえる』


「『裏切りへの前奏曲』、『あなたの歌が聞こえる』。2曲続けて聞いていただきました。 えー続きましてですね、8曲目に収録されていますね。『恋の炎』。 これはもうライブでは御馴染みで御座いまーす。幸ちゃんがもう前の方に行って、大変でーすって感じですね。えぇ。 桜井さんのほとんど後奏は、キーボードの前で踊ってるだけでーすみたいなですね。 「何で前に来ないんですか?」って言われるんですけど、前に行くと訳が分かんなくなっちゃうんでーす。 だって音、ぐしゃぐしゃなんですもん(笑)。 えーまぁ、これは本当に、ライブでね、いつもやっている曲で御座いますんで。 まっ何て言うんでしょうか、ハードな楽曲でいながら、何かちょっと違った何て・・・浪花節のような感じが、私にはするんですけどね。ちょっとこう入っているところが御座いますけども。

そして、最後に収録されているのが、タイトル・チューンになっていますね。『確かにFor Your Love』というですね。「For Your Love」のアルバムの最後に『確かにFor Your Love』という。なかなか凝ってますよ、しっかり。この辺からこういうことに凝り出しましたね。 やっと色んなことに気付いてきた時期なんですね(笑)。 えー坂崎のアコースティック・ギターに、高見沢のボーカルがしっとりと絡んでね。 良い感じの曲で御座います。 えー先週と今週と2週に渡ってお送りして参りました、アルバム「For Your Love」。 最後に・・・2曲続けて聞いて下さい。『恋の炎』、そして『確かにFor Your Love』。」


M3:『恋の炎』
M4:『確かにFor Your Love』


「えー先週と今週と2週に渡りましてお送りして参りました、アルバム・タイトルは「For Your Love」ですね。曲の方は、『裏切りへの前奏曲』、『あなたの歌が聞こえる』、『恋の炎』、『確かにFor Your Love』。4曲続けて・・・あ、4曲聞いていただきました。 えー「For Your Love」は今週で終わりで御座いますね。来週はまた次のアルバムを紹介して参りたいと思います。」




「ご意見・ご希望多数あると思います。メールアドレスをお知らせします。小文字!アルファベッドの小文字で「サクライ」・・・アットマーーーーク!「sakurai@sogohoso.co.jp」。お送りください!」


桜井賢の20世紀ポップス〜この1枚

「はい、先週からお送りしている「この1枚」は、クィーン! 「A NIGHT AT THE OPERA」ですね。 「オペラ座の夜」。この・・・このアルバムは本当に、クィーンを世界的にメジャーのバンドにしたアルバムだと私は思うんですけども。 あのー何が凄いかって言うと、まぁこのアルバムは、先週も言いましたけども、クィーンの4枚目、第4作目のアルバムで。1975年10月にイギリスで発売になりまして。 それからちょっとずつズレて、アメリカ・日本とたぶん発売になっていると思うんですが。 えーこの時代、75年・・・ってことは、74年が僕らがデビューした年ですから、 レコーディングをしていたのが、きっと74年ぐらいだと思いますね。 だから僕らがデビューした頃、だから28年前のレコーディング機材で、ここまでレコーディングをしているということはね、これ本当に関係者でなくてもビックリするはずですよ。 えーまぁ、その昔、ビートルズが4(フォー)チャン・・・4トラックや8トラックで アル・・・レコード作って。歌が左側か右側どっちかに片寄ってたり、ドラムがどっちかに行ってたりとか。 色んなこう・・・テクニックを使って、ステレオとしてのレコードを作る。 それも大変な技術のいったことで。 大変難しかったんだと思いますけども。それから、もの凄い勢いで、レコーディング機材というものが発達してきて。まぁ今でこそ本当にデジタル化になってますから、以前難しいとされていたことが、本当にあのー・・・簡単に出来るようになりました。 それからコンピューターを使うことによって、より正確な音作りが出来るようになってきたんですけど。 まだ74年ぐらいだったら・・・まっそれよりは良くはなってきてますよね。昔から比べたら。 でもまだまだアナログな訳ですから、えーデジカル化してない訳ですから。 コンピューターなんてのは、まだまだ使い切れていない。 その中で、これだけのサウンドをきっちり作ってきたというのはね、大変な作業だったと。 素人ながらにも思うんですよ。自分もプロとして、色んなレコーディングを何十年とやってきておりますけど、自分はプロとしてそういう場にいながらも、「この時代、こういうことまでやっていたのか!」と言う風に、 プロを驚かせるだけのテクニックを、やっぱり彼らは持っていましたね。 特にこの皆さんもご存知の『Bohemian Rhapsody』の何て言うんでしょう?ディレイですよね。 ディレイの使い方の・・・あのディレイという機械は、 みんなもギター、楽器に使ったり、色々使ってますけど。それを例えばボーカルに使うってことまでは、発想として誰でもあると思うんですけど。 そのディレイにズラした音にハモっていくとか、多重録音をそのディレイを使って、より多く倍倍の数に増やしていくとかですね。そういう発想をして、なおかつそのディレイの音に、次のメロディをまたぶち込んで、展開を作っていくとか。 その辺のテクニックは、流石フレディ・マーキュリーって凄いやつだなと思うわけですよ。 ですから、この『Bohemian Rhapsody』の中のドラマチックにきているディレイの使い方であるとか、 あの辺を、うーん、どういう風にあてたんだろうな?と。 かなりね、多重録音ももう半端じゃないと思いますね。 例えば、えー三十何チャンネルとかだったら、それを2台使ったり。まっスレーヴと言うんですけども。 2台を一緒に回してですね、で、一緒にレコーディングしていって、 もう1台に入れていくとかですね、色々あります、ピンポンって言うんですけどね、それをね。 まぁきっとね、音の質は確かに落ちていくんですけども、そうした多重録音をたぶん色々としていると思うんですよ。 ここまでびっちりハモれるというのは、たぶんフレディが相当1人で歌ってますね。 高いパートから低いパートまで、きっとね。 もう息の使い方、ブレスの仕方とかもピッタリなんでね。もう完璧だなーと私は思うんですが。 あのーつい、先日テレビで、あのーエリザベス女王・・・えーなんてたっけなぁ・・・座位50年ですよね、意味合いではね。 えーで、イギリスの方でやってまして、それを何か衛星放送で世界中に流してまして。 私もBSでそれを観ておりましたけども。 まぁポール・マッカートニーね、エンディングを飾ってましたけど。 ロッド・スチュワートが出てきたり、エリック・クラプトン。ギターね。 エルトン・ジョンは、お城か何かで1人で、ピアノを弾いて歌ってましたが。 あれは絶対別録りで、あれVTRだと思いますけども(笑)。 オジーオズボーンも出てたのもビックリしましたね。 えーかなり浮いてましたけども。ここにも、やっぱりあのー・・・クィーンのメンバー2人で。 ブライアン・メイ、ギターのブライアン・メイと、ドラムのロジャー・テイラー2人が出てきまして、クィーンのナンバーをやってました。 えーロジャー・テイラーが・・・ボーカルをやってたり、あと・・・えーっとですね、この『Bohemian Rhapsody』をね、確かこれはイギリスでやっている?・・・何だ?劇場でやってるやつだったのかなぁ? あのーオペラ・・・オペラじゃないなぁ・・・ミュージカルかな? それに出演している連中が全員出てきて、「オペラ座」をやってました。 えー『Bohemian Rhapsody』を。これ生でやるってのは凄いっすよねー。 でもやってましたね。で、ボーカルは、何かイギリス人の有名なボーカリストなんでしょうけど。 僕よく知らなかったんですけど。 彼らが何人か集まって、女性も入ったりとかして。 コーラスも全部やってましてね。素晴らしいですねー。 ライブであそこまで出来るのは、素晴らしいと思いました。 えーそれからNHKでは、以前あのー・・・テナーの・・・誰だっけなぁ?・・・何てたっけなぁ?あの人ね・・・忘れちゃいました。ごめんなさい。あとでまた思い出します。 えーこの『Bohemian Rhapsody』をテレビでもね、 コーラスの人、とにかく10何人入れて・・・そうなんですよ!そのくらい人を入れないと出来ない楽曲なんですけども。 えーそれもテレビでも、いわゆるライブでやっておりましたけども。 もうやっぱりある程度、時間が経ってくると、 人を使って何とか再現しようと・・・なかなか贅沢な話なんですけども。

そんな訳で、話ちょっと長くなってしまいましたが。 「オペラ座の夜」の中から、今週も3曲聞いていただきたいと思います。 えー私が選んだのはですね、『GOOD COMPANY』ですね。 アルバムの10曲目に入っておりますけども。 これはブライアン・メイの曲ですね。 そして2曲目が、先程からずっと言っております、『Bohemian Rhapsody』ですね。 これはフレディ・マーキュリーの作品です。 そして1番最後、3曲目は、『GOD SAVE THE QUEEN』。これはイギリスの国歌ですけども。 これをクィーンが演奏している。 僕は武道館に初めてクィーンを観に行ったときに、何故僕が行ったかというと、本当は3人で行くつもりだったんですけども。 あのー坂崎と高見沢がちょうど由紀さおりさんのバックをやってまして。 えー由紀さんのバックでギターを弾いて、その仕事が入っちゃって急に行けなくなって。 僕、代表して1人で武道館へ観に行って参りましたけども。 ちょうどこの「オペラ座の夜」、このアルバムを出した後だったと思います。 どうやるんだろうなぁ?凄く楽しみにして観てたんですけど。 出来ないところ、全部テープでやっていました。出来るところだけ、生演奏やってましたけど。 えーアンコールも全部終わって、1番最後にこの『GOD SAVE THE QUEEN』 が掛かりながら、クィーンのドラムの、いわゆる バスドラムですね。大太鼓のところに、何て言うんでしょう?白鳥の・・・このジャケットだね。 ライオンが2匹いて。 このジャケットのマークが、そのまんま太鼓に描いてあったのですが、 そこにピンが1本スコーンと当たって、この『GOD SAVE THE QUEEN』がずっと掛かってくるときに、 私、涙が出ましたー。 すげぇ、かっこいい!アンコールって、こういうことなんだなと僕思いましたね。 もう1回でいいから顔だけ見せてっていう。 そういう気持ちがアンコールなんでしょうね。 曲をやんなくていいから、もう1回顔を見せてって思わせるのって、 そういう感じにさせたんですよ。 もう2度と出て来なかったんですけど。 アンコールって、そういうものなんだよなぁ、って私も思いました。 えーそんな昔のことをちょっと思い出してしまいましたけども、『GOOD COMPANY』、『Bohemian Rhapsody』、『GOD SAVE THE QUEEN』。3曲続けて聞いて下さい。」


M5:『GOOD COMPANY』
M6:『Bohemian Rhapsody』
M7:『GOD SAVE THE QUEEN』


「クィーン「オペラ座の夜」の中から『GOOD COMPANY』、『Bohemian Rhapsody』、そして『GOD SAVE THE QUEEN』3曲続けて聞いてもらいました。えーまだまだクィーンに・・・クィーンののことに思い出から、色んなことを話足りないんですけれども。えーまた違うアルバムを、クィーン特集したいとは思います。 最後に1つ言いたかったのはですね、フレディの亡くなる前の晩に、もちろんフレディのことは全然亡くなるなんて知らなかったのですが、えーそのニュースの出る前の晩ですね。 夜中ぼぉーっと起きていながら、 何か聞きたくなったんですよ、「オペラ座の夜」が。 で、このアルバムを出して、夜中1人で聞いていて、で次の日にニュースでフレディが亡くなったと聞いて。何か寂しさが倍増しました。」




「はい、そんな訳で、早いもんですね。番組も終わりの方に近づいて参りました。 えーここでそれでは、また恒例のアルフィーのニューシングル『太陽は沈まない』聞いてください。」


M8:『太陽は沈まない』


「アルフィーのニューシングル『太陽は沈まない』を聞いていただきましたー。 ンフフフフフフフフフフ♪(<『太陽は沈まない』のメロディ)って、必ず鼻歌が出るんですよ、私。 滅多に出ないんですよ、今まで鼻歌なんてね。鼻で歌って気持ち良いか?って言われましてもね、 「鼻で笑って心で泣いて」なんて言葉もよくありますけど。 ない!って、そんなのねぇ。 えーもう皆さんは完璧でしょうね。結構、本当に何回も何回も言ってますけど、 覚えやすいんですよ、詞も。ねぇ。 1番覚え難い詞って、みなさん知ってます? 全体的には同じ詞なんだけど、ちょっとずつ違うっていう。 「は」とか「か」とか、そういうのが違うっていう、あぁ覚え難いですよねぇ。 「愛が」とか「愛は」とかね。 その「が」と「は」で意味が全く違ってくるわけでしょ? 日本語に限らずなんですけども。面白いもんですよねぇ、歌にした場合ね。 「♪決して欠けることの・・・」えっ?えっ? 「♪いつまでも沈まぬ太陽〜決して欠けることのない月〜」 普通は「つき」ですよね。「つき」?ちょっとこれイントネーション違うんです。 でも日本語の場合ね、関係ないと。 「つき」という言葉が「つき」であろうと、「つき」であろうと良い訳ですよ。 それはメロディだから。ねっ。 これ大丈夫なんですよ。でもね、広東語というのは、 上がるのと下がるのとで、意味が全く違ちゃうことがあるんですって。 だから、ウチの『メリーアン』という曲を、 アランタムという人がカバーして香港で出してたんですけども、どういう訳かメロディが上がるところが下がってたりするんですよ。でね、普通は「♪メリアーン」なのにね、「♪メリアーン」 って歌ってるんですよ。あれは、ただただメロディを間違えて覚えちゃってるんですかね?(苦笑) でもね、広東語の場合は、その1つの単語でね、「タンツゥースンガー」 そういうのがね、上がって下がるのと、落ちて上がるのとでは、意味が違ってしまうんで。 メロディを変えなきゃいけないってこともあるらしいんですよ。 まぁ御国違うとまた色んなことがあるなぁと思いました。 えーまぁ、日本語の場合は、いくつかあるかもしれませんね。 もしそんなのがあったら、見つけたら、こちらの方までメールを送っていただけたらと思います。 この発音がおかしいというのも出てくるかもしれませんけどね。 以前、NHKの紅白歌合戦に出たときに、スズキケンジさんでしたっけ? スズキケン・・・その人が司会 1人1人に会って、毎回あのー出演者全員に会ってですね、打ち合わせする・・・ 僕らもやったんですけどね。 1つ聞きたいのですが、「メリーアン」でしょうか「メリーアン」? どちらを、どういう風に紹介すれば良いのでしょうか? 「どっちでも良いですよ」と僕らは思ったんですけど。 僕らは、やっぱり「「メリーアン」って言ってるけど、歌の中で「♪メリーアン」 って言ってるもんですから、「メリーアン」って言った方が良いんですか?って。 それで一瞬悩んだことがある・・・心の中で「どっちでも良いだろ、コノヤロウ!」って 思ってましたけどね(笑)。確かにね、こだわるとそういうことになってしまうんでしょうね。 何かこだわると、また今夜寝れなくなっちゃう。んふふ(笑)。 来週まで考えてるかもしれない。皆さんも何かこう変なことを言われると、ずぅーと頭のどこかに残ってしまうことってありますよねぇ。」




(『Chaosの世界』に乗せて)
「最後まで聞いていただいて有難う御座いました。そんな訳で、今週はこれまでです。桜井賢でした。」