KIMU'sColumn

抱腹絶倒
ノンフィクションコラム

JohnnyGuitar
KimKimの
「おしょう伝説」
Vol.7



「おしょう&うじ
クイズ番組優勝伝説」


いやぁ、しかしまぁ次から次へと、常人離れしたエピソードをこのページでは紹介させて頂いておりますが、このタイトルを見て興味をそそられない人は、まずいないでしょう。

ただ今回のこの伝説に関しては、僕も全貌を把握しておりません。

本人たちに聞いても、記憶が曖昧なのです。

曖昧ながら敢えて掲載させて頂くのは、その内容があまりに魅力的だからなのです。

では、知っている限りの情報をお伝えしましょう。



彼らがその昔、大阪で「KING SIZE」なるバンドで悪名を轟かせておりました頃、飲み代を稼ぐという理由のみで、正規のライブ以外に地方巡業、いわゆる営業というやつを積極的にこなしておりましたそうです。

商店街の開店セールや体育施設のプール開き(彼らの8ビートをバックに、数百人の中高生が和気あいあいと泳ぎはしゃぐという異様な光景だったらしい)、催し会場のこけら落としなど、およそロックンロールとは無縁の聴衆に、半ば強制的に粗暴な歌を聴かせ、罵倒したあげく、ギャラだけはしっかり頂いて帰るというやつです。

とは言っても、彼らが現れ音合わせをした瞬間に、
「あの−、今日の主旨とはちょっと違うようで、本番はもう結構です。もちろんギャラは出しますんで、どうかこのままお引き取り下さい。」
なんて、主催者が青い顔して申し出てくるようなことがほとんどだったそうですが…。

おしょうに言わせると、
「あの頃は演奏せんでギャラもろて、おいしかったよなー。」
なんて懐かしんでおります。

あー恐ろし。




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