KIMU'sColumn

抱腹絶倒
ノンフィクションコラム

JohnnyGuitar
KimKimの
「おしょう伝説」
番外編 2



『危ないよォー!!』


とある真夏の昼下がり、横浜の某駅ホームにて、おしょうと僕はベンチに腰掛け電車を待っていた。

うだるような暑さの中、ふと向かいのホームに目をやると、四、五人の子供達が、線路に落ちんばかりの勢いではしゃぎ出した。

それを見るや、おしょうは何かにはじかれたようにホームぎりぎりのところまで走り寄り、ドイツのハンブルグにまで届きそうなカン高い声で叫んだ。

「危ないよォー!!」

キングオブロックンロールと呼ばれる男の背中に天使を見た。


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