KIMU'sColumn
抱腹絶倒
ノンフィクションコラム
JohnnyGuitar
KimKimの
「おしょう伝説」
Vol.14
「足立くん
〜エピソード3〜
後編」
見事な落ちっぷり!
その様子から見て『これはさすがにヤバイ、やり過ぎたか!?』と感じたおしょう達は、どう考えても無事ではないであろう足立くんはそのままに、生放送中のADさながらのすばやさで墓石セットを片付け、スタコラサッサと逃げ出しました。
墓石を抱えた異様な様相の男数人が、息を切らしながら必死で夜の街を爆走してゆく姿…
ああ、想像するのも恐ろしい!
ある程度逃げたところで、今度は苦労して作り上げた墓石をどうするかを彼らは話し合い始めました。
「この墓どないする〜?」
「やっぱりお墓は墓場にあるべきやろ!」
「そうやそうや。やっぱ墓場に返さなあかんやろ〜。」
理屈ともつかない理屈をこねくり回し、彼らはそのニセ墓セットを、なんと本物の墓場に置いて来たそうです。
お寺の人もさぞ驚いたことでしょう。
預かり知らないお墓が知らぬ間に追加されてるわけですから。
しかも段ボール製…。
帰り道、みんな口々に
「足立ってなんか縁起悪いで。なぁ?」
「ホンマ、もう関わらん方がええかもしれん。」
「アイツ、バチ当たったんちゃうか〜。」
などと悪口雑言を吐き散らし、真人間には120%通用しない納得の仕方で、何事もなかったかのように解散しました。
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