2003.09.16up  


松尾清憲ソロ・ライヴ
『SUMMER NIGHT 2003』

in 渋谷CLUB eggsite

2003.08.09(sat)


〜 JUNままレポート編 〜

〜 BBS感想編はこちらから 〜


TOPへ戻る  

開演前のみなさま。この余裕!


              <セットリスト>


1、ニーニャの店 (インスト)
2、瞳の中のラビリンス
3、Journey to your heart
4、ハロー・ミスター・シェイクスピア
5、僕等のハックルベリーフィン
6、シャングリラ(バンドバージョン) (松尾Piano)
7、愛しのロージー (松尾Piano)
8、涙はジグソーパズル (新曲)
9、君にメランコリーブルース

〜弾き語りコーナー〜
10、Tea For You〜電話 電話 電話 (松尾Piano)
11、Love So Deep (松尾Piano)

12、SUNFLOWER (新曲)
〜アカペラコーナー(?)〜
13、Graduation Day (ビーチボーイズ曲 アカペラ)

14、エスケイプ・ドライブ〜FUN FUN FUN (ホットロッド風)
15、The Music Never Dies
16、憂鬱という名の雨
17、穴の中で僕たち
18、グッバイ・ガール

アンコール1
ムーンライト ランデヴー

アンコール2
僕が蒸気のようにとろけたら (松尾Piano)




2003年8月9日土曜日。前日から台風がやってきておりまして、当日も朝から雨と強い風が。台風の進路となった各地ではかなりの被害が。新幹線や空の便も不安定な一日でした。台風のために来られなかったかたも多数いらしたようですね。(涙)
そんな嵐の真っ只中でしたが、開場の6時半ころには雨も止み、自然とコンサートへの期待が高まります。
開演予定の7時を少し過ぎた頃、メンバー&松尾さんの登場!

1曲目、聞き覚えのある曲が・・・。ギターのノイズから『瞳の中のラビリンス』のフレーズが流れ、どこかで聞いたことがある楽曲へ。CD「イバラード」『ニーニャの店』(松尾さん作曲のインスト)ではありませんかっ!そして途中から「ラビリンス」へ!!幻想的な展開!!

朝倉くんのカウントからニシイケさんのギター!あのイントロ!!(感涙) 『Journey to your heart』! ♪マーマレイド色の初マツオ(笑)♪ならぬ♪8月を♪夏の定番!小室さんが杉さんパートを熱唱。2月のファンクラブパーティーでもアコースティックセットで歌って下さったのですが、小室さん曰く「あの高音、大変なんですよねー」 ニシイケさん、見事に田上さんパートを再現して下さいました!次も期待しています!!(ファン一同)
なんと、みなさまお気づきでしょうか。マイクもBOXライブで使われていた四角い形のマイク!今回PAを担当されたMix Farm さんがご用意されたそうです!(カッコイイ!)コーフン覚めやらぬ中
松尾さん(以下松尾) 「松尾清憲ですっ!!(拍手) みなさん、よく来ましたねーー!(笑) このところ、ライブといえば”ブリティッシュな”ね、天気だったんですが台風まで呼んじゃうとはね〜。よくいらっしゃいました!こういうときに来てくれるお客さんこそね・・・(笑)ほんとに嬉しいですね。このメンバーになって2回目ですから、お互いのね、わだかまりも解けて(笑)この日を迎えました。」

『ハロー・ミスター・シェイクスピア』
『僕等のハックルベリーフィン』 立ち上がって踊りたかったです!ニシイケさんのギターも貫禄十分。本家の白井良明さんとのツインギターをぜひぜひお聞きしたい1曲です。

松尾さんPianoへ移動。
「松尾清憲BOXセット」のお話が!(初耳でしたーー!)
今日は発案の岩本さん(ストレンジ・デイズ編集長)のお誕生日とのこと。ピカデリーサーカスの橋本哲君も。(拍手)
ファーストアルバムからの曲を。
『シャングリラ』 バンドヴァージョンにて!これは、5月にゲスト出演の時にseamusをバックに演奏されたヴァージョンなのでは!? バンド形式の「シャングリラ」もカッコイイ!!
『愛しのロージー』 やっぱりフルバンドでのロージーは格別でした。ニシイケさんのギターが前に出ていて良かった!堪能させていただきました。

松尾さんがギターに持ちかえて。
松尾 「SPINからの曲をやりますよー。今日やる曲は8曲はいっている中の7番目の曲です」
『涙はジグソーパズル』(新曲)
軽快なロックンロール。今までの松尾さんの曲でありそうでなかった曲調ですよね。歌詞をじっくり聴いてみたいです。どなたの作詞なんでしょう?こんなことを考えるのもまた楽しかったりします。はやくCDが聞きたいっ!
『君にメランコリーブルース』
さすが、V.T.S!コーラスが美しい〜。松尾さんのファルセットはいつ聴いてもゾクッとします。

〜松尾清憲 弾き語りコーナー〜
シネマ同窓会(?)で話題になった小滝さんとバッタリ会ったお話のあと
松尾 「最初の曲はインド人が参加した曲でインド風にできるかなと。メドレーなんですけど、2曲とも待ちぼうけの曲なんですが。2曲目は今日やる曲の中では一番古い曲かも」
『Tea For You』〜『電話・電話・電話』
インド風イントロから始まる「Tea For You」から「電話・電話・電話」へ!きゃーーーっ!!(感涙)
シネマ以来始めて演奏されるそうです。私達も初体験。と・・・鳥肌立ちました。今度はフル・ヴァージョンで聴いてみたいです〜っ!

メンバーが登場。
松尾 「2回目ですから、お互いの誤解も解け!(笑) リハーサルも2時間オーバーとか、ちょっと練習しすぎか!?という感じなんですけど。次にやる新曲は今までにない曲調です。アルバムでは3曲目に位置している曲です」
『SUNFLOWER』
ビーチボーイズばりの美しいコーラスからはじまり、松尾さんのファルセットもあり、随所にコーラスがちりばめられた松尾さんの新境地という曲でしょうか。松尾さんだからこそできるドラマティックな展開です。ますます「SPIN」が待ち遠しいです〜っ!!
松尾 「今日やったパターンはCDとは違ったアレンジになってます。 プチ整形してますから(爆笑)。今の曲、人に聞かせるとブライアン・ウィルソン、ビーチボーイズ系の影響があるという人もいますし、アビーロードのB面のような感じがするという人もいましたね」

メンバー全員が楽器を置いてステージ中央に集合。小室さんと西村さんはビーチボーイズを意識して(?)ストライプのシャツを着てらっしゃいます。
松尾 「2回目ですからね、メンバー間の距離もだんだん縮まって(笑)。前回のビーチボーイズの「Little Saint Nick」が好評でね、今日も1曲やろうということで、私達挑戦してみようということになりました」
『Graduation Day』
ニシイケさんがちらっとギターの伴奏。5人のアカペラ。コーラスが素晴らしい!!とにかくすごい!鳥肌たってきました。声の五重奏。このハモリは歌ってるご本人も快感でしょうが、聴かせていただいている私達も恍惚状態。幸せな体験をさせていただきました。ありがとうございます!これはもう、松尾清憲&V.T.Sライブの恒例にしていただきたいものです!さすが、ビーチボーイズフリークなメンバーが集まったバンドです。日本広しといえども、メンバー全員が歌える、こんなバンドは滅多にありませんよね!鳴り止まない拍手と歓声。

各自楽器に戻って、メンバー紹介。小室さんの時だけ(笑)MCがありました。(他のみなさんもぜひ一言お願いいたしますう〜)
小室 「はい。お久しぶりです。今日は松尾先生の声の具合が、いつもは200点のところ159点というところでしょうか。声のかれ具合がいい感じじゃないですか、逆にねぇ。」(拍手〜)

松尾 「さぁ、これから後半戦に行きます。ビーチボーイズにはホットロッド風な車の曲が多いですが、松尾清憲の歌に車の曲があったんですね。しかも今日は大胆にアレンジして松尾清憲風ホットロッドナンバーに。さて、どうなるんでしょうか。いってみたいと思います!」
きゃあ。いきなりニシイケさんがあのビーチボーイズ「FUN FUN FUN」のイントロを!カッコイイ!!
『エスケイプ・ドライブ』
ビーチボーイズ風のアレンジやコーラスも楽しい〜。ハマリすぎて素晴らしすぎます!テケテケテケテケ・・・なんてフレーズもあったりなんかしちゃったりして。最後には、「FUN FUN FUN」のコーラスと演奏になっちゃいました。メンバーのみなさんも楽しそう!そんなステージを観る私達もめちゃくちゃ楽しい!!
間髪いれずに朝ちゃんのカウントから 『The Music Never Die』
セバスチャン西村さんのPianoもいい感じ〜!CDとは違った、ロックなアレンジがV.T.S風でカッコイイ!!どんなアレンジもこなしちゃうところがこのバンドの素晴らしさではないでしょうか。楽しい!
『憂鬱という名の雨』 では熱くて渋い演奏を聴かせてくれました。
そして、ギンギンに歪ませたギターが大音量で、あの曲のイントロが! 『穴の中で僕たち』で会場は総立ち。回を重ねていくごとに楽しさが増していくような、そんな演奏でした。大音量のなか、大声援、ギターソロもカッコイイー!
松尾 「それでは、最後の曲。 『グッバイ・ガール』!!」
ステージの笑顔と、客席の笑顔が交差するカイカン。まぶしい照明の中、夏の日の思い出がまたひとつ心の中に刻み込まれました。迫力のステージに大満足!
松尾 「どうもありがとう!」


アンコールの拍手の中、松尾さんが登場。
松尾 「お知らせがあったのですが、10月25日(土)小泉さんと武藤さんと一緒にやる「パリテキサス」ライブがマンダラ2であるのですが、今回は鈴木さえ子さんがゲストです。(拍手!) あのヒトあまり表に出ないのでね、楽しみです。今回、「SPIN」にさえ子さんのコーラスが2曲はいってますからね。 あと、今月の23日(土)には渋谷Bunkamuraギャラリーの井上直久さんの個展で、小室さん、朝ちゃん、ゴメス・ザ・ヒットマンのドラムの高橋さんと4人で、ミニライブをやります。無料です。それから、年末は何かと忙しくなりそうですよ」
わお!何か意味深なお言葉〜!年末、楽しみにしています!!

むむむ?なシンセPianoとリズムではじまった 『ムーンライトランデヴー』
間奏ではパワフルな朝ちゃんのドラム、2番では小室さんのボーカル、ニシイケさんのギターも炸裂!メンバーの中で一番忙しいのではないかと思われる(笑)西村セバスちゃんもシンセにピアノにと音色を変え、笑顔で音の手品師ぶりを発揮しています。V.T.Sならではの、センスある遊び心あふれるアレンジが新鮮でした!

1曲で戻られてしまったので、もう1度!!アンコールの拍手!!まだまだ帰れません!


松尾さん登場!エレピの前に。
松尾 「次はまだ決まっていませんが、早くやりたいですね。(拍手) じゃあ、最後の曲です。”ハロー・シェイクスピア”の中から 『僕が蒸気のようにとろけたら』
きゃーーこの曲がきましたか!松尾さんの力強くて(特に今回は低音で)魅力的な歌声が響きます。演奏からも熱いものを感じました。ニシイケさんのギターも響いてましたね〜。松尾さんのシャウトにうっとり。最後の曲なのですね。(涙) 熱い演奏に、私達の胸にも熱いものがこみあげてくるようでした。うっとり。そして拍手!!

客席から花束が。リボンがついた「松」のミニ盆栽もプレゼントされていました。(笑)
最後にメンバー全員がステージ前方に出てきて挨拶。客席からは鳴り止まない拍手。
松尾 「どうもありがとう!!」


台風の中を集まった人だけが体験することができた満足感。終演後のお客さん、みんないい顔していました。
ライブ後、会場の外には台風一過のすがすがしい空気が流れていました。
メンバーチェンジがあって2回目のライブでしたが、チームワークがものすごく良い!というのが観ていて伝わってきました。これぞ「バンドの音!」というのでしょうか。アレンジが楽しくて、コーラスが美しくてライブの醍醐味を体験させてもらいました。これからも楽しみです!!
松尾さん、V.T.Sメンバーのみなさん、スタッフのみなさん、お疲れ様でした!幸せな時をありがとうございました!
またすぐにでも、松尾清憲&Velvet Tea Setsのライブに逢いたいです!!(ぜひ!)


お疲れ様でした!みなさん、イイ顔されてます!(^^)
ライブ終了直後のメンバーのみなさま!お疲れ様でした!!


reported by JUNmama  
photo by MATSUOchannel  





BBS感想へ          戻る