長野 剛Go Nagano 11弦ギター/14コース・バロックリュート

 

プロフィール

 

クラヴィコード、チェンバロ、バロックリュートを用いて16世紀から18世紀の音楽様式と演奏法を研究する11弦ギター/14コース・バロックリュート奏者。独自の編曲によるバッハ作品を中心とした11弦ギター演奏によるプログラムは国内外各地で高い評価を得ている。 現在、アートライン・プロモーション主催の《朗読と音楽によるBACH物語》シリーズ、《bach plus》シリーズにて音楽監督を務め、研究の成果を発表している。

 

1991年に単身渡米。翌92年にオーガスチン財団より奨学金を得てマンハッタン音楽院に入学。1996年、特に優れたギター演奏家におくられるアンドレス・セゴヴィア賞を受賞し同校を卒業後、日本人ギタリストとして初めてジュリアード音楽院に入学、シャロン・イスビン女史に師事する。同時期にオックスフォードにあるテューレック・バッハ研究所にてバッハ音楽の研究家であり,優れた演奏家でもあるロザリン・テューレック博士にバッハ音楽の演奏法を学び,多大な影響を受ける。同音楽院在学中、ロドリーゴ作曲《アランフェス協奏曲》をニュー・アムステルダム・シンフォニー・オーケストラとニューヨークにて共演し、コンチェルト・デビューを果たす。98年、第26回アーティスツ国際オーディションにてニューヨーク・デビュー賞、ヤング・アーティスト賞をダブル受賞。同年、ジュリアード音楽院修士課程を修め卒業。翌99年、カーネギー・リサイタル・ホールにてギタリストとしては異色のプログラム《ギターで奏でるルネサンスとバロック音楽》で楽壇デビュー。2000年10月にはカザルス・ホールで11弦ギターを使用した同様のプログラムで東京デビューを果たした。

 

今までに世界各地で演奏。五大湖国際ギター音楽祭、国際ギター音楽祭(ブラジル)、アスペン音楽祭等にも出演して演奏会や公開レッスンを開催。またオーガスチン財団やオナシス財団の主催によるコンサートにも出演する。

 

現在は室内楽奏者としても活動の幅を広げており、テキサス州を拠点とするOrchestraXのシーズン・オープニング・コンサート《バロックの祭典》での協奏曲演奏、グラミー賞受賞者シャロン・イスビンとのデュオ演奏、アンサンブル・ハートレンチングでの通奏低音演奏などでも高い評価を得ている。

 

2001年から2003年までアメリカ三大音楽祭の一つとして知られるアスペン音楽祭にてギター室内楽クラスを担当した。

 

 

クリスティーナ・トラヴロプールー&長野 剛 6弦と11弦ギター・デュオ

 

6弦ギター奏者、クリスティーナ・トラヴロプールーと11弦ギター奏者、長野剛によるギターデュオ。ジュリアード音楽院在学中よりギター作品でない音楽作品をギターで演奏することに深く共感し、6弦と11弦ギターによるデュオ演奏様式を開拓し始める。その独自の編曲によるレパートリーはヴィヴァルディの協奏曲作品、バッハの鍵盤作品やコラール、ショパンのピアノ作品など多岐に渡る。2001年、カーネギー・リサイタル・ホールにて正式にデュオとして楽壇デビュー。以来、国内外各地で演奏会やマスタークラスを開催。2005年には「日本におけるドイツ年2005/2006」の文化イベント参加公演“BACH PLUS”を開催。バッハ作品を中心にドイツ・バロック音楽プログラムを演奏し好評を博す。また2006年9月には劇団俳優座特別公演「コルチャック」において舞台音楽を担当、2009年には再演を果たす。2011年は作家、毛利恒之氏の原作・脚本による劇団俳優座公演「月光の海」の舞台音楽を担当する。

 

ディスコグラフィー

長野 剛 
ミニCD“11弦ギターによるリュート・ビウエラ音楽”

 

“音域の広い11弦ギターの特質をうまく活かした演奏で、対位法形式の見事な表出やこの時代の作品に特有なディヴィジョンにみせる切れの良いメカニックなどには爽快感さえ覚える。技巧、音楽性共に一級品といえる…”

現代ギター誌

収録曲:

ルイス・デ・ナルバエス:クラロス卿の変奏曲、“牛を見張れ”の主題による変奏曲、グロリオサ・ドミナ
フランチェスコ・カバーノ・ダ・ミラノ:ファンタジー
グレゴリオ・ヒュエット:ファンタジー
ダニエル・バチェラー:ムッシュー・アルメイン

 

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artline records●ALMP-0201   1,200(税込)
December 2000  Studio N5 in NYC 録音
使用楽器:
ゲオルグ・ボリーン 1982
発売元:artline records

 

 

 

クリスティーナ・トラヴロプールー&長野 剛

6弦と11弦ギターによるショパン名曲集”

 

「もしショパンが2台のギターによるこの魅力的な演奏を聴いたら、おそらくその後は全てギターのために作曲したでしょう。かの「雨だれ」もまさにギターの絃を伝い落ちるべき音でした。」

加藤 剛
 

“ナイロン弦ギター2台によるショパン小品集。原曲の調性そのままの編曲が特徴的で、ピアノ・ファンにも違和感なく楽しめ、低弦をフルに使った(12)などでは、元来ピアノも弦楽器だったのだと納得。ギターの演奏法とショパンの音楽の相性に驚く素敵なアルバム。”

CDジャーナルより

収録曲:11の前奏曲、3つのワルツ、3つの夜想曲、5つのマズルカ

 

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artline records●ALMP-10602   ¥2,000(税込)
June 2006 ArtLine Studio N5 Tokyo 録音
使用楽器:セルジオ・アブレウ 1988年
、 田邊雅啓11弦ギター2005年
発売元:artline records

 

使用楽器      

 

11弦ギター

田邊 雅啓

Masahiro Tanabe

2005年

 

14コース・バロックリュート
アレキサンダー・バトフ 

Alexander Batov

1992年

1770年イギリス様式チェンバロ


William de Blaise  (英国)

1970年

クラヴィコード
アン・フレティッド・ダブルストラング式

Sassman

フォト・ギャラリー

     

ニューヨーク、アメリカ合衆国
ジュリアン・ブリーム

マスタークラスにて

オックスフォード、イギリス
故ロザリン・テューレック博士
テューレック・バッハ研究所にて

コロラド州、アメリカ合衆国
 2002年アスペン音楽祭
グラミー賞受賞ギタリスト
シャロン・イスビンとのデュオ演奏

アララクアラ、ブラジル
国際ギター音楽祭2003
トラヴロプールー&ナガノ・デュオ

音楽監督兼ギタリスト

パウロ・マルテリ

東京、銀座YAMAHAホール
「日本におけるドイツ2005/2006」
文化イベント参加公演 2005年12月
トラヴロプールー&ナガノ・デュオ

コロラド州、アメリカ合衆国
2001-2003年アスペン音楽祭
ギター室内楽クラス 担当

ニューヨーク、アメリカ合衆国1999年
カーネギー・リサイタル・ホール
長野剛 デビュー演奏会

ニューヨーク、アメリカ合衆国2001年
カーネギー・リサイタル・ホール
トラヴロプールー・ナガノ・デュオ
デビュー演奏会

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