第24回紅白歌合戦

1973.12/31 21:00〜23:45(165分) NHKホール

総合司会=山川 静夫アナウンサー(40)
実況=中江 陽三 アナウンサー

紅     組   白     組
水 前 寺  清 子 (28) 司会 宮 田  輝  アナウンサー(51)
和 田  ア キ 子 (24) 応援団長 三  波   伸  介
ダン 池田とニュー・プリード 演奏 小野 満とスイング・ビーバーズ 
パイプオルガンの「ふるさと」の演奏で始まった新しい紅白。
声は伴淳三郎。
オープニングトーク(21:02)
北島三郎のお父さん曰く「外は真っ白」 水前寺「暖炉は赤」等、まあいろいろあります。
審査員紹介(21:04)
高橋 洋子(女優)
生沼 スミエ(バレーボール日本代表)
棟方 志功(版画家)
村上 元三(作家)アグネス好きらしい。
京 マチ子(女優)
サトウ サンペイ(漫画家)
高田 ユリ(主婦連会長)
尾上 菊五郎(歌舞伎)
寺島 純子(女優)
北の湖(相撲)
客席審査員の皆さん(40人)
入場行進(21:06)
今年は後ろからの入場です。
優勝旗返還(21:07)
選手宣誓(21:08)
紅組/水前寺 清子  白組/宮田 輝
応援団長紹介(21:09)
オープニングショー(21:09)
フレ!フレ!紅組! フレ!フレ!白組!
氏 名
<レコード会社>
曲目
(発売日)
備考
(年間順位
/年間売上)
時刻 氏名
<レコード会社>
曲目
(発売日)
備考
(年間順位
/年間売上)
小柳 ルミ子(21
<ワーナーパイオニア>
漁火恋唄
'72.11/10
トップバッター。それなりには売れた曲だが、去年のような1位になるというような爆発力は失いつつある。
 演歌にかなり近いが何か違いがある。やはり若い人が歌うと違うのだろうか。村岡実の尺八に、スクールメイツの踊りも後ろで冴えました。
 全体的には、トップバッターとして盛り上がりにかけているような気がしたが。
21/36.4万)
←21:11
21:14→
布施 明(26
<キング>
甘い十字架
('73.7/10)
毎年全国の方々からご支援を頂いているということを言っているが、どれだけ宮田さんを応援しているかは不明だ。そんなことより、布施明の今年のパフォーマンスだが電球はやめて、青い花束を客席に投げ入れたりしていた。
こちらの方はトップバッターは慣れたものであるので、軽めに楽しく歌っていた。
(週間最高10位/通算20.1万)
いしだ あゆみ(25
<日本コロムビア>
ブルー・ライト・ヨコハマ
('68.12/25)
これを歌うのは2回目だが20年後もう一回歌う。
 だけど新曲で勝負しない人が今年は多い。ふるさとをテーマにしているからか、なんか90年代の紅白に似通ったところは多い。でも、この年の彼女に5万枚以上のヒットはないからしょうがないのかもな。
←21:17
21:20→
西郷 輝彦(26
<クラウン>
星のフラメンコ 10 フィージーではなくてフィジーだと思いますけどね。鶴岡さんのギターとにしきののトランペットに乗せての歌唱だが、わかるとは思うが2回目である。
 この人に至っては、この年100位以内に入った曲がない。
踊りは鹿島とも子と、日劇ダンシング・チームである。
森 昌子(15
<徳間>
せんせい
'72.7/1
特例で?15歳以下の出場。(第11回からは16歳以上というのも出場資格の条件だった)なんと島倉千代子が付き添ってきた。それから考えるとSPEEDは偉い、というか、時代が全然違うんだなあ。
心配した和田・佐良・水前寺が途中から一緒に歌ってあげる。やはり緊張していた感は拭えない。
 だけど今から考えると、あの髪型はありえない。
30/34.5万)
←21:23
21:25→
野口 五郎(17
<ポリドール>
君が美しすぎて
'73.7/1
こんどは北島・水原に送り出される野口。だが、こちらは2つ年上の17歳。堀越の修学旅行は一体どこに行くのだろうか。それには興味があるけど。
 しかし、別に格の違いとかがあるわけでもなし、「間違いが起こ」ったっていいじゃない。
 まあ、高校生同士なら間違いなのかもしれないけどね。相手が中学生以下だったりすると間違いの領域に入ってくるかも。
33/30.0万)
南 沙織(19
CBSソニー>
色づく町
'73.8/21
相変わらず可愛いシンシア。
今回は失恋ソングで勝負。そのことをお母さんにも言うことが出来ないということは、だんだん大人の女になってきたみたい。
でもな、いまどき19でこんな純情な心を持つ女性少ねえぞ。
サヨナラはその日の印ねなんていっているが、これはもう小学生の次元なのかもしれない。
日本も嫌な国になったものだ。
37/25.9万)
←21:27
21:29→
堺 正章(27
<日本コロムビア>
街の灯り
('73.6/25)
この年はオイルショックが起こり、自転車がちょっとしたブームになった。司会の実やたが実演して見せた。
メロディーがすばらしい。こんな感動的で歌いやすい曲はない。しかし、こんな感動的な曲なのに堺は芸に終始。最初は楽団に向かって手を振ったり、歌い終わったあと堺は街燈につかまったまま三波に引っ張られていった。
 途中ホール近くの夜景が映っていたが、オイルショックの影響か、心なしか暗く見える。踊りはポピーズ、バックコーラスはポール・アカシア。
(週間最高20位/16.8万)

江戸家 猫八 登場!(21:33)
中央区佃島の獅子頭が登場、来年を占ってもらう。
猫八亡き今となってしまっては、ニャーオーももう聞けない。
しかし、とたんに場が静まり、
伴 淳三郎 登場!(21:34)
紙を広げて「…トイレットペーパーは白砂糖は白塩も白パンツのゴム紐もまた白にして…」と
白組の勝ちみたいなことを言っていたが、どうもうさんくさい。
で、最後は猫八の手締め。

朱里 エイコ
<ワーナーパイオニア>
ジェット最終便
('73.7/10)
この歌、そんなに売れたわけではないので、なんで二年連続で出場できたのか分からない。まあ、多分これが最後の出場。このあと肝臓を害し、太ってしまう。
で、曲間になぜか沖縄からブーゲンビリア/さとうきび/桜の花が贈られた。客席には、森、南、ちあき、由紀が出て花を配った。
(週間最高61位/通算3.5万)
←21:35
21:39→
美川 憲一(27
<クラウン>
さそり座の女
('72.12/20)
新曲。星占いから題名がついたのだが、そのせいか結構若い人でもご存知。しかし意外と売れていない。なのにここまで知られた原因は何なのだろうか。
 占いが盛んになったこの年でもあるが、ペテン占い師三波伸介が登場して紅白どちらの優勝かを占う。たまたま白を引き当てたかに見えたが、何の事はない全部白だった。
(週間最高23位/通算9.7万)
和田 アキ子(23
<ビクター>
笑って許して
('70.3/25)
また歌いました。でもわりときれいな映像でよかったんじゃないすか。
 まあこの年は応援団長ということでパワーが必要となり、この曲を起用ということになったと思うのだが、2回も歌うこたないでしょ。
曲間三波から花束を贈られる。でもって、サイドの応援の「アッコー」がなぜかどんどん小さくなっていく。
(週間最高11位/19.7万)
←21:42
21:45→
橋 幸夫(30
<ビクター>
潮来笠 14 笠を持った旅人が中央から登場、しかし「乞うご期待!潮来笠」となるはずが「期」がない。それを持っていたのは月の家円鏡(現:橘家円蔵)でした。登場するなり小話を始める。しかし紅組の悪口を言うと和田に追いかけられて退散。
一方、こちらはデビュー曲。ということだかどうだか知らないが和服で歌いました。もうヒットは費えたという感じか。

中間得点発表(21:47)
まるで宇宙から舞い降りたような得点掲示板。
スネアドラムも勢いよくなり、得点ドン!
同じように上がっていったが、やや白の優勢。
20対30。

金井 克子(32
CBSソニー>
他人の関係
'73.3/21
当時はこの人は普通にしゃべっても鼻声でございました。上沼恵美子がよくまねをしていた。
 せりから上がってきた金井克子は白い帽子をかぶっていた。
 そして、ザ・フラッシャーズが後ろでコーラスを担当した。
31/30.4万)
20:49→
←20:51
フォーリーブス
<CBSソニー>
若い二人に何が起こる
('73.11/1)
長めのダンスのあとズボンを脱いで歌うはずが右からも二番目の人がズボンが脱げず引きちぎったが結局マイクを取るのが遅れてしまった。
 だけど、ついておいでと言っておきながら、夢を壊しても責任とらないというのはあまりにも無責任すぎる。
(週間最高15位/通算8.6万)
八代 亜紀(23
<テイチク>
なみだ恋
'73.2/5
地元の三軒茶屋町内会が応援に来たが、応援団長の和田がおっちゃんに「素顔見た?」と失礼な質問。元々ああいう顔なので化粧が濃く見えるらしい。
 曲は名曲。個人的には八代の中では一番好きな曲である。
 今でも新宿裏通りはこんな雰囲気が漂っている。それに引き換え、初台あたりのOLの多いこと。
19/37.2万)
21:54→
←21:57
菅原 洋一(40
<ポリドール>
今日でお別れ
('69.12/25)
前の金井の振り付けに対し交通整理をするお巡りさんと一緒だと超暴言を吐く。
 確かにそのせいか、この年は交通事故は減ったんですけどね。
 踊りは、ワールド・ダンサーズとポピーズ。
(週間最高2位/通算63.0万)
チェリッシュ
<ビクター>
てんとう虫のサンバ
'73.7/5
結婚式ソングの定番。しかし実際てんとう虫がうじゃうじゃいたら気持ち悪くてしょうがないだろう。
 この夫婦は、今でもうらやましすぎるほど仲がいい。
 曲間山本・天地あたりがチェリッシュの前にしゃしゃり出てきて下手な踊りを踊るが、あんなてんとう虫だったら5匹でも嫌だ。
24/33.5万)
22:01→
←22:04
ガロ
<日本コロムビア>
学生街の喫茶店
'72.6/20
GSの末期に出てきたグループ。この周辺の曲が爆発的に売れただけだった。このせいかどうか知らないがボーカルが後に自殺。それで、遺族に著作権の了承が取れないということもあって、98年の再放送ではカットされた。しかし、それ以外の再放送では放映されている。
3/76.2万)
麻丘 めぐみ(18
<ビクター>
わたしの彼は左きき
'73.7/5
モデル出身のアイドル。周りのモデルがみんなきつい眼をしてるのに対し彼女だけはたれ目で愛らしかった。
 そのせいだろう、ある日日本男児の80%が左利きに挑戦したそうである。 関係ないが、管理人はもともと左利きである。右に強制されてしまったが、この歌が流行っている当時に中学生ぐらいだったら意地でも左利きに治しただろうな。そのくらい可愛い女の子だが、さすがに20年後の世界でそれをしようとはおもわなかった。でも、彼女は年の割には若いですよね。
11/45.6万)
22:07→
←22:09
三善 英史
<ビクター>
円山・花町・母の町
('73.2/5)
これから何回も出場してくださいなんて言っている割にはデビュー曲「雨」を採用せず。まあこれも売れたけどちょっと可哀想かな。
 この曲は勿論フィクションではなく、実話。でも、三善のお母さんのことではないらしい。
 今はもうこの人らしい高音は出にくくなってしまったのは残念である。
(週間最高6位/20.3万)

コント55号 登場!(22:11)
今年は子供役の萩本と、お父さん役の坂上がコント。
紅白の舞台で写真を撮ろうとするが、なかなかポジションが決まらない。
お客さんにまでケチをつけたりして、最後には屈んで撮ってしまう。
で、応援。「フレーフレークーローグミー」と坂上が叫ぶが、
黒組なんかないじゃないかとど突こうとした萩本を坂上が肩透かしで転ばせて終了。

山本 リンダ(22
<キャニオン>
狙いうち
('73.2/25)
ウララ〜ウララ〜ウラウラで〜 と甲子園の応援ソングの定番だがこの歌詞の意味はなんなんだろう?
 この人は最初はウブ路線でいったが、売れなくなって下手な悪乗りが意外と受けた。でも、これも長続きはしなかった。
 踊りは、ワールド・ダンサーズ。コーラスはフラッシャーズ。
(週間最高14位/通算17.7万)
22:13→
←22:16
ぴんから兄弟
<日本コロムビア>
女のみち
'72.5/10
ハワイから最高級のレイを会場のお客様から司会の二人に送られる。
 さて、この曲は日本シングル史上(
CD含め)二位の325万枚を売った。宮史郎は今でも元気に歌っている。
 しかし、なんでまたこんな女の声と似ても似つかないような人が歌っているのにこんなに売れたのかは謎である
1/181.2万)
ザ・ピーナッツ
<キング>
ウナ・セラ・ディ東京 15 和田が凄い数の電報を持ってくる。その次に電報を読み上げる佐良が「…積雪10メートル。こんな高い雪ですよ。アッコみたいな。」という失言で一触即発状態になるが、なんとか場をおさめた。
 さて、こちらはお久しぶりの登場。しかし新曲ではなくてこれを歌うのは
3回目。で、またまた指揮は宮川泰であります。
 最後はミス東京に選ばれた3人が花束を指揮を含めた3人に贈った。
22:18→
←22:21
上条 恒彦(33
<キング>
シャンテ 深町淳のパイプオルガンの隣でマイクを持って堂々の歌唱。ラララ…のところは東京放送合唱団、スクールメイツの合唱が入る。
 この曲をシングルとして売ったかどうかは不明だが,いい曲であることは確かだから、まあ許すとするか。

中間得点発表(22:23)
今度は、紅が勢いよく上がっていったが、
白が最後に優勢。
24対26。
その後、NHKが配ったハンカチで紅白を判定するが、
三波が「白上げてください」と言えば所々に紅が混じっているし、
和田が「紅上げてください」と言えば所々に白が混じっているし、お客さん慣れてないね。
ちなみに気の弱い僕は、和田アキ子がニラミをきかしているから、紅あげちゃうだろうなあ。

アグネス・チャン(18
<ワーナーパイオニア>
ひなげしの花
'72.11/25
台湾からやってきて間もないアグネスに赤あげて!白あげて!なんていっても知らないだろうに。
 「努力AGNES」と書いて頑張れ…というのはちょっと違うかもね。一応「頑張れ」は「加油」ということになっているが。
 さて、歌に入ったら彼女は元気いっぱい。紅白の舞台をもしかして理解していないのか
2番では歌いながら手を振る余裕も。全く緊張していない。
28/32.8万)
←22:28
22:31→
郷 ひろみ(17
CBSソニー>
男の子女の子
'72.8/1
白組にも電報が来る。でも、いくらなんでも、「来年はミーも大学受験」ってありえないだろう。
 さて、当時の郷は本当に歌が下手で、しかも座ったまま全然動かずに抑揚もなかった。それから考えると猛烈な稽古をしたのだろう。但し、このときは立ってフリつきだった。
 曲的には悪くないんだけどな。
(週間最高8位/27.8万)
天地 真理(22
CBSソニー>
恋する夏の日
'73.7/1
あなた〜を待つの〜テニスコート ということで紅組から白組にボールが投げ込まれたがなぜかそのひとつが天地真理の頭に当たる。誰かの恨みでもあったのだろうか。
 今で言うテニススタイルのコスプレをして、上手から颯爽と走り出してきたが、殆ど走ったことがないということを証明するかのような走り方。「さんまのナンでもダービー」では思い切り笑わしてもらいました。
 それから、「あ、いす、るひーとの」というところでの手の出し方は、まるでギャグとしか思えません。
8/50.2万)
←22:34
(曲間↓)
22:37→
にしきの あきら(25
CBSソニー>
はじめは片想い
('73.9/1)
若いながらも4回目の出場の割には、さほど売れていない。NHK関係の番組に出ているからだろうが、こういう人ほどコメントがしづらいなあ。
 いきなり両想いっていう経験、ないなあ・・・。
(週間最高77位/通算1.3万)

林家三平&三遊亭円歌 登場!(22:36)
舞台中央から獅子舞スタイルの虎の格好で登場。
やまのあなあなあなばっかりの円歌と、
どうもすみませんばっかりの三平、まあいい勝負なのかも。

由紀 さおり
<東芝
EMI
恋文
('73.8/20)
レコード大賞の最優秀歌唱賞受賞。画面は、由紀以外のところはボケているが、決してモザイクをかけているわけではない。雰囲気を出しているだけだね。
しかし恋文を読んだあと燃やしてくれとお願いするとはダイオキシンの問題もあるしけしからん。
 ところで、このとしは、ルームライトという曲も売れているが、管理人はこちらの方が好きである。
(週間最高32位/12.1万)
←22:39
22:43→
鶴岡 雅義と東京ロマンチカ
<テイチク>
君は心の妻だから
('69.3/5)
鶴岡正義が由紀の「朝に夕にあなたさまをお慕い申し候」に対抗しようと「僕は家にいそうろう」とギャグを飛ばすが全く受けなかった。
 まあ、鶴岡の「ソウロウ」は弱いので三条さんの「ソロ」にまかせましょうと、まあこういうわけで。
 なんかいろんな意味で書いているのが恥ずかしくなってしまった。
 三条さん格好いい!!!!!
(週間最高5位/55.1万)

お笑いオンステージのメンバー 登場!(22:46)
まずは「減点パパ」より、アシスタントの佐藤文子と草薙優子が登場。
その次に、青空球児・好児が登場。紅白二個の玉を入れ、出てきた方が勝ちというものだったが、出てきたのは青い玉。
その次は、藤村有弘が登場、各国首脳からの電報を読み上げるが、
この人の言語の真似はタモリ以上にうまかった。
中国:「…イタダキワンタンメン」 ソ連:「…ボリショイノヤッコラショイノショイ」
フランス「…カレハヨ〜…」 イタリア「…トルナラトッテミ〜ロ」
そして最後に一同の口上。
東八郎、伊東四朗、黒沢良、西川ひかる、なべおさみ、玉川良一がやったが、どうもハチャメチャだった。

欧陽 菲菲(24
<東芝
EMI
恋の十字路
('73.4/5)
さほど有名ではないが、これも名曲である。音圧があり、パンチが効く彼女ならではの歌だろう。とくに最後の「恋、恋、I want to love tonaight」というのは痺れますね。でも、これ以降彼女はしばらくヒットに恵まれない。
(週間最高9位/通算20.0万)
←22:49
22:53→
沢田 研二(25
<ポリドール>
危険な二人
'73.4/21
高橋洋子も待ち焦がれたジュリーの登場。
日本歌謡大賞受賞曲。世間を気にするお姉さんってもしや柴田アナ(
NTV)では…松坂クンの場合。
 でも、経験はないのに年上の女性との恋というのは、なんかドキドキするな。
 アルバイト先の飲み会で、たまたま隣に座った社員が結婚していたので、他の社員から「学生と人妻だ」と言われたことがあるが、図らずもドキドキしてしまった。
5/61.9万)
佐良 直美(29
<ビクター>
世界は二人のために
('67.5/15)
来年こそは、自分たちのために歌おうななんていて30年、未だ結婚していない佐良。
なんと二番と三番の間で宮田輝とアグネスが結婚式をしてしまった。多分アグネスは嫌がることが出来なかったんだろうと思う。可愛そうに。俺が変わってやりたいぐらいだった。
 え?だめ?
(週間最高2位/通算19.1万)
 ←23:55
23:58→
フランク永井
<ビクター>
有楽町で逢いましょう 17 今月ホールインワンを達成したということで上機嫌のフランク。
「そごう」のイメージソングだったのに
2000年破綻。で、それを丸井が買い取ったって話だったけどど、大丈夫なんでしょうかね。
実は
16年も前の歌だが紅白では一回も歌っていなかった。曲自体はいい曲ですよ。
青江 美奈(24
<ビクター>
長崎ブルース
('68.7/5)
ああ〜〜〜あ〜〜〜なが〜さきの〜〜〜 実は昭和43年の曲。
 これも名曲ですよね。途中で佐賀県有明の林さんのお宅が映るが、今じゃ有明は違うことで有名になってしまいました。
(週間最高
2/通算売上76.7万)
←23:01
23:03→
森 進一(26
<ビクター>
冬の旅
'73.10/5
わりと近い時期の新曲のため、この年の売上には出てこないが、'73.12/17付けのランクで2週連続6位。
 これも名曲。凄すぎるくらいのオーバーアクションで魅せてくれる。
 だけど、なんでこんなにアクションをオーバーにさせたのだろうか。
'74 23/34.6万)

中間得点発表(23:06)
今度は、白の勢いが止まって、
紅が最後に優勢。
27対23。

紫綬褒章特別歌唱: 渡辺 はま子 「桑港のチャイナタウン」

←23:09
23:11→

紫綬褒章特別歌唱: 藤山 一郎 「長崎の鐘」
パイプオルガン演奏:古関裕而

虎年生まれ大集合(23:13)
次年度の干支、トラ。そのトラ年生まれのかたがたが集合。
それだけ。
その後、紅組がトラの赤ちゃんを持ってくる。

水前寺 清子(28
<クラウン>
いっぽんどっこの唄 これを歌うのは2回目だけどいいねえ。チーターは。あいかわらずのすごい声援。トラよりもチーターなんつっちゃってね。
 大体あの方たちの声援はトラよりもうるさいね、なんておっととっと失礼。
←23:15
23:17→
三波 春夫(50 大利根無情 16 まあ騒音公害もありますが、それも中庸で行きましょう。
 さて、これも歌うのは
2回目。でも、「ゆかねばならぬのだ〜〜〜〜!」は年を追うごとに凄みを増している。
ちあき なおみ(25
<日本コロムビア>
夜間飛行
('73.6/25)
名曲。その一言に尽きる。
  作曲者の中村は、「喝采」の偉大さを、1年間忘れることが出来なかったそうである。
 そんななか、この名曲を作曲をした中村は、天才である。
 こういった曲が最近出てこないのは悲しいな。酒が似合わない歌謡曲。
(週間最高15位/通算13.3万)
←23:20
23:23→
五木 ひろし(25
<徳間>
ふるさと
'73.7/15
なんとレコ大受賞曲ではなくこれ。売上はこっちの方が上だっただけにNHKも当てが外れたか。
 まあ、それでもいいだろう。差別化を図っていくのは悪いことじゃないからね。
 曲間、水原から花輪をもらう。
44/23.9万)
都 はるみ(25
<日本コロムビア>
涙の連絡船 お決まりの「ふじ」からの電報が来る。白い氷を砕いてオレンジ色のふじが行く、なんてよく言ったセリフである。
名曲ではあるが歌うのは
2回目。石川さゆりが出てくるまでは、連絡線といえばこの歌であった。
 さて、この年は彼女にオリコン100位以内にはいるヒットはなかった。
←23:27
22:30→
水原 弘(37
<東芝EMI>
君こそ我が命 10 歌う前に子供が「お嫁に行くんだね」を歌うテープを聞かせられ、とたんにデレデレする水原である。「なんで僕だけ子供が出てくるんですか」というが、理由は簡単である。水原がとっても子煩悩と,この頃世間で言われていたからである。
 さて、彼はこれを最後に紅白から引退。すでに肝臓の調子が思わしくなく
5年後、肝臓ガンにより、42歳でこの世を去る。
島倉 千代子(36
<日本コロムビア>
からたち日記 17 美空亡き後は私よ、と島倉が君臨。そこそこには盛り上がりを見せる。
 しかし歌は古い曲。36にもなって、さようなら…初恋なんて言われたくないな。
 まあ、トリなんてそうそう戴けるものじゃないからいいのかもしれないが。
←22:34
23:37→
北島 三郎(37
<クラウン>
帰ろかな 11 2年連続トリ。かえろかな〜かえるのよそうかな〜というフレーズは当時故郷を見つめなおそうという風潮が高かったことがうかがえる。なんか、この年のテーマみたいな故郷というものを改めて感じさせるものとなった。
 この曲が、宮田アナ最後の紅白での曲紹介となってしまった。「最後にいい歌をお聞きいただきましょう」が最後のセリフだった。
最終結果発表(23:41)
スネアが鳴って得点ドン!!!
白がこのまま上がるかと思われましたが、
紅の勝ちでございました。
26 対 24
優勝旗授与(23:42)

坂本朝一大会委員長から水前寺清子に優勝旗が渡された。

 優  勝     紅  組 (13勝11敗)